コスモス寺花だより 11・11
コスモス:≪満開すぎました≫
「鉄柵の中 コスモス咲きみちて 揺る」種田山頭火
コスモスの花は終わりに近づいています。
しばらくは花は残りますが、これからはなごりの花となります。
10月の初めから咲き出したコスモスの花たちには
「ご苦労さまでした」とねぎらいの言葉をおくりたいと思います。
また、ご愛好いただいたご参詣の皆さまにも厚く御礼申し上げます。
〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏咲きコスモス(6月)
紫陽花(6月)
・秋:コスモス(9月~11月)
・冬:水仙(12月~2月)
〔お知らせ〕
白鳳阿弥陀仏などの秘仏公開は明日、11日までです。
《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1088
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』
(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)
◆【又寅時訖。而卯時供養法師着礼盤之時。止行道暫可安座。振鈴之後。又起行道。可及天曙。又大小食之時者。当番衆五人留道場。令声不絶。自余之衆者。悉可入食堂。此間近住衆於外陣可助音。当番供養法師暫抑後供養。可待後番食訖来。】
〔又、寅の時に訖る。而して卯時の供養法師礼盤に着くの時、行道を止め暫く安座すべし。振鈴の後、また起ちて行道し、天曙(てんしょ①)に及ぶべし。又、大小食の時、当番衆五人は道場に留まり声を絶えざらしむ。自余の衆はことごとく食堂に入るべし。この間、近住の衆は外陣において音を助くべし。当番供養法師しばらく抑え後供養す。後番の食訖りて来るを待つべし。〕
① 天曙=夜明けがた。
(つづく)
| 固定リンク
コメント