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2018年8月

2018年8月31日 (金)

コスモス寺花だより 8・31

 

いよいよ8月最終日を迎えました。今年の8月は今までにない暑さと少雨、そして台風の多い月でした。今も21号が西日本をうかがっています。

普段なら台風は来てほしくないのですが、今年ばかりは近づいて雨を降らせてほしいです。

昨日の気象庁の発表では、9月の残暑は当初の予想に反して厳しくないそうです。逆に秋らしい涼しさがあるとのこと。

コスモスにとっては朗報です。あとは台風被害が出ないことを祈ります。

 

〔いま咲いている花〕

〇コスモス:≪ちらほら咲き≫

コスモスの草丈は50センチ程度ですが、何種類かはつぼみをつけたり、花が咲いているのもあります。

〇百日紅(さるすべり):≪見ごろ≫

〇ひつじ草:≪見ごろ≫猛暑の間はお休みしていたのが、秋に向けて復活しました。

〇秋海棠(しゅうかいどう):≪見ごろ≫ 台風の雨で復活です。

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

〔季節の名句〕

 

「秋なれや 木の間木の間の 空の色」也有

 

〔お知らせ〕

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、昨年9月より、県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:

本年922日より114日までのコスモス開花期の間、参詣者駐車場の維持運営のため、駐車場の有料化を実施いたします。

 

(駐車時間2時間まで500円、

時間超過は追加500円を申し受けます)

 

なお、開門9時、閉門は午後5時ですので時間厳守でお願いいたします。

 

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1062

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆因茲窮未来際。卜七日七夜氏光陰。賁瑜伽瑜祇之談場。令一結本末衆。昼夜不退之神呪。自開自始。至結願終。温座修連之時時大法。土砂納壇座々加持。其                                                                                                                                                                                                                                                                      利益不可勝計。此真言功力。言善無畏三蔵大日経疏中浅深重々四重釈。不思儀法師第七巻疏如是。】

 

〔茲に因りて未来際を窮め、七日七夜の光陰を卜して、瑜伽瑜祇(ゆがゆぎ①)の壇場を賁(かざ)り、本末の衆(②)を一結せしめ、昼夜不退の神呪を開白より始め、結願に至りて終る。温座修連(練ヵ)の時時の大法、土砂納壇座座の加持はその利益は勝計(しょうけい)すべからず(③)。此の真言の功力(くりき④)を言うは、善無畏三蔵(ぜんむいさんぞう⑤)の大日経疏中の浅深重々四重釈、不思儀法師第七巻疏に是の如し。〕

 

 瑜伽瑜祇=金剛峯楼閣一切瑜伽瑜祇経に説かれる金剛界の蘇悉地法。

 本末の衆=本山末寺の衆僧。

 勝計すべからず=数えきれない。

 功力=修行によって得た力。功徳の力。

 善無畏三蔵=真言宗八祖の第五。中国に本格的に密教を伝えた最初の人。(六三七-七三五)。

(つづく)

 

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2018年8月29日 (水)

コスモス寺花だより 8・29

 

昨日の夕方すこし前、珍しく雨が降りました。10分程度の雨でしたから雨量はごくわずか。それでも夕方の水やりはお休みできました。一回のお休みで体はすごく楽です。秋に備えて休養も大事ですね。

 

〔いま咲いている花〕

〇コスモス:≪ちらほら咲き≫

8月のコスモスは珍しいですが、秋咲きのコスモスで早い種類が少し咲き出しています。朱色の花を咲かせているのはディアボロというサルフレアス種(黄花コスモス)です。赤白ピンクのおなじみの花は「美色混合」という名の昔なつかしいコスモスです。

 

〇百日紅(さるすべり):≪見ごろ≫

〇ひつじ草:≪見ごろ≫猛暑の間はお休みしていたのが、秋に向けて復活しました。

〇秋海棠(しゅうかいどう):≪見ごろ≫ 台風の雨で復活です。

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

 

今、コスモスの苗を育て、境内に植える作業をしています。あちらこちらを耕していますので庭が見苦しくなっているかもしれません。秋に向けての準備段階ですからご容赦ください。

 

・冬:水仙(12月~2月)

 

〔季節の名句〕

 

「漣(さざなみ)の 吸ひ込まれゆく 未草」西村和子

 

〔お知らせ〕

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、昨年9月より、県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:

本年922日より114日までのコスモス開花期の間、参詣者駐車場の維持運営のため、駐車場の有料化を実施いたします。

 

(駐車時間2時間まで500円、

時間超過は追加500円を申し受けます)

 

なお、開門9時、閉門は午後5時ですので時間厳守でお願いいたします。

 

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1061

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【抑大会光明真言者。文永元年之始行。思円上人誓約云。且当寺之大檀那。為期再会於浄仏道。且六道四生皆是劫々父母鉄囲砂界。莫不世々明(朋)友。思彼楚痛。為我殷憂。】

 

〔そもそも大会光明真言は、文永元年の始行。思円上人の誓約に云う。且つは当寺の大檀那(①)、再会を淨仏道に期さんが為、且つは六道四生(ろくどうししょう②)は皆是れ劫々(こうごう③)の父母、鉄囲砂界(てっちしゃかい④)は世々(せぜ⑤)の明(朋ヵ)友ならざるはなし。彼の楚痛(そつう⑥)を思い、我が殷憂(いんゆう⑦)と為す。〕

 

 当寺の大檀那=西大寺を創建された称徳天皇。

 六道四生=六道は衆生が生前の業因によって生死を繰り返す六つの迷いのせかい。地獄・柿・畜生・アシュラ・人間・天井。四生は生物をその生まれ方で分類。体制・乱声・失政・化成。

 劫劫=きわめて長い時間。

 鉄囲沙界=須弥山を囲む九山八海(くせんはっかい)の一つで最も外側の鉄       でできた山を鉄囲山という。沙界はインドの恒河(ガンジス)にある砂の無量無数なように、宇宙にちらばっている多くの世界

 世々=多くの世。代々。「せせ」とも。

 楚痛=いたみ苦しむこと。「楚」も痛むこと。

 殷憂=大きな憂い、悲しみ。

 

(つづく)

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2018年8月28日 (火)

コスモス寺花だより 8・28

 

 

〔いま咲いている花〕

〇コスモス:≪ちらほら咲き≫

8月のコスモスは珍しいですが、秋咲きのコスモスで早い種類が少し咲き出しています。朱色の花を咲かせているのはディアボロというサルフレアス種(黄花コスモス)です。赤白ピンクのおなじみの花は「美色混合」という名の昔なつかしいコスモスです。

 

〇百日紅(さるすべり):≪見ごろ≫

〇ひつじ草:≪見ごろ≫猛暑の間はお休みしていたのが、秋に向けて復活しました。

〇秋海棠(しゅうかいどう):≪見ごろ≫ 台風の雨で復活です。

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

 

今、コスモスの苗を育て、境内に植える作業をしています。あちらこちらを耕していますので庭が見苦しくなっているかもしれません。秋に向けての準備段階ですからご容赦ください。

 

・冬:水仙(12月~2月)

 

〔季節の名句〕

 

「うなだれて 花恋ふ花よ 秋海棠」渡辺水巴

 

〔お知らせ〕

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、昨年9月より、県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:

本年922日より114日までのコスモス開花期の間、参詣者駐車場の維持運営のため、駐車場の有料化を実施いたします。

 

(駐車時間2時間まで500円、

時間超過は追加500円を申し受けます)

 

なお、開門9時、閉門は午後5時ですので時間厳守でお願いいたします。

 

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1061

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【誠続仏法寿命。是以九十年之化儀者。弾四八相妙果。遂熟思其遺跡。更匪直人。故贈寵輝。冝加崇飾。故号興正菩薩。贈号如此被下。彼上人。釈迦文殊両聖化身。春日五社之第一之御殿〈云云〉。】

 

〔誠に仏法の寿命を続けん。是を以って九十年の化儀は、四八相(しはっそう①)の妙果を弾ず。遂につらつら其の遺跡を思うに、更に直人(ただびと)に匪(あら)ず。故に寵輝(ちょうき②)を贈り、宜しく崇飾(すうしょく③)を加う。故に興正菩薩と号す。贈号はかくの如く下される。彼の上人は、釈迦文殊両聖の化身、春日五社の第一の御殿(④)〈云云〉。〕

 

