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2018年12月

2018年12月30日 (日)

コスモス寺花だより 12・30

 

◇水仙:≪見ごろ≫

花の期間・12月~2月 3万本

 

「水仙に もつとも欲しき 人ひとり」中村汀女

 

種類;一重咲きの日本水仙(寒水仙、雪中花)。

複弁咲きのチャフルネス(匂い水仙)

 

◇さざんか:≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1099

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【又行法訖後者。行法訖後者。記録行事幷施主之名字。撒置僧名及両通〈陀羅尼供養法〉之番帳。可令(ナシ)為後年之鬼鏡。又土砂箱安置浄処。有所望之人者。不擇親疎。分与之。慇懃勤之。勿捲繁重矣。以前十一箇条。大概如斯。衆皆守之。敢勿忽諸矣。

文永元年甲子九月十八日。任衆僧之議定記之。

同三年丙寅九月廿二日。依重衆議。同加添削畢。

比 丘 性 海】

 

〔また、行法訖って後は、行事ならびに施主の名字を記録し、僧名および両通〔陀羅尼供養法〕の番帳を撒置(さんち①)し、後年の亀鏡(ききょう②)となすべし。また、土砂(どしゃ③)の箱を淨処に安置し、所望の人有れば、親疎を撰ばずこれを分与し、慇懃にこれを勤め繁重(はんじゅう④)を倦むことなかれ。

以上、十一箇条、大概はかくの如し。衆みなこれを守り、あえて忽諸(こっしょ⑤)することなかれ。

  文永元年甲子九月十八日、衆僧の議定に任せてこれを記す。

  同三年丙寅九月二十二日、衆議を重ねるに依り同じく添削を加え畢る。

                  比 丘 性 海(びくしょうかい⑥)〕

 

 撒置=はなちおく。

 亀鏡=キケイとも。てほん。模範。

 土砂=光明真言により加持された砂。

 繁重=忙しく煩わしさが重なること。

 忽諸=おろそかにすること。

 比丘性海=覚性房性海(一二三五~?)。大和喜光寺長老。興正菩薩に近侍して記録係を勤めた。『般若寺無遮大会』を記録したが現存しない。

(了)

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2018年12月29日 (土)

コスモス寺花だより 12・29

 

年の瀬も押しつまってきましたが、寒波襲来でめっきり冷えています。水仙の花は寒くなったほうがきれいに咲きます。今夜あたり雪になるかもしれません。

◇水仙:≪見ごろ≫

花の期間・12月~2月 3万本

 

「年の瀬の 水仙咲ける 仮泊かな」角川源義

 

種類;一重咲きの日本水仙(寒水仙、雪中花)。

複弁咲きのチャフルネス(匂い水仙)

 

◇さざんか:≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1099

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【又行法訖後者。行法訖後者。記録行事幷施主之名字。撒置僧名及両通〈陀羅尼供養法〉之番帳。可令(ナシ)為後年之鬼鏡。又土砂箱安置浄処。有所望之人者。不擇親疎。分与之。慇懃勤之。勿捲繁重矣。以前十一箇条。大概如斯。衆皆守之。敢勿忽諸矣。

文永元年甲子九月十八日。任衆僧之議定記之。

同三年丙寅九月廿二日。依重衆議。同加添削畢。

比 丘 性 海】

 

〔また、行法訖って後は、行事ならびに施主の名字を記録し、僧名および両通〔陀羅尼供養法〕の番帳を撒置(さんち①)し、後年の亀鏡(ききょう②)となすべし。また、土砂(どしゃ③)の箱を淨処に安置し、所望の人有れば、親疎を撰ばずこれを分与し、慇懃にこれを勤め繁重(はんじゅう④)を倦むことなかれ。

以上、十一箇条、大概はかくの如し。衆みなこれを守り、あえて忽諸(こっしょ⑤)することなかれ。

  文永元年甲子九月十八日、衆僧の議定に任せてこれを記す。

  同三年丙寅九月二十二日、衆議を重ねるに依り同じく添削を加え畢る。

                  比 丘 性 海(びくしょうかい⑥)〕

 

