コスモス寺花だより 11・22
◇水仙:≪つぼみ≫12月~2月 3万本
「真中の小さき黄色のさかづきに
甘き香もれる水仙の花」木下利玄
種類;一重咲きの日本水仙(寒水仙、雪中花)。複弁咲きのチャフルネス(匂い水仙)
剣のような葉の間に、ちらほらと蕾が見えています。
◇コスモス:≪終わりました≫
「コスモスの 白が終りの やうに咲く」細見綾子
コスモスの花はまだ少し咲き残っていますが、これからお正月に向けて、水仙の花が見えるように枯れ枝を片付ける作業に入りますので、終了といたします。
〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏咲きコスモス(6月)
紫陽花(6月)
・秋:コスモス(9月~11月)
・冬:水仙(12月~2月)
《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1090
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』
(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)
◆【一 七箇日間抛余事一向可勤修事。
右七箇日之間者。不交余念余事。不論自番他番。隨力之堪。一向勤修。夫人倫而誰無恩所。而此時若不報者。更可期何時乎。今者我雖訪人。明終人可訪我。我若疎訪人疎。人亦訪我疎。然則懶堕睡眠。勵我心而慚愧。終日竟夜不待人勧而競勤耳。】
〔一 七箇日の間、余事を抛(なげう)って一向に勤修すべき事
右、七箇日の間は、余念余事を交えず、自番他番を論ぜず、力の堪えるに随い一向に勤修するは、夫れ人倫にして誰か恩所無からん。而してこの時に若し報いずんば、さらにいずれの時を期すべきや。今は我れ、人を訪うといえども、明けて終りなば人我を訪うべし。我れ人を訪うことおろそかなれば、人また我を訪うことおろそかなり。しかれば則ち懶惰して睡眠することあれば、我が心を励まして慚愧すべし。終日竟夜(しゅうじつきょうや①)人の勧めるを待たずして競いて勤めるのみ。〕
① 終日竟夜=一日中、夜通し。
(つづく)
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