 四八相=仏陀の瑞相である三十二相。

 寵輝=はえある輝き。栄誉。

 崇飾=尊び飾ること。立派にかざること。

第一の御殿=祭神はタケミカヅチ、本地

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2018年8月27日 (月)

コスモス寺花だより 8・27

 

昨日は美咲会の奉仕作業があり、15名程度の常連の方々が汗を流して、秋のコスモスを美しく咲かせるための様々な作業をしていただきました。とくに駐車場で苗づくりをしているプランター苗床を、役目を終えた半分ほど、といっても400鉢もありますが、を片付けて、さらに大量の遮光ネットや防草シートをたたんでいただきました。この作業は私たち寺のものがやれば一週間はかかるところでした。本当に助かりました、有難うございます。

その後は、秘仏公開の会場となる宝蔵堂の前で伸び放題の雑草抜きをしてくださり、いつでもお堂を開扉できそうなほどにきれいになりました。

真夏の暑い暑い中でのご奉仕作業、尊いおこないでした、有難うございました。

 

〔いま咲いている花〕

〇コスモス:≪ちらほら咲き≫

8月のコスモスは珍しいですが、秋咲きのコスモスで早い種類が少し咲き出しています。朱色の花を咲かせているのはディアボロというサルフレアス種(黄花コスモス)です。赤白ピンクのおなじみの花は「美色混合」という名の昔なつかしいコスモスです。

 

〇百日紅(さるすべり):≪見ごろ≫

〇ひつじ草:≪見ごろ≫猛暑の間はお休みしていたのが、秋に向けて復活しました。

〇秋海棠(しゅうかいどう):≪見ごろ≫ 台風の雨で復活です。

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

 

今、コスモスの苗を育て、境内に植える作業をしています。あちらこちらを耕していますので庭が見苦しくなっているかもしれません。秋に向けての準備段階ですからご容赦ください。

 

・冬:水仙(12月~2月)

 

〔季節の名句〕

 

「うなだれて 花恋ふ花よ 秋海棠」渡辺水巴

 

〔お知らせ〕

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、昨年9月より、県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:

本年922日より10月末までのコスモス開花期の間、参詣者駐車場の維持運営のため、駐車場の有料化を実施いたします。

 

(駐車時間2時間まで500円、

時間超過は追加500円を申し受けます)

 

なお、開門9時、閉門は午後5時ですので時間厳守でお願いいたします。

 

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1061

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【誠続仏法寿命。是以九十年之化儀者。弾四八相妙果。遂熟思其遺跡。更匪直人。故贈寵輝。冝加崇飾。故号興正菩薩。贈号如此被下。彼上人。釈迦文殊両聖化身。春日五社之第一之御殿〈云云〉。】

 

〔誠に仏法の寿命を続けん。是を以って九十年の化儀は、四八相(しはっそう①)の妙果を弾ず。遂につらつら其の遺跡を思うに、更に直人(ただびと)に匪(あら)ず。故に寵輝(ちょうき②)を贈り、宜しく崇飾(すうしょく③)を加う。故に興正菩薩と号す。贈号はかくの如く下される。彼の上人は、釈迦文殊両聖の化身、春日五社の第一の御殿(④)〈云云〉。〕

 

 四八相=仏陀の瑞相である三十二相。

 寵輝=はえある輝き。栄誉。

 崇飾=尊び飾ること。立派にかざること。

 第一の御殿=祭神はタケミカヅチ、本地仏は不空羂索観音。

 

(つづく)

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2018年8月26日 (日)

コスモス寺花だより 8・26

 

本日はボランティア作業をしてくださる「美咲会」の8月例会です。夏場は暑いので朝の8時頃から始めていただきます。

 

〔いま咲いている花〕

〇コスモス:≪ちらほら咲き≫

8月のコスモスは珍しいですが、秋咲きのコスモスで早い種類が少し咲き出しています。朱色の花を咲かせているのはディアボロというサルフレアス種(黄花コスモス)です。赤白ピンクのおなじみの花は「美色混合」という名の昔なつかしいコスモスです。

 

〇百日紅(さるすべり):≪見ごろ≫

〇ひつじ草:≪見ごろ≫猛暑の間はお休みしていたのが、秋に向けて復活しました。

〇秋海棠(しゅうかいどう):≪見ごろ≫ 台風の雨で復活です。

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

 

今、コスモスの苗を育て、境内に植える作業をしています。あちらこちらを耕していますので庭が見苦しくなっているかもしれません。秋に向けての準備段階ですからご容赦ください。

 

・冬:水仙(12月~2月)

 

〔季節の名句〕

 

「花伏して 柄に朝日さす 秋海棠」原石鼎

 

〔お知らせ〕

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、昨年9月より、県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:

本年922日より10月末までのコスモス開花期の間、参詣者駐車場の維持運営のため、駐車場の有料化を実施いたします。

 

(駐車時間2時間まで500円、

時間超過は追加500円を申し受けます)

 

なお、開門9時、閉門は午後5時ですので時間厳守でお願いいたします。

 

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1060

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【正安二年。持明院御宇。忝預菩薩勅号。其文云。伝灯大法師位叡尊者。一天四海大導師。濁世末代生身仏也。済度衆生為己任。大悲闡提為我願。仍王侯脇士之帰智行也。皆約現当値遇。勇猛精進之住堅固也。】

 

〔正安二年、持明院の御宇(じみょういんのぎょう①)、忝(かたじけな)くも菩薩の勅号に預かる。その文に云う。伝灯大法師位(でんとうだいほっしい②)叡尊は、一天四海の大導師、濁世末代の生身仏なり。済度衆生を己が任と為し、大悲闡提(だいひせんだい③)を我が願と為す。すなわち王侯脇(卿ヵ)士の智行に帰するや、皆現当(げんとう④)の値遇を約す。勇猛精進の住い堅固なり。〕

 

 持明院の御宇=当時は大覚寺統と持明院統が交互に天皇位を継いでいた。興正菩薩号は持明院統の後伏見天皇が勅諡されたことをいう。

 伝灯大法師位=奈良時代に置かれた僧の位階の一つ。四位九階の僧位の最高位。

 大悲闡提=菩薩は大慈悲心により一切衆生を済度するまでは成仏しないことをいう。

 現当=現在と未来。現世と来世。

(つづく)

 

 

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2018年8月25日 (土)

コスモス寺花だより 8・25

 

本日は真言律宗の祖、叡尊興正菩薩の御忌日です。本山西大寺では夕刻法要と奥の院墓参があり、菩薩の大五輪塔がろうそくの灯火で照らし出されます。

また、当寺では御本尊文殊菩薩様のご縁日法要がありますが、今月は施餓鬼塔婆供養があります。午後1時半より。

 

〔いま咲いている花〕

〇コスモス:≪ちらほら咲き≫

8月のコスモスは珍しいですが、秋咲きのコスモスで早い種類が少し咲き出しています。朱色の花を咲かせているのはディアボロというサルフレアス種(黄花コスモス)です。赤白ピンクのおなじみの花は「美色混合」という名の昔なつかしいコスモスです。

 

〇百日紅(さるすべり):≪見ごろ≫

〇ひつじ草:≪見ごろ≫猛暑の間はお休みしていたのが、秋に向けて復活しました。

〇秋海棠(しゅうかいどう):≪見ごろ≫ 台風の雨で復活です。

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

 

今、コスモスの苗を育て、境内に植える作業をしています。あちらこちらを耕していますので庭が見苦しくなっているかもしれません。秋に向けての準備段階ですからご容赦ください。

 

・冬:水仙(12月~2月)

 

〔季節の名句〕

 

「花伏して 柄に朝日さす 秋海棠」原石鼎

 

〔お知らせ〕

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、昨年9月より、県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:

本年922日より10月末までのコスモス開花期の間、参詣者駐車場の維持運営のため、駐車場の有料化を実施いたします。

 

(駐車時間2時間まで500円、

時間超過は追加500円を申し受けます)

 

なお、開門9時、閉門は午後5時ですので時間厳守でお願いいたします。

 

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1059

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【自鏑目出光。如電響。同幡三流指西飛行。即時異賊破滅畢。右鏑矢者。上人御所持之愛染明王之御矢也。思円御誓願云。来生我成異国太子。異賊襲来之難可止〈云云〉。】

 

〔鏑目より光を出だし、雷響の如し。同じく幡三流(はたみながれ①)、西を指して飛行す。即時に異賊破滅し畢る。右の鏑矢は上人ご所持の愛染明王の御矢なり。思圓(しえん②)御誓願に云う。来生に我異国の太子と成り、異国襲来の難を止むべし〈云々〉〕。