 撒置=はなちおく。

 亀鏡=キケイとも。てほん。模範。

 土砂=光明真言により加持された砂。

 繁重=忙しく煩わしさが重なること。

 忽諸=おろそかにすること。

 比丘性海=覚性房性海(一二三五~?)。大和喜光寺長老。興正菩薩に近侍して記録係を勤めた。『般若寺無遮大会』を記録したが現存しない。

(了)

 

 

 

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2018年12月28日 (金)

コスモス寺花だより 12・28

 

見ごろになって来た水仙は1月には満開になります。お正月から2月まで長い期間花を楽しめます。

◇水仙:≪見ごろ≫

花の期間・12月~2月 3万本

 

「小娘の 機嫌の会釈 水仙花」飯田龍太

 

種類;一重咲きの日本水仙(寒水仙、雪中花)。

複弁咲きのチャフルネス(匂い水仙)

 

◇さざんか:≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1099

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【又行法訖後者。行法訖後者。記録行事幷施主之名字。撒置僧名及両通〈陀羅尼供養法〉之番帳。可令(ナシ)為後年之鬼鏡。又土砂箱安置浄処。有所望之人者。不擇親疎。分与之。慇懃勤之。勿捲繁重矣。以前十一箇条。大概如斯。衆皆守之。敢勿忽諸矣。

文永元年甲子九月十八日。任衆僧之議定記之。

同三年丙寅九月廿二日。依重衆議。同加添削畢。

比 丘 性 海】

 

〔また、行法訖って後は、行事ならびに施主の名字を記録し、僧名および両通〔陀羅尼供養法〕の番帳を撒置(さんち①)し、後年の亀鏡(ききょう②)となすべし。また、土砂(どしゃ③)の箱を淨処に安置し、所望の人有れば、親疎を撰ばずこれを分与し、慇懃にこれを勤め繁重(はんじゅう④)を倦むことなかれ。

以上、十一箇条、大概はかくの如し。衆みなこれを守り、あえて忽諸(こっしょ⑤)することなかれ。

  文永元年甲子九月十八日、衆僧の議定に任せてこれを記す。

  同三年丙寅九月二十二日、衆議を重ねるに依り同じく添削を加え畢る。

                  比 丘 性 海(びくしょうかい⑥)〕

 

 撒置=はなちおく。

 亀鏡=キケイとも。てほん。模範。

 土砂=光明真言により加持された砂。

 繁重=忙しく煩わしさが重なること。

 忽諸=おろそかにすること。

 比丘性海=覚性房性海(一二三五~?)。大和喜光寺長老。興正菩薩に近侍して記録係を勤めた。『般若寺無遮大会』を記録したが現存しない。

(了)

 

 

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2018年12月27日 (木)

コスモス寺花だより 12・27

 

今日から寒波襲来で寒くなります。今まで少し暖かかったのと雨がよく降ったので水仙の花は一気に咲きそろい見ごろとなりました。境内にはかぐわしい花の香りが満ちています。水仙は清らかで楚々とした風情がいいですね。

◇水仙:≪見ごろ≫

花の期間・12月~2月 3万本

 

「大き花圃 水仙のみと なりにける」水原秋櫻子

 

種類;一重咲きの日本水仙(寒水仙、雪中花)。

複弁咲きのチャフルネス(匂い水仙)

 

◇さざんか:≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1099

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【又行法訖後者。行法訖後者。記録行事幷施主之名字。撒置僧名及両通〈陀羅尼供養法〉之番帳。可令(ナシ)為後年之鬼鏡。又土砂箱安置浄処。有所望之人者。不擇親疎。分与之。慇懃勤之。勿捲繁重矣。以前十一箇条。大概如斯。衆皆守之。敢勿忽諸矣。

文永元年甲子九月十八日。任衆僧之議定記之。

同三年丙寅九月廿二日。依重衆議。同加添削畢。

比 丘 性 海】

 

〔また、行法訖って後は、行事ならびに施主の名字を記録し、僧名および両通〔陀羅尼供養法〕の番帳を撒置(さんち①)し、後年の亀鏡(ききょう②)となすべし。また、土砂(どしゃ③)の箱を淨処に安置し、所望の人有れば、親疎を撰ばずこれを分与し、慇懃にこれを勤め繁重(はんじゅう④)を倦むことなかれ。

