コスモス寺花だより 11・24
◇水仙:≪つぼみ≫12月~2月 3万本
「真中の小さき黄色のさかづきに
甘き香もれる水仙の花」木下利玄
種類;一重咲きの日本水仙(寒水仙、雪中花)。複弁咲きのチャフルネス(匂い水仙)
剣のような葉の間に、ちらほらと蕾が見えています。一番花が咲き出しました。
◇コスモス:≪終わりました≫
「コスモスに 大空の青さ 暮れ初む」尾崎放哉
コスモスの花はまだ少し咲き残っていますが、これからお正月に向けて、水仙の花が見えるように枯れ枝を片付ける作業に入りますので、終了といたします。
〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏咲きコスモス(6月)
紫陽花(6月)
・秋:コスモス(9月~11月)
・冬:水仙(12月~2月)
《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1092
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』
(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)
◆【依之。且課前事。且顧後非。殊所定置制禁也。先於道場内。不可合頭私語。露齒戯笑。所詮自非誦神呪。輙勿出余言。非制之限。〈是一〉次互調音声之高下。共計拍子之緩急。和合勤之。不得参差。〈是二〉又皆集会幷当番行道之時。極老僧現所労之外。輙不可著座。〈是三〉】
〔之に依り、且つは前事に課し、且つは後非を顧み、殊には定置する所を制禁するなり。
先ずは道場内に於いて、頭を合せ私語し、歯を露わにして戯笑すべからず。所詮は神呪を誦するに非ざるにより、輙(すなわ)ち余言を出だすことなかれ。但だ、要言に於いては制の限りに非ず。〈是れ一〉
次に、互いに音声の高下を調(ととの)え、ともに調子の緩急を計(はか)り、和合して之を勤めよ。参差(しんし①)することを得ざれ。〈是れ二〉
また皆集会ならびに当番行道の時、きわめて老いたる僧の所労(しょろう②)を現わすのほかは、すなわち着座すべからず。〈是れ三〉〕
① 参差=高さ長さがそろわないこと。
② 所労=つかれ。病気。
(つづく)
| 固定リンク
コメント