 

 幡三流=白い旗にはそれぞれ、「妙法蓮華経」、「大般涅槃経」、「唯識三十頌」の五字が書かれ、金の光を放っていたという。

 思圓=興正菩薩は思圓房叡尊が仮名(房名)と実名(法名)。

(つづく)

 

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2018年8月24日 (金)

コスモス寺花だより 8・24

 

台風は昨夜9時ごろ徳島に上陸し、兵庫県を通り抜けて日本海へ出ました。奈良では吉野郡の山岳地帯は早くから相当な風雨だったようですが、北部の盆地では真夜中になって、本格的に雨風が強まり風の音がすさまじい音をたてていました。

雨量がどの程度あったのかわかりませんが、旱を解消させるに十分でした。

早くから干上がっていた当寺の井戸も回復したことでしょう。

コスモスは幸いにも背丈が低いので全く風の影響は受けていません。逆に雨で生き返ったようです。葉が青々と茂っています。

苗の植付けは8割がた終わっていたので、これからは日照りで枯れたところを捕植します。

コスモスはこの雨を出発点として秋へ向かい、美しい花を咲かせてくれるでしょう。

 

〔いま咲いている花〕

〇コスモス:≪ちらほら咲き≫

8月のコスモスは珍しいですが、秋咲きのコスモスで早い種類が少し咲き出しています。朱色の花を咲かせているのはディアボロというサルフレアス種(黄花コスモス)です。赤白ピンクのおなじみの花は「美色混合」という名の昔なつかしいコスモスです。

 

〇百日紅(さるすべり):≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

 

今、コスモスの苗を育て、境内に植える作業をしています。あちらこちらを耕していますので庭が見苦しくなっているかもしれません。秋に向けての準備段階ですからご容赦ください。

 

・冬:水仙(12月~2月)

 

〔季節の名句〕

 

「野分の灯 一つに寄りし 母子かな」長谷川かな女

 

〔お知らせ〕

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、昨年9月より、県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:

本年922日より10月末までのコスモス開花期の間、参詣者駐車場の維持運営のため、駐車場の有料化を実施いたします。

 

(駐車時間2時間まで500円、

時間超過は追加500円を申し受けます)

 

なお、開門9時、閉門は午後5時ですので時間厳守でお願いいたします。

 

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1058

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【然弘安四年七月廿日。為異賊降伏御祈祷後宇多院勅使光泰卿至当寺。下向及再三。然先師上人。男山八幡宮在参籠七日七夜。搆七壇。伴僧七百人。抽精誠処。七日〈八日朔日也〉満夜之戌刻。八幡宮玉殿振動。而放鏑箭。】

 

〔然れば弘安四年七月廿日、異賊降伏の御祈祷の為、後宇多院の勅使光泰卿、当寺に至り、下向は再三に及ぶ。然れば先師上人、男山八幡宮に参籠在ること七日七夜。七壇(しちだん①)を構える。伴僧七百人精誠(せいせい②)を抽(ひ)く処、七日〈八日朔日也〉満夜の戌の刻(いぬのこく③)、八幡宮玉殿振動して鏑箭(かぶらや④)を放つ。〕

 

 七壇=七壇護摩秘法。中壇は愛染明王尊勝法(叡尊師)、不動法(性瑜師)、軍荼利法(信空師)、降三世法(玄基師)、大威徳法(雙円師)、金剛夜叉法(禅海)

 精誠=純粋で誠実なこと。まごころをこめること。

 戌の刻=午後七時頃から九時頃まで。

 鏑箭=矢の先に鏑をつけ、その先に鏃をつけたもので、射ると鏑の穴から空気が入って大きな音響を発して飛ぶ。

(つづく)

 

 

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2018年8月23日 (木)

コスモス寺花だより 8・23

 

いよいよ台風20号が本土へ上陸しそうです。規模からみて今年最大の台風になりそうで、高知県か紀伊水道もしくは紀伊半島直撃で、近畿地方にとって最悪のコースになりそうです。

干ばつに近い旱天に恵みの雨となりますが、風は暴風状態だそうですから被害が出ないか心配です。

 

〔いま咲いている花〕

〇コスモス:≪ちらほら咲き≫

8月のコスモスは珍しいですが、秋咲きのコスモスで早い種類が少し咲き出しています。朱色の花を咲かせているのはディアボロというサルフレアス種(黄花コスモス)です。赤白ピンクのおなじみの花は「美色混合」という名の昔なつかしいコスモスです。

 

〇百日紅(さるすべり):≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

 

今、コスモスの苗を育て、境内に植える作業をしています。あちらこちらを耕していますので庭が見苦しくなっているかもしれません。秋に向けての準備段階ですからご容赦ください。

 

・冬:水仙(12月~2月)

 

〔季節の名句〕

 

「朝には とり残したる 夕茄子」高濱虚子

 

〔お知らせ〕

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、昨年9月より、県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:

本年922日より10月末までのコスモス開花期の間、参詣者駐車場の維持運営のため、駐車場の有料化を実施いたします。

 

(駐車時間2時間まで500円、

時間超過は追加500円を申し受けます)

 

なお、開門9時、閉門は午後5時ですので時間厳守でお願いいたします。

 

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1057

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【禁断殺生一千三百七十箇所。受菩薩戒之貴賎九万七千六百余人。及関東鎮西諸末律寺一千五百箇余寺。凡闕徳行不可勝計。唯一天泰平五穀成熟衆生快楽興法利生之外。無他念。】

 

〔殺生を禁断するところ一千三百七十箇所、菩薩戒を受くるの貴賎は九万七千六百余人。関東鎭西の諸末律寺は一千五百箇余寺に及ぶ。凡そ厥の徳行は勝計すべからず(しょうけいすべからず①)。唯、一天泰平、五穀成就、衆生快楽、興法利生の外に他念無し。〕

 

 勝計すべからず=数えきれないこと。

 

(つづく)

 

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2018年8月21日 (火)

コスモス寺花だより 8・21

 

〔いま咲いている花〕

〇コスモス:≪ちらほら咲き≫

8月のコスモスは珍しいですが、秋咲きのコスモスで早い種類が少し咲き出しています。朱色の花を咲かせているのはディアボロというサルフレアス種(黄花コスモス)です。赤白ピンクのおなじみの花は「美色混合」という名の昔なつかしいコスモスです。

 

〇百日紅(さるすべり):≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

 

今、コスモスの苗を育て、境内に植える作業をしています。あちらこちらを耕していますので庭が見苦しくなっているかもしれません。秋に向けての準備段階ですからご容赦ください。

 

・冬:水仙(12月~2月)

 

〔季節の名句〕

 

「人中に 西瓜提灯 ともしくる」高野素十

 

〔お知らせ〕

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、昨年9月より、県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:

本年9月半ばより10月末までのコスモス最盛期には、参詣者用の駐車場の維持運営のため、要員確保費用捻出のため、有料化させていただきます。

 

(駐車時間2時間まで500円、

時間超過は追加500円を申し受けます)

 

なお、開門9時、閉門は午後5時ですので時間厳守でお願いいたします。

 

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1056

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【受五戒八戒浄法。入近事近住之内道。是則播園塵不摂清浄説法。剰陪後嵯峨院等五朝国師。奉授大乗戒珠。崇六十余州戒律之棟梁。】

 

〔五戒八戒(ごかいはっかい①)の淨法を受け、近事近住(ごんじごんじゅう②)の内道(ないどう③)に入る。これ則ち播(うつ)り、園塵を摂(とら)ずして清浄説法す。剰(あまつさ)え後嵯峨院等五朝の国師を陪(かさ)ね、大乗の戒珠(だいじょうのかいしゅ④)を授け奉り、六十余州戒律の棟梁と崇めらる。〕

 

 五戒八戒=五戒は在家信者が守るべき五つのいましめ。不殺生、不偸盗、不邪婬、妄語、不飲酒。八戒は八斎戒ともいう。月に六日間八戒を守るので六斎日と云う。五戒に⒍不着華瓔珞、不香油塗身、不歌舞観聴。⒎不坐高広大牀。⒏不非時食。を加える。

 近事近住=近事は三宝に近づき仕える者の意。近住は三宝に親近して住すの意。五戒を受けた在家信者。

 内道=仏道。

 大乗の戒珠=大乗菩薩戒。

 

(つづく)