以上、十一箇条、大概はかくの如し。衆みなこれを守り、あえて忽諸(こっしょ⑤)することなかれ。

  文永元年甲子九月十八日、衆僧の議定に任せてこれを記す。

  同三年丙寅九月二十二日、衆議を重ねるに依り同じく添削を加え畢る。

                  比 丘 性 海(びくしょうかい⑥)〕

 

 撒置=はなちおく。

 亀鏡=キケイとも。てほん。模範。

 土砂=光明真言により加持された砂。

 繁重=忙しく煩わしさが重なること。

 忽諸=おろそかにすること。

 比丘性海=覚性房性海(一二三五~?)。大和喜光寺長老。興正菩薩に近侍して記録係を勤めた。『般若寺無遮大会』を記録したが現存しない。

(了)

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2018年12月26日 (水)

コスモス寺花だより 12・26

 

◇水仙:≪5分咲き≫

花の期間・12月~2月 3万本

 

「水仙の 莟に星の 露を孕む」正岡子規

 

種類;一重咲きの日本水仙(寒水仙、雪中花)。

複弁咲きのチャフルネス(匂い水仙)

 

◇さざんか:≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1099

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【又行法訖後者。行法訖後者。記録行事幷施主之名字。撒置僧名及両通〈陀羅尼供養法〉之番帳。可令(ナシ)為後年之鬼鏡。又土砂箱安置浄処。有所望之人者。不擇親疎。分与之。慇懃勤之。勿捲繁重矣。以前十一箇条。大概如斯。衆皆守之。敢勿忽諸矣。

文永元年甲子九月十八日。任衆僧之議定記之。

同三年丙寅九月廿二日。依重衆議。同加添削畢。

比 丘 性 海】

 

〔また、行法訖って後は、行事ならびに施主の名字を記録し、僧名および両通〔陀羅尼供養法〕の番帳を撒置(さんち①)し、後年の亀鏡(ききょう②)となすべし。また、土砂(どしゃ③)の箱を淨処に安置し、所望の人有れば、親疎を撰ばずこれを分与し、慇懃にこれを勤め繁重(はんじゅう④)を倦むことなかれ。

以上、十一箇条、大概はかくの如し。衆みなこれを守り、あえて忽諸(こっしょ⑤)することなかれ。

  文永元年甲子九月十八日、衆僧の議定に任せてこれを記す。

  同三年丙寅九月二十二日、衆議を重ねるに依り同じく添削を加え畢る。

                  比 丘 性 海(びくしょうかい⑥)〕

 

 撒置=はなちおく。

 亀鏡=キケイとも。てほん。模範。

 土砂=光明真言により加持された砂。

 繁重=忙しく煩わしさが重なること。

 忽諸=おろそかにすること。

 比丘性海=覚性房性海(一二三五~?)。大和喜光寺長老。興正菩薩に近侍して記録係を勤めた。『般若寺無遮大会』

(了)

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2018年12月24日 (月)

コスモス寺花だより 12・24

 

◇水仙:≪5分咲き≫

花の期間・12月~2月 3万本

 

「水仙の しずけさをいま おのれとす」森澄雄

 

種類;一重咲きの日本水仙(寒水仙、雪中花)。

複弁咲きのチャフルネス(匂い水仙)

 

◇さざんか:≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1098

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【此外道場荘厳等法会作法者。可為綱維之奉行。朝粥中食等世間料理者。可為知事之沙汰。但置此法式者。為令存大概也。然則強勿云綱維之奉行。依事相助。偏勿云知事沙汰。隨時相議。三人共成乳水之思。一会無為可令成就者也。】

 

〔このほか道場荘厳(どうじょうしょうごん①)など法会の作法は、綱維の奉行(ぶぎょう②)とするべし。朝粥中食など世間の料理は、知事(ちじ③)の沙汰(さた④)とするべし。但だこの法式(ほっしき⑤)を置くは、大概(たいがい⑥)を存せしめんがため也。しかれば則ち、あながちに綱維の奉行というなかれ。事に依りて相助く。偏に知事の沙汰という勿れ。臨時に相議し、三人ともに乳水(にゅうすい⑦)の思いを成す。一会の無為(むい⑧)は成就せしむべきもの也。〕

 