 

 

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2018年8月20日 (月)

コスモス寺花だより 8・20

 

今年の台風はもう20号まで発生しています。しかし気圧配置の加減からか西へ流されてしまい、近畿地方には雨をもたらしません。

以前降った雨も雨量が少なかったので、小さな川や井戸は干上がっています。

一雨欲しいですね、それも数十ミリの大雨が。

アジサイや山吹などの灌木は枯れる寸前です。

 

〔いま咲いている花〕

〇コスモス:≪ちらほら咲き≫

8月のコスモスは珍しいですが、秋咲きのコスモスで早い種類が少し咲き出しています。朱色の花を咲かせているのはディアボロというサルフレアス種(黄花コスモス)の種類です。赤白ピンクのおなじみの花は「美色混合種」という昔なつかしいコスモスです。

 

〇百日紅(さるすべり):≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

 

今、コスモスの苗を育て、境内に植える作業をしています。あちらこちらを耕していますので庭が見苦しくなっているかもしれません。秋に向けての準備段階ですから、ご容赦ください。

 

・冬:水仙(12月~2月)

 

〔季節の名句〕

 

「白桃を よよとすすれば 山青き」富安風生

 

〔お知らせ〕

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、昨年9月より、県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:

本年9月半ばより10月末までのコスモス最盛期には、参詣者用の駐車場の維持運営のため、要員確保費用捻出のため、有料化させていただきます。

 

(駐車時間2時間まで500円、

時間超過は追加500円を申し受けます)

 

なお、開門9時、閉門は午後5時ですので時間厳守でお願いいたします。

 

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1055

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【誠是木刄日新正法練行戒場。抑又慧灯既挑密教修行霊地也。爰西明寺禅閣。仰召請於鎌倉。叡尊上人。趣利生於東土。然則禅儀囲鐃恭敬帰依渇仰不斜。】

 

〔誠に是れ木刄(叉ヵ。もくしゃ①)は日(ひび)に正法練行の戒場を新たにす。抑(そもそ)も又、慧灯(けいとう②)は既に密教修行の霊地を挑げる也。爰に西明寺禅閣(さいみょうじぜんかく③)、仰いで鎌倉に召請せんとす。叡尊上人は東土に利生に趣く。然れば則ち禅儀(ぜんぎ④)圍鐃(いにょう⑤)して恭敬帰依渇仰は斜め(ななめ⑥)ならず。

 

 木叉=波羅提木叉(はらだいもくしゃ)。戒本と訳される。比丘、比丘尼が守らねばならない条項をまとめたもの。

 慧灯=智慧のともしび。

 西明寺禅閣=禅閣は禅宗の寺のこと。北条時頼を指す。

 禅儀=僧侶。

 圍鐃=とり囲む。

 斜め=ひととおり。

(つづく)

 

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2018年8月19日 (日)

コスモス寺花だより 8・19

 

〔いま咲いている花〕

 

〇百日紅(さるすべり):≪見ごろ≫

〇コスモス:≪ちらほら咲き≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

 

今、コスモスの苗を育て、境内に植える作業をしています。あちらこちらを耕していますので庭が見苦しくなっているかもしれません。秋に向けての準備段階ですから、ご容赦ください。

 

・冬:水仙(12月~2月)

 

〔季節の名句〕

 

「蜩の 鳴く間も生まれ 星の数」加藤楸邨

 

〔お知らせ〕

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、昨年9月より、県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:

本年9月半ばより10月末までのコスモス最盛期には、参詣者用の駐車場の維持運営のため、要員確保費用捻出のため、有料化させていただきます。

 

(駐車時間2時間まで500円、

時間超過は追加500円を申し受けます)

 

なお、開門9時、閉門は午後5時ですので時間厳守でお願いいたします。

 

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1055

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【誠是木刄日新正法練行戒場。抑又慧灯既挑密教修行霊地也。爰西明寺禅閣。仰召請於鎌倉。叡尊上人。趣利生於東土。然則禅儀囲鐃恭敬帰依渇仰不斜。】

 

〔誠に是れ木刄(叉ヵ。もくしゃ①)は日(ひび)に正法練行の戒場を新たにす。抑(そもそ)も又、慧灯(けいとう②)は既に密教修行の霊地を挑げる也。爰に西明寺禅閣(さいみょうじぜんかく③)、仰いで鎌倉に召請せんとす。叡尊上人は東土に利生に趣く。然れば則ち禅儀(ぜんぎ④)圍鐃(いにょう⑤)して恭敬帰依渇仰は斜め(ななめ⑥)ならず。

 

 木叉=波羅提木叉(はらだいもくしゃ)。戒本と訳される。比丘、比丘尼が守らねばならない条項をまとめたもの。

 慧灯=智慧のともしび。

 西明寺禅閣=禅閣は禅宗の寺のこと。北条時頼を指す。

 禅儀=僧侶。

 圍鐃=とり囲む。

 斜め=ひととおり。

(つづく)

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2018年8月18日 (土)

コスモス寺花だより 8・18

 

今朝は18度、夏とは思えないような涼しさで目が覚めました。秋を予感させる気温です。8月もあと10数日、秋に向かって少しずつ動いているようです。

 

〔いま咲いている花〕

 

〇百日紅(さるすべり):≪見ごろ≫

〇コスモス:≪ちらほら咲き≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

 

今、コスモスの苗を育て、境内に植える作業をしています。あちらこちらを耕していますので庭が見苦しくなっているかもしれません。秋に向けての準備段階ですから、ご容赦ください。

 

・冬:水仙(12月~2月)

 

〔季節の名句〕

 

「百日紅 ごくごくと水を 飲むばかり」石田波郷

 

〔お知らせ〕

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、昨年9月より、県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:

本年9月半ばより10月末までのコスモス最盛期には、参詣者用の駐車場の維持運営のため、要員確保費用捻出のため、有料化させていただきます。

 

(駐車時間2時間まで500円、

時間超過は追加500円を申し受けます)

 

なお、開門9時、閉門は午後5時ですので時間厳守でお願いいたします。

 

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1054

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【同二年。依表無表章之全文。設自誓受具之䡄則。遂正法興行曩願。忽学南山事鈔等律部。已談大賢古迹等菩薩戒。撰集顕密諸籍典。再興三聚円備受具戒法。開発七聚(衆)成満如法徳行。】

 

〔同二年、表無表章(ひょうむひょうしょう①)の全文に依り、自誓受具(じせいじゅぐ②)の軌則を設け、正法興行の曩願(のうがん③)を遂ぐ。忽ちに南山事鈔(なんざんじしょう④)等律部を学び、已に大賢古迹(たいけんこしゃく⑤)等の菩薩戒を談じ、顕密の諸藉典を撰集し、三聚圓備受具(さんじゅうえんびじゅぐ⑥)の戒法を再興し、七聚(衆ヵ。しちしゅう⑦)成満如法の徳行を開発す。〕

 

 表無表章=慈恩大師窺基の著作、『大乗法苑義林章』の中の戒律に関する一章。自誓受戒の根拠とされた。

 自誓受具=自誓受戒に依り具足戒

 曩願=前からの誓願。

 南山事鈔=南山大師道宣作の『四分律行事鈔』

 大賢古迹=八世紀の新羅の学僧太賢の著作、梵網経の注釈書「梵網経古迹記」

 三聚円備受具=菩薩戒(三聚浄戒)を円満に備えて四分律の具足戒(満分戒)を受戒すること

 七衆=僧伽を構成する出家、在家の仏教徒。比丘、比丘尼、沙弥、沙弥尼、式叉摩那、優婆塞、優婆夷。

(つづく)

 

 

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2018年8月17日 (金)

コスモス寺花だより 8・17

 

一昨日、昨日、と少しずつ雨が降りました。大した雨量ではありませんでしたが、コスモスの苗木は生き返ったように緑の葉がよみがえりました。

これからは残暑、9月の長雨、秋の台風があります。今年の自然界は異常な厳しさを見せていますので、どんな気象にも対応できるようコスモス苗は2倍の数を用意して秋本番を迎えようと思います。

秋らしい気候となる10月の満開が楽しみですね。

 

〔いま咲いている花〕

 

〇百日紅(さるすべり):≪見ごろ≫

〇コスモス:≪ちらほら咲き≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

 

今、コスモスの苗を育て、境内に植える作業をしています。あちらこちらを耕していますので庭が見苦しくなっているかもしれません。秋に向けての準備段階ですから、ご容赦ください。

 

・冬:水仙(12月~2月)

 

〔季節の名句〕

 

「ゆく夏の 幾山越えて 夕日去る」飯田龍太

 

〔お知らせ〕

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、昨年9月より、県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:

本年9月半ばより10月末までのコスモス最盛期には、参詣者用の駐車場の維持運営のため、要員確保費用捻出のため、有料化させていただきます。

 

(駐車時間2時間まで500円、

時間超過は追加500円を申し受けます)

 

なお、開門9時、閉門は午後5時ですので時間厳守でお願いいたします。

 

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1054

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【同二年。依表無表章之全文。設自誓受具之䡄則。遂正法興行曩願。忽学南山事鈔等律部。已談大賢古迹等菩薩戒。撰集顕密諸籍典。再興三聚円備受具戒法。開発七聚(衆)成満如法徳行。】

 

〔同二年、表無表章(ひょうむひょうしょう①)の全文に依り、自誓受具(じせいじゅぐ②)の軌則を設け、正法興行の曩願(のうがん③)を遂ぐ。忽ちに南山事鈔(なんざんじしょう④)等律部を学び、已に大賢古迹(たいけんこしゃく⑤)等の菩薩戒を談じ、顕密の諸藉典を撰集し、三聚圓備受具(さんじゅうえんびじゅぐ⑥)の戒法を再興し、七聚(衆ヵ。しちしゅう⑦)成満如法の徳行を開発す。〕

 

 表無表章=慈恩大師窺基の著作、『大乗法苑義林章』の中の戒律に関する一章。自誓受戒の根拠とされた。

 自誓受具=自誓受戒に依り具足戒

 曩願=前からの誓願。

 南山事鈔=南山大師道宣作の『四分律行事鈔』

 大賢古迹=八世紀の新羅の学僧太賢の著作、梵網経の注釈書「梵網経古迹記」

 三聚円備受具=菩薩戒(三聚浄戒)を円満に備えて四分律の具足戒(満分戒)を受戒すること

 七衆=僧伽を構成する出家、在家の仏教徒。比丘、比丘尼、沙弥、沙弥尼、式叉摩那、優婆塞、優婆夷。

(つづく)

 

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2018年8月15日 (水)

コスモス寺花だより 8・15

 

〔いま咲いている花〕

 

〇百日紅(さるすべり):≪見ごろ≫

〇コスモス:≪ちらほら咲き≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

 

今、コスモスの苗を育て、境内に植える作業をしています。あちらこちらを耕していますので庭が見苦しくなっているかもしれません。秋に向けての準備段階ですから、ご容赦ください。

 

・冬:水仙(12月~2月)

 

〔季節の名句〕

 

「城茂る 終戦の日も かくありき」佐野まもる

 

〔お知らせ〕

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、昨年9月より、県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:

本年9月半ばより10月末までのコスモス最盛期には、参詣者用の駐車場の維持運営のため、要員確保費用捻出のため、有料化させていただきます。

 

(駐車時間2時間まで500円、

時間超過は追加500円を申し受けます)

 

なお、開門9時、閉門は午後5時ですので時間厳守でお願いいたします。

 

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1054

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【同二年。依表無表章之全文。設自誓受具之䡄則。遂正法興行曩願。忽学南山事鈔等律部。已談大賢古迹等菩薩戒。撰集顕密諸籍典。再興三聚円備受具戒法。開発七聚(衆)成満如法徳行。】

 

〔同二年、表無表章(ひょうむひょうしょう①)の全文に依り、自誓受具(じせいじゅぐ②)の軌則を設け、正法興行の曩願(のうがん③)を遂ぐ。忽ちに南山事鈔(なんざんじしょう④)等律部を学び、已に大賢古迹(たいけんこしゃく⑤)等の菩薩戒を談じ、顕密の諸藉典を撰集し、三聚圓備受具(さんじゅうえんびじゅぐ⑥)の戒法を再興し、七聚(衆ヵ。しちしゅう⑦)成満如法の徳行を開発す。〕

 

 表無表章=慈恩大師窺基の著作、『大乗法苑義林章』の中の戒律に関する一章。自誓受戒の根拠とされた。

 自誓受具=自誓受戒に依り具足戒

 曩願=前からの誓願。

 南山事鈔=南山大師道宣作の『四分律行事鈔』

 大賢古迹=八世紀の新羅の学僧太賢の著作、梵網経の注釈書「梵網経古迹記」

 三聚円備受具=菩薩戒(三聚浄戒)を円満に備えて四分律の具足戒(満分戒)を受戒すること

 七衆=僧伽を構成する出家、在家の仏教徒。比丘、比丘尼、沙弥、沙弥尼、式叉摩那、優婆塞、優婆夷。

(つづく)

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コスモス寺花だより 8・15

 

〔いま咲いている花〕

 

〇百日紅(さるすべり):≪見ごろ≫

〇コスモス:≪ちらほら咲き≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

 

今、コスモスの苗を育て、境内に植える作業をしています。あちらこちらを耕していますので庭が見苦しくなっているかもしれません。秋に向けての準備段階ですから、ご容赦ください。

 

・冬:水仙(12月~2月)

 

〔季節の名句〕

 

「城茂る 終戦の日も かくありき」佐野まもる

 

〔お知らせ〕

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、昨年9月より、県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:

本年9月半ばより10月末までのコスモス最盛期には、参詣者用の駐車場の維持運営のため、要員確保費用捻出のため、有料化させていただきます。

 

(駐車時間2時間まで500円、

時間超過は追加500円を申し受けます)

 

なお、開門9時、閉門は午後5時ですので時間厳守でお願いいたします。

 

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1054

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【同二年。依表無表章之全文。設自誓受具之䡄則。遂正法興行曩願。忽学南山事鈔等律部。已談大賢古迹等菩薩戒。撰集顕密諸籍典。再興三聚円備受具戒法。開発七聚(衆)成満如法徳行。】

 

〔同二年、表無表章(ひょうむひょうしょう①)の全文に依り、自誓受具(じせいじゅぐ②)の軌則を設け、正法興行の曩願(のうがん③)を遂ぐ。忽ちに南山事鈔(なんざんじしょう④)等律部を学び、已に大賢古迹(たいけんこしゃく⑤)等の菩薩戒を談じ、顕密の諸藉典を撰集し、三聚圓備受具(さんじゅうえんびじゅぐ⑥)の戒法を再興し、七聚(衆ヵ。しちしゅう⑦)成満如法の徳行を開発す。〕

 

 表無表章=慈恩大師窺基の著作、『大乗法苑義林章』の中の戒律に関する一章。自誓受戒の根拠とされた。

 自誓受具=自誓受戒に依り具足戒

 曩願=前からの誓願。

 南山事鈔=南山大師道宣作の『四分律行事鈔』

 大賢古迹=八世紀の新羅の学僧太賢の著作、梵網経の注釈書「梵網経古迹記」

 三聚円備受具=菩薩戒(三聚浄戒)を円満に備えて四分律の具足戒(満分戒)を受戒すること

 七衆=僧伽を構成する出家、在家の仏教徒。比丘、比丘尼、沙弥、沙弥尼、式叉摩那、優婆塞、優婆夷。

(つづく)

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2018年8月14日 (火)

コスモス寺花だより 8・14

 

お盆の最中で暑さも最高潮。奈良はまったく雨が降らずからからに乾いています。草木もぐったりです。

そんな中、秋のコスモスの準備は着々と進み、今で6割がたの植付けが出来ました。あとは雨が降るのを待つばかりですが、室生の竜神さんへ雨乞い参りをいたしましょうか。

 

〔いま咲いている花〕

 

〇百日紅(さるすべり):≪見ごろ≫

〇コスモス:≪ちらほら咲き≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

 

今、コスモスの苗を育て、境内に植える作業をしています。あちらこちらを耕していますので庭が見苦しくなっているかもしれません。秋に向けての準備段階ですから、ご容赦ください。

 

・冬:水仙(12月~2月)

 

〔季節の名句〕

 

「朝顔の 紺の彼方の 月日かな」石田波郷

 

〔お知らせ〕

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、昨年9月より、県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:

本年9月半ばより10月末までのコスモス最盛期には、参詣者用の駐車場の維持運営のため、要員確保費用捻出のため、有料化させていただきます。

 

(駐車時間2時間まで500円、

時間超過は追加500円を申し受けます)

 