 道場荘厳=光明真言堂の法会道場。曼荼羅、祖師像などの画幅、大壇上の舎利塔、密教法具、幢幡、華鬘などの荘厳法具。

 奉行=仏の教えを奉じ、それを実践すること。

 知事=寺院の雑事や庶務をつかさどるもの。

 沙汰=決裁されたことについての指令、指図、命令。

 法式=法会などを行うその作法と儀式。

 大概=大部分。

 乳水=乳と水が混じれば、区別ができないほど溶け合う状態。

 無為=平穏無事であること。

(つづく)

 

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2018年12月23日 (日)

コスモス寺花だより 12・23

 

◇水仙:≪5分咲き≫

花の期間・12月~2月 3万本

 

「水仙の 日向に坐して 写真哉」正岡子規

 

種類;一重咲きの日本水仙(寒水仙、雪中花)。

複弁咲きのチャフルネス(匂い水仙)

 

◇さざんか:≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1097

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【然則撿知油之分齊。談議綱維。可相計灯明之多少。兼又今式文之内。別書出定時節。誡道場内非法。策勵諸衆之三段。諸衆群衆之時。可授室々依止寺々衆首。是則為令面々集所摂之衆。一一講式文之趣。於勤行者。慇懃増策勵。於非法者。未然加柄誡也。】

 

〔然れば則ち油の分斉(ぶんざい①)を撿知し、綱維(こうい②)に談議し、灯明の多少を相計るべし。兼ねてまた、今の式文の内、別して定時節に書き出だし、道場内の非法を誡む。諸衆の三段を策励(さくれい③)し、諸衆群集の時、室室の依止(えじ④)、寺寺の衆首(しゅうしゅ⑤)に授くべし。これ則ち面々をして所摂の衆を集めしめんがため、一々の講式文の趣、勤行に於いては慇懃に策励を増し、非法に於いては未然に柄誡(へいかい⑥)を加うるなり。〕

 

 分斉=与えられた内容。程度。

 綱維=寺で一般の僧を監督、指導する僧。法会を取り仕切る僧。都維那。

 策励=はげますこと。

 依止=よりどころ。僧坊の室々の長。

 衆首=一寺の長、長老。

 柄誡=柄は炳の誤り。炳誡はあきらかないましめ。

(つづく)

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2018年12月22日 (土)

コスモス寺花だより 12・22

 

◇水仙:≪3分咲き≫

花の期間・12月~2月 3万本

 

「水仙の 花を貫く 緑かな」阿波野青畝

 

種類;一重咲きの日本水仙(寒水仙、雪中花)。

複弁咲きのチャフルネス(匂い水仙)

 

◇さざんか:≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1097


『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【然則撿知油之分齊。談議綱維。可相計灯明之多少。兼又今式文之内。別書出定時節。誡道場内非法。策勵諸衆之三段。諸衆群衆之時。可授室々依止寺々衆首。是則為令面々集所摂之衆。一一講式文之趣。於勤行者。慇懃増策勵。於非法者。未然加柄誡也。】

 

〔然れば則ち油の分斉(ぶんざい①)を撿知し、綱維(こうい②)に談議し、灯明の多少を相計るべし。兼ねてまた、今の式文の内、別して定時節に書き出だし、道場内の非法を誡む。諸衆の三段を策励(さくれい③)し、諸衆群集の時、室室の依止(えじ④)、寺寺の衆首(しゅうしゅ⑤)に授くべし。これ則ち面々をして所摂の衆を集めしめんがため、一々の講式文の趣、勤行に於いては慇懃に策励を増し、非法に於いては未然に柄誡(へいかい⑥)を加うるなり。〕

 

 分斉=与えられた内容。程度。

 綱維=寺で一般の僧を監督、指導する僧。法会を取り仕切る僧。都維那。

 策励=はげますこと。

 依止=よりどころ。僧坊の室々の長。

 衆首=一寺の長、長老。

 柄誡=柄は炳の誤り。炳誡はあきらかないましめ。

 

(つづく)

 

 

 

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2018年12月20日 (木)

コスモス寺花だより 12・20

 

◇水仙:≪3分咲き≫

花の期間・12月~2月 3万本

 

「水仙の 身をもてゆるる かすかにも」清崎敏郎

 