なお、開門9時、閉門は午後5時ですので時間厳守でお願いいたします。

 

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1054

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【同二年。依表無表章之全文。設自誓受具之䡄則。遂正法興行曩願。忽学南山事鈔等律部。已談大賢古迹等菩薩戒。撰集顕密諸籍典。再興三聚円備受具戒法。開発七聚(衆)成満如法徳行。】

 

〔同二年、表無表章(ひょうむひょうしょう①)の全文に依り、自誓受具(じせいじゅぐ②)の軌則を設け、正法興行の曩願(のうがん③)を遂ぐ。忽ちに南山事鈔(なんざんじしょう④)等律部を学び、已に大賢古迹(たいけんこしゃく⑤)等の菩薩戒を談じ、顕密の諸藉典を撰集し、三聚圓備受具(さんじゅうえんびじゅぐ⑥)の戒法を再興し、七聚(衆ヵ。しちしゅう⑦)成満如法の徳行を開発す。〕

 

 表無表章=慈恩大師窺基の著作、『大乗法苑義林章』の中の戒律に関する一章。自誓受戒の根拠とされた。

 自誓受具=自誓受戒に依り具足戒

 曩願=前からの誓願。

 南山事鈔=南山大師道宣作の『四分律行事鈔』

 大賢古迹=八世紀の新羅の学僧太賢の著作、梵網経の注釈書「梵網経古迹記」

 三聚円備受具=菩薩戒(三聚浄戒)を円満に備えて四分律の具足戒(満分戒)を受戒すること

 七衆=僧伽を構成する出家、在家の仏教徒。比丘、比丘尼、沙弥、沙弥尼、式叉摩那、優婆塞、優婆夷。

(つづく)

 

 

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2018年8月13日 (月)

コスモス寺花だより 8・13

 

〔いま咲いている花〕

 

〇百日紅(さるすべり):≪見ごろ≫

〇コスモス:≪ちらほら咲き≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

 

今、コスモスの苗を育て、境内に植える作業をしています。あちらこちらを耕していますので庭が見苦しくなっているかもしれません。秋に向けての準備段階ですから、ご容赦ください。

 

・冬:水仙(12月~2月)

 

〔季節の名句〕

 

「朝顔の 紺の彼方の 月日かな」石田波郷

 

〔お知らせ〕

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、昨年9月より、県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:

本年9月半ばより10月末までのコスモス最盛期には、参詣者用の駐車場の維持運営のため、要員確保費用捻出のため、有料化させていただきます。

 

(駐車時間2時間まで500円、

時間超過は追加500円を申し受けます)

 

なお、開門9時、閉門は午後5時ですので時間厳守でお願いいたします。

 

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1053

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【同二年。依表無表章之全文。設自誓受具之䡄則。遂正法興行曩願。忽学南山事鈔等律部。已談大賢古迹等菩薩戒。撰集顕密諸籍典。再興三聚円備受具戒法。開発七聚(衆)成満如法徳行。】

 

〔同二年、表無表章(ひょうむひょうしょう①)の全文に依り、自誓受具(じせいじゅぐ②)の軌則を設け、正法興行の曩願(のうがん③)を遂ぐ。忽ちに南山事鈔(なんざんじしょう④)等律部を学び、已に大賢古迹(たいけんこしゃく⑤)等の菩薩戒を談じ、顕密の諸藉典を撰集し、三聚圓備受具(さんじゅうえんびじゅぐ⑥)の戒法を再興し、七聚(衆ヵ。しちしゅう⑦)成満如法の徳行を開発す。〕

 

 表無表章=慈恩大師窺基の著作、『大乗法苑義林章』の中の戒律に関する一章。自誓受戒の根拠とされた。

 自誓受具=自誓受戒に依り具足戒

 曩願=前からの誓願。

 南山事鈔=南山大師道宣作の『四分律行事鈔』

 大賢古迹=八世紀の新羅の学僧太賢の著作、梵網経の注釈書「梵網経古迹記」

 三聚円備受具=菩薩戒(三聚浄戒)を円満に備えて四分律の具足戒(満分戒)を受戒すること

 七衆=僧伽を構成する出家、在家の仏教徒。比丘、比丘尼、沙弥、沙弥尼、式叉摩那、優婆塞、優婆夷。

(つづく)

 

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2018年8月11日 (土)

コスモス寺花だより 8・11

8・11

 

 

〔いま咲いている花〕

 

〇百日紅(さるすべり):≪見ごろ≫

〇コスモス:≪ちらほら咲き≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

 

今、コスモスの苗を育て、境内に植える作業をしています。あちらこちらを耕していますので庭が見苦しくなっているかもしれません。秋に向けての準備段階ですから、ご容赦ください。

 

・冬:水仙(12月~2月)

 

〔季節の名句〕

 

「涼しさの 肌に手を置き 夜の秋」高濱虚子

 

〔お知らせ〕

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、昨年9月より、県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:9月半ばより10月末まで駐車場維持運営の要員確保のため有料化されます。(駐車時間2時間まで500円。超えると1000円を予定しています。)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1053

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【雖然星霜年旧。生住異滅理盛者。必衰習名耳在之。然自草創経四百六十九年。至嘉禎二年正月十六日。興正菩薩三十五歳。移住当寺宝塔院。搆三町四面寺内。聖皇鋳造之四天令金堂安置。為丈六之十一面観自在尊中尊。】

 

〔然りと雖も、星霜(せいそう①)年旧(ふ)り、生住異滅(しょうじゅういめつ②)の理(ことわり)盛んなれば、必衰の名のみ之れ在り。然れば草創より四百六十九年を経て、嘉禎二年正月十六日に至る。興正菩薩三十五歳にして、当寺宝塔院に移住し、三町四面の寺内を搆(かま)う。聖皇(しょうこう③)鋳造の四天を金堂に安置せしめ、丈六の十一面観自在尊を中尊と為す。〕

 

 星霜=(星は一年に天を一周し、霜は毎年降るところから)年月。歳月。

 生住異滅=すべての物が生じ、住〈とど〉まり、変化し、なくなってしまうという四つの相。

 聖皇=称徳天皇。

(つづく)

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2018年8月 9日 (木)

コスモス寺花だより 8・9

 

〔いま咲いている花〕

 

〇百日紅(さるすべり):≪見ごろ≫

〇コスモス:≪ちらほら咲き≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

 

今、コスモスの苗を育て、境内に植える作業をしています。あちらこちらを耕していますので庭が見苦しくなっているかもしれません。秋に向けての準備段階ですから、ご容赦ください。

 

・冬:水仙(12月~2月)

 

〔季節の名句〕

 

「涼しさの 肌に手を置き 夜の秋」高濱虚子

 

〔お知らせ〕

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、昨年9月より、県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1053

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【雖然星霜年旧。生住異滅理盛者。必衰習名耳在之。然自草創経四百六十九年。至嘉禎二年正月十六日。興正菩薩三十五歳。移住当寺宝塔院。搆三町四面寺内。聖皇鋳造之四天令金堂安置。為丈六之十一面観自在尊中尊。】

 

〔然りと雖も、星霜(せいそう①)年旧(ふ)り、生住異滅(しょうじゅういめつ②)の理(ことわり)盛んなれば、必衰の名のみ之れ在り。然れば草創より四百六十九年を経て、嘉禎二年正月十六日に至る。興正菩薩三十五歳にして、当寺宝塔院に移住し、三町四面の寺内を搆(かま)う。聖皇(しょうこう③)鋳造の四天を金堂に安置せしめ、丈六の十一面観自在尊を中尊と為す。〕

 

 星霜=(星は一年に天を一周し、霜は毎年降るところから)年月。歳月。

 生住異滅=すべての物が生じ、住〈とど〉まり、変化し、なくなってしまうという四つの相。

 聖皇=称徳天皇。

(つづく)

 

 

 

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2018年8月 8日 (水)

コスモス寺花だより 8・8

 

〔いま咲いている花〕

 

〇百日紅(さるすべり):≪見ごろ≫

〇コスモス:≪ちらほら咲き≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

 

今、コスモスの苗を育て、境内に植える作業をしています。あちらこちらを耕していますので庭が見苦しくなっているかもしれません。秋に向けての準備段階ですから、ご容赦ください。

 

・冬:水仙(12月~2月)

 

〔季節の名句〕

 

「涼しさの 肌に手を置き 夜の秋」高濱虚子

 

〔お知らせ〕

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、昨年9月より、県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1053