種類;一重咲きの日本水仙(寒水仙、雪中花)。

複弁咲きのチャフルネス(匂い水仙)

 

◇さざんか:≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1096

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【一 行法前後行事可用意條々事

右当行之人者。先解了今之式文。守其雅趣。可致沙汰也。所謂若有亡者。開過去帳注載之。兼有壇越者。任其約諾記置之。又以九月四日。雖為定日。若有延促者。可相觸子細於諸寺。又期日相近者。土砂以下事。兼可用意之。勿勵越度。又勤行間道場以下処々灯明者。寺々僧衆面々奉加也。】

 

〔一、行法(ぎょうぼう①)前後の行事(ぎょうじ②)に用意すべき条々の事

右、行事に当たるの人は、先ず今の式文(しきぶん③)を解了し、その雅趣(がしゅ④)を守り沙汰を致すべき也。所謂、若し亡者あれば過去帳を開き之を注載し、兼ねて檀越あればその約諾(やくだく⑤)に任せ之を記し置く。また、九月四日をもって定日と為すと雖も、若し延捉(えんそく⑥)あらば子細を諸寺に相触れるべし。また、期日相近ければ土砂以下のこと、兼ねて之を用意すべし。度を越さしむる勿れ。また、勤行の間、道場以下処々の灯明は、寺々の僧衆面々の奉加なり。〕

 

 行法=密教の修法。ここでは光明真言法。

 行事=恒例の法会

 式文=一定の作法のある行事、儀式の文章。

 雅趣=風雅なおもむき。

 約諾=誓約して承諾する内容。

 延捉=延長すること。

(つづく)

 

 

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2018年12月19日 (水)

コスモス寺花だより 12・19

 

朝晩の寒さが水仙の花の白さ、芳しい香りを引き立てています。もう少しで見ごろになるでしょう。


◇水仙:≪3分咲き≫

花の期間・12月~2月 3万本

 

「水仙の 花空白に かこまるる」藤田湘子

 

種類;一重咲きの日本水仙(寒水仙、雪中花)。

複弁咲きのチャフルネス(匂い水仙)

 

◇さざんか:≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1096

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【一 行法前後行事可用意條々事

右当行之人者。先解了今之式文。守其雅趣。可致沙汰也。所謂若有亡者。開過去帳注載之。兼有壇越者。任其約諾記置之。又以九月四日。雖為定日。若有延促者。可相觸子細於諸寺。又期日相近者。土砂以下事。兼可用意之。勿勵越度。又勤行間道場以下処々灯明者。寺々僧衆面々奉加也。】

 

〔一、行法(ぎょうぼう①)前後の行事(ぎょうじ②)に用意すべき条々の事

右、行事に当たるの人は、先ず今の式文(しきぶん③)を解了し、その雅趣(がしゅ④)を守り沙汰を致すべき也。所謂、若し亡者あれば過去帳を開き之を注載し、兼ねて檀越あればその約諾(やくだく⑤)に任せ之を記し置く。また、九月四日をもって定日と為すと雖も、若し延捉(えんそく⑥)あらば子細を諸寺に相触れるべし。また、期日相近ければ土砂以下のこと、兼ねて之を用意すべし。度を越さしむる勿れ。また、勤行の間、道場以下処々の灯明は、寺々の僧衆面々の奉加なり。〕

 

 行法=密教の修法。ここでは光明真言法。

 行事=恒例の法会

 式文=一定の作法のある行事、儀式の文章。

 雅趣=風雅なおもむき。

 約諾=誓約して承諾する内容。

 延捉=延長すること。

(つづく)

 

 

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2018年12月18日 (火)

コスモス寺花だより 12・18

 

◇水仙:≪3分咲き≫

花の期間・12月~2月 3万本

 

「水仙の 夕べまばたく 花の数」飯田龍太

 

種類;一重咲きの日本水仙(寒水仙、雪中花)。

複弁咲きのチャフルネス(匂い水仙)

 

◇さざんか:≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1096

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【一 行法前後行事可用意條々事

右当行之人者。先解了今之式文。守其雅趣。可致沙汰也。所謂若有亡者。開過去帳注載之。兼有壇越者。任其約諾記置之。又以九月四日。雖為定日。若有延促者。可相觸子細於諸寺。又期日相近者。土砂以下事。兼可用意之。勿勵越度。又勤行間道場以下処々灯明者。寺々僧衆面々奉加也。】