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【加之。本願聖主手自鋳彰七尺四王之霊像。擬異賊之防禦。祈国土豊楽。繇茲弥顕密碩徳踵継。大小之讃仰並肩。八宗興于世。三学崇于国者也。】

 

〔加うるに、本願聖主(ほんがんしょうじゅ①)は手づから自ら七尺の四王の霊像を鋳彰(ちゅうしょう②)し、異賊の防禦に擬(なぞら)え、国土豊楽(こくどほうらく③)を祈る。茲に繇(より)ていよいよ顕密(けんみつ④)の碩徳(せきとく⑤)踵(きびす)を継ぎ、大小の鑚仰(だいしょうのさんぎょう⑥)、肩を並べ、八宗(はっしゅう⑦)は世に興り、三学(さんがく⑧)は国に崇めらるるもの也。〕

 

 本願聖主=西大寺を開基の本願主となった仏教に篤く帰依し徳の高い天皇、称徳天皇。

 鋳彰=鋳造して仏像のお姿をあらわすこと。

 国土豊楽=国に物資が豊かで、人々が暮らしを楽しむこと。

 顕密=顕教と密教。

 碩徳=高徳の僧。学徳ともにすぐれた僧。

 大小の鑚仰=大乗と小乗の仏教を深く研究しとうとぶこと。

 八宗=奈良時代に伝来の俱舎・成実・三論・法相・華厳・律の南都六宗と平安時代に新たに伝わった天台・真言の二宗。

 三学=仏教の学問、戒律・禅定・智慧の三学。

(つづく)

 

 

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2018年8月 7日 (火)

コスモス寺花だより 8・7

台風13号は関東地方へ上陸の予想、その後は東の海上へ。関西は影響なく、雨は見込めません。東北は大雨で水害が出ているというのに、お天道様は公平ではありませんね。

 

〔いま咲いている花〕

 

〇ひつじ草;≪見ごろ≫睡蓮の原種。5センチほどの白い花。

〇秋海棠(しゅうかいどう):≪見ごろ≫

〇百日紅(さるすべり):≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

 

今、コスモスの苗を育て、境内に植える作業をしています。あちらこちらを耕していますので庭が見苦しくなっているかもしれません。秋に向けての準備段階ですから、ご容赦ください。

 

・冬:水仙(12月~2月)

 

〔季節の名句〕

 

「両断の 西瓜たほるる 東西に」日野草城

 

〔お知らせ〕

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、昨年9月より、県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1053

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【加之。本願聖主手自鋳彰七尺四王之霊像。擬異賊之防禦。祈国土豊楽。繇茲弥顕密碩徳踵継。大小之讃仰並肩。八宗興于世。三学崇于国者也。】

 

〔加うるに、本願聖主(ほんがんしょうじゅ①)は手づから自ら七尺の四王の霊像を鋳彰(ちゅうしょう②)し、異賊の防禦に擬(なぞら)え、国土豊楽(こくどほうらく③)を祈る。茲に繇(より)ていよいよ顕密(けんみつ④)の碩徳(せきとく⑤)踵(きびす)を継ぎ、大小の鑚仰(だいしょうのさんぎょう⑥)、肩を並べ、八宗(はっしゅう⑦)は世に興り、三学(さんがく⑧)は国に崇めらるるもの也。〕

 

 本願聖主=西大寺を開基の本願主となった仏教に篤く帰依し徳の高い天皇、称徳天皇。

 鋳彰=鋳造して仏像のお姿をあらわすこと。

 国土豊楽=国に物資が豊かで、人々が暮らしを楽しむこと。

 顕密=顕教と密教。

 碩徳=高徳の僧。学徳ともにすぐれた僧。

 大小の鑚仰=大乗と小乗の仏教を深く研究しとうとぶこと。

 八宗=奈良時代に伝来の俱舎・成実・三論・法相・華厳・律の南都六宗と平安時代に新たに伝わった天台・真言の二宗。

 三学=仏教の学問、戒律・禅定・智慧の三学。

(つづく)

 

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2018年8月 6日 (月)

コスモス寺花だより 8・6

 

今日は広島へ原爆が投下された日です。原爆犠牲者の追悼のため、核兵器のない世界実現のため、奈良では寺や教会で、815分の投下時刻に鐘を鳴らします。

 

〔いま咲いている花〕

 

〇ひつじ草;≪見ごろ≫睡蓮の原種。5センチほどの白い花。

〇秋海棠(しゅうかいどう):≪見ごろ≫

〇百日紅(さるすべり):≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

 

今、コスモスの苗を育て、境内に植える作業をしています。あちらこちらを耕していますので庭が見苦しくなっているかもしれません。秋に向けての準備段階ですから、ご容赦ください。

 

・冬:水仙(12月~2月)

 

〔季節の名句〕

 

「風呂沸いて 夕顔の闇 さだまりぬ」中村汀女

 

〔お知らせ〕

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、昨年9月より、県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1052

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【夫当寺者。称徳天皇御願。天平神護元年草創。南都七大寺隨一也。寺中三十二町四面建立四十九院伽藍。三百余宇紺殿。東西両塔之楼閣藍院磨甍。幷造立丈六等身之弥勒慈尊。誓約四十九重之摩尼上生。】

 

〔夫れ当寺は、称徳天皇(しょうとくてんのう①)の御願にして、天平神護元年(てんぴょうじんごがんねん②)草創、南都七大寺の隨一なり。寺中三十二町(ちょう③)、四面に建立の四十九院の伽藍は三百余宇の紺殿(こんでん④)たり。東西両塔の楼閣藍院(ろうかくらんいん⑤)は甍を磨き、ならびに丈六等身の弥勒慈尊を造立し、四十九重(しじゅうくじゅう⑥)の摩尼上生(まにじょうしょう⑦)を誓約す。〕

 

 称徳天皇=聖武天皇の第一皇女。はじめ天平勝宝元年(七四九)即位して孝謙天皇となり、のち淳仁天皇に在位十年で譲位したが、天平宝字八年(七六四)重祚して称徳天皇となる

 天平神護元年=西暦七六四年。

 町=面積の単位。平城京時代は四百尺平方。

 紺殿=紺宇。紺色の軒・屋根。仏寺をいう。

 楼閣藍院=楼閣はたかどの。高層な建物。藍院は伽藍、僧伽藍摩(そうがらんま)。寺の建物の総称。

 四十九重=弥勒菩薩の居所、兜率天(とそつてん)の内院にある四十九の宮殿。

 摩尼上生=摩尼宝珠で飾られた弥勒の兜率天にのぼって生まれかわること。

(つづく)

 

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2018年8月 5日 (日)

コスモス寺花だより 8・5

 

きびしい暑さが続きますが、山登りでいえば今が胸突き八丁にあたるのではないでしょうか。

コスモスは9月、10月の花の見ごろまではあと50日。水やりなどの世話をしてあげれば、涼しい秋空に美しい花を咲かせます。

 

〔いま咲いている花〕

 

〇ひつじ草;≪見ごろ≫睡蓮の原種。5センチほどの白い花。

〇秋海棠(しゅうかいどう):≪見ごろ≫

〇百日紅(さるすべり):≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

 

今、コスモスの苗を育て、境内に植える作業をしています。あちらこちらを耕していますので庭が見苦しくなっているかもしれません。秋に向けての準備段階ですから、ご容赦ください。

 

・冬:水仙(12月~2月)

 

〔季節の名句〕

 

「朝露に よごれて涼し 瓜の土」松尾芭蕉

 

〔お知らせ〕

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、昨年9月より、県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1052

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【夫当寺者。称徳天皇御願。天平神護元年草創。南都七大寺隨一也。寺中三十二町四面建立四十九院伽藍。三百余宇紺殿。東西両塔之楼閣藍院磨甍。幷造立丈六等身之弥勒慈尊。誓約四十九重之摩尼上生。】

 

〔夫れ当寺は、称徳天皇(しょうとくてんのう①)の御願にして、天平神護元年(てんぴょうじんごがんねん②)草創、南都七大寺の隨一なり。寺中三十二町(ちょう③)、四面に建立の四十九院の伽藍は三百余宇の紺殿(こんでん④)たり。東西両塔の楼閣藍院(ろうかくらんいん⑤)は甍を磨き、ならびに丈六等身の弥勒慈尊を造立し、四十九重(しじゅうくじゅう⑥)の摩尼上生(まにじょうしょう⑦)を誓約す。〕

 

 称徳天皇=聖武天皇の第一皇女。はじめ天平勝宝元年(七四九)即位して孝謙天皇となり、のち淳仁天皇に在位十年で譲位したが、天平宝字八年(七六四)重祚して称徳天皇となる

 天平神護元年=西暦七六四年。

 町=面積の単位。平城京時代は四百尺平方。

 紺殿=紺宇。紺色の軒・屋根。仏寺をいう。

 楼閣藍院=楼閣はたかどの。高層な建物。藍院は伽藍、僧伽藍摩(そうがらんま)。寺の建物の総称。

 四十九重=弥勒菩薩の居所、兜率天(とそつてん)の内院にある四十九の宮殿。

 摩尼上生=摩尼宝珠で飾られた弥勒の兜率天にのぼって生まれかわること。

(つづく)

 

 

 

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2018年8月 4日 (土)

コスモス寺花だより 8・4

 

猛暑の中でコスモスの苗を植え付けています。日中の作業は不可能なので、朝5時からと夕方4時からの仕事です。植付後の水やりが大きな比重を占めます。井戸水と水道水をフル稼働して何とかもたせていますが、雨が欲しいと、コスモスたちの声が聞こえます。

 

〔いま咲いている花〕

 

〇ひつじ草;≪見ごろ≫睡蓮の原種。5センチほどの白い花。

〇秋海棠(しゅうかいどう):≪見ごろ≫

〇百日紅(さるすべり):≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

 

今、コスモスの苗を育て、境内に植える作業をしています。あちらこちらを耕していますので庭が見苦しくなっているかもしれません。秋に向けての準備段階ですから、ご容赦ください。

 

・冬:水仙(12月~2月)

 

〔季節の名句〕

 

「朝顔は 水輪のごとく 次ぎ次ぎに」渡辺水巴

 

〔お知らせ〕

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、昨年9月より、県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1052

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【夫当寺者。称徳天皇御願。天平神護元年草創。南都七大寺隨一也。寺中三十二町四面建立四十九院伽藍。三百余宇紺殿。東西両塔之楼閣藍院磨甍。幷造立丈六等身之弥勒慈尊。誓約四十九重之摩尼上生。】

 

〔夫れ当寺は、称徳天皇(しょうとくてんのう①)の御願にして、天平神護元年(てんぴょうじんごがんねん②)草創、南都七大寺の隨一なり。寺中三十二町(ちょう③)、四面に建立の四十九院の伽藍は三百余宇の紺殿(こんでん④)たり。東西両塔の楼閣藍院(ろうかくらんいん⑤)は甍を磨き、ならびに丈六等身の弥勒慈尊を造立し、四十九重(しじゅうくじゅう⑥)の摩尼上生(まにじょうしょう⑦)を誓約す。〕

 

 称徳天皇=聖武天皇の第一皇女。はじめ天平勝宝元年(七四九)即位して孝謙天皇となり、のち淳仁天皇に在位十年で譲位したが、天平宝字八年(七六四)重祚して称徳天皇となる

 天平神護元年=西暦七六四年。

 町=面積の単位。平城京時代は四百尺平方。

 紺殿=紺宇。紺色の軒・屋根。仏寺をいう。

 楼閣藍院=楼閣はたかどの。高層な建物。藍院は伽藍、僧伽藍摩(そうがらんま)。寺の建物の総称。

 四十九重=弥勒菩薩の居所、兜率天(とそつてん)の内院にある四十九の宮殿。

 摩尼上生=摩尼宝珠で飾られた弥勒の兜率天にのぼって生まれかわること。

(つづく)

 

 

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2018年8月 3日 (金)

コスモス寺花だより 8・3

 

昨夜、NHKで長岡大花火が中継されていました。かつての夏の風物詩というイメージからは想像できないような豪華な花火でした。一尺玉、二尺玉、三尺玉という巨大花火もあり、おそらく世界一の花火の競演でしょう。でもその始まりは第二次大戦末期の長岡大空襲で犠牲となられた市民の慰霊と復興、そして平和を願う花火大会だったそうです。

 

〔いま咲いている花〕

 

〇ひつじ草;≪見ごろ≫睡蓮の原種。5センチほどの白い花。

〇秋海棠(しゅうかいどう):≪見ごろ≫

〇百日紅(さるすべり):≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

 

今、コスモスの苗を育て、境内に植える作業をしています。あちらこちらを耕していますので庭が見苦しくなっているかもしれません。秋に向けての準備段階ですから、ご容赦ください。

 

・冬:水仙(12月~2月)

 

〔季節の名句〕

 

これは俳句ではありませんが、しっとりとした抒情が感じられる「遠い花火」という詩です。

「つつましき人妻とふたりゐて

屋根越の花火を見る

見いでしひまに消えゆきし

いとも遠き花火を語る」佐藤春夫

 

〔お知らせ〕

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、昨年9月より、県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1052

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【夫当寺者。称徳天皇御願。天平神護元年草創。南都七大寺隨一也。寺中三十二町四面建立四十九院伽藍。三百余宇紺殿。東西両塔之楼閣藍院磨甍。幷造立丈六等身之弥勒慈尊。誓約四十九重之摩尼上生。】

 

〔夫れ当寺は、称徳天皇(しょうとくてんのう①)の御願にして、天平神護元年(てんぴょうじんごがんねん②)草創、南都七大寺の隨一なり。寺中三十二町(ちょう③)、四面に建立の四十九院の伽藍は三百余宇の紺殿(こんでん④)たり。東西両塔の楼閣藍院(ろうかくらんいん⑤)は甍を磨き、ならびに丈六等身の弥勒慈尊を造立し、四十九重(しじゅうくじゅう⑥)の摩尼上生(まにじょうしょう⑦)を誓約す。〕

 

 称徳天皇=聖武天皇の第一皇女。はじめ天平勝宝元年(七四九)即位して孝謙天皇となり、のち淳仁天皇に在位十年で譲位したが、天平宝字八年(七六四)重祚して称徳天皇となる

 天平神護元年=西暦七六四年。

 町=面積の単位。平城京時代は四百尺平方。

 紺殿=紺宇。紺色の軒・屋根。仏寺をいう。

 楼閣藍院=楼閣はたかどの。高層な建物。藍院は伽藍、僧伽藍摩(そうがらんま)。寺の建物の総称。

 四十九重=弥勒菩薩の居所、兜率天(とそつてん)の内院にある四十九の宮殿。

 摩尼上生=摩尼宝珠で飾られた弥勒の兜率天にのぼって生まれかわること。

(つづく)

 

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2018年8月 2日 (木)

コスモス寺花だより 8・2

奈良では昨日の最高気温は36度、今日の予報では37度です。

猛暑再来です。体は少しは慣れましたが、水不足が心配です。台風12号以来、干天がつづいています。

 

〔いま咲いている花〕

 

〇ひつじ草;≪見ごろ≫睡蓮の原種。5センチほどの白い花。

〇秋海棠(しゅうかいどう):≪見ごろ≫

〇百日紅(さるすべり):≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

 

今、コスモスの苗を育て、境内に植える作業をしています。あちらこちらを耕していますので庭が見苦しくなっているかもしれません。秋に向けての準備段階ですから、ご容赦ください。

 

・冬:水仙(12月~2月)

 

〔季節の名句〕

 

「滝の上 に出て滝見えず 青嵐」松本たかし

 

〔お知らせ〕

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、昨年9月より、県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1051

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

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2018年8月 1日 (水)

コスモス寺花だより 8・1

 

八月になりました。八月はなぜか葉月(はづき)と言います。

6日、9日は原爆の日、15日は終戦の日。仏教ではお盆の月でもあります。

25日は般若寺の中興の祖、叡尊興正菩薩(こうしょうぼさつ)の御命日です。本山の西大寺では菩薩御忌法要があります。

 

〔いま咲いている花〕

 

〇ひつじ草;≪見ごろ≫睡蓮の原種。5センチほどの白い花。

〇秋海棠(しゅうかいどう):≪見ごろ≫

〇百日紅(さるすべり):≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

 

今、コスモスの苗を育て、境内に植える作業をしています。あちらこちらを耕していますので庭が見苦しくなっているかもしれません。秋に向けての準備段階ですから、ご容赦ください。

 

・冬:水仙(12月~2月)

 

〔季節の名句〕

 

「礁(いくり)打つ 浪に八月 傷むかな」油布五線

 

〔お知らせ〕

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、昨年9月より、県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1051

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

 

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