 

〔一、行法(ぎょうぼう①)前後の行事(ぎょうじ②)に用意すべき条々の事

右、行事に当たるの人は、先ず今の式文(しきぶん③)を解了し、その雅趣(がしゅ④)を守り沙汰を致すべき也。所謂、若し亡者あれば過去帳を開き之を注載し、兼ねて檀越あればその約諾(やくだく⑤)に任せ之を記し置く。また、九月四日をもって定日と為すと雖も、若し延捉(えんそく⑥)あらば子細を諸寺に相触れるべし。また、期日相近ければ土砂以下のこと、兼ねて之を用意すべし。度を越さしむる勿れ。また、勤行の間、道場以下処々の灯明は、寺々の僧衆面々の奉加なり。〕

 

 行法=密教の修法。ここでは光明真言法。

 行事=恒例の法会

 式文=一定の作法のある行事、儀式の文章。

 雅趣=風雅なおもむき。

 約諾=誓約して承諾する内容。

 延捉=延長すること。

(つづく)

 

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コスモス寺花だより 12・18

 

◇水仙:≪3分咲き≫

花の期間・12月~2月 3万本

 

「水仙の 夕べまばたく 花の数」飯田龍太

 

種類;一重咲きの日本水仙(寒水仙、雪中花)。

複弁咲きのチャフルネス(匂い水仙)

 

◇さざんか:≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1096

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【一 行法前後行事可用意條々事

右当行之人者。先解了今之式文。守其雅趣。可致沙汰也。所謂若有亡者。開過去帳注載之。兼有壇越者。任其約諾記置之。又以九月四日。雖為定日。若有延促者。可相觸子細於諸寺。又期日相近者。土砂以下事。兼可用意之。勿勵越度。又勤行間道場以下処々灯明者。寺々僧衆面々奉加也。】

 

〔一、行法(ぎょうぼう①)前後の行事(ぎょうじ②)に用意すべき条々の事

右、行事に当たるの人は、先ず今の式文(しきぶん③)を解了し、その雅趣(がしゅ④)を守り沙汰を致すべき也。所謂、若し亡者あれば過去帳を開き之を注載し、兼ねて檀越あればその約諾(やくだく⑤)に任せ之を記し置く。また、九月四日をもって定日と為すと雖も、若し延捉(えんそく⑥)あらば子細を諸寺に相触れるべし。また、期日相近ければ土砂以下のこと、兼ねて之を用意すべし。度を越さしむる勿れ。また、勤行の間、道場以下処々の灯明は、寺々の僧衆面々の奉加なり。〕

 

 行法=密教の修法。ここでは光明真言法。

 行事=恒例の法会

 式文=一定の作法のある行事、儀式の文章。

 雅趣=風雅なおもむき。

 約諾=誓約して承諾する内容。

 延捉=延長すること。

(つづく)

 

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2018年12月17日 (月)

コスモス寺花だより 12・17

 

◇水仙:≪3分咲き≫

花の期間・12月~2月 3万本

 

「水仙の 花のうしろの 蕾かな」星野立子

 

種類;一重咲きの日本水仙(寒水仙、雪中花)。

複弁咲きのチャフルネス(匂い水仙)

 

◇さざんか:≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1096

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【一 行法前後行事可用意條々事

右当行之人者。先解了今之式文。守其雅趣。可致沙汰也。所謂若有亡者。開過去帳注載之。兼有壇越者。任其約諾記置之。又以九月四日。雖為定日。若有延促者。可相觸子細於諸寺。又期日相近者。土砂以下事。兼可用意之。勿勵越度。又勤行間道場以下処々灯明者。寺々僧衆面々奉加也。】

 

〔一、行法(ぎょうぼう①)前後の行事(ぎょうじ②)に用意すべき条々の事

右、行事に当たるの人は、先ず今の式文(しきぶん③)を解了し、その雅趣(がしゅ④)を守り沙汰を致すべき也。所謂、若し亡者あれば過去帳を開き之を注載し、兼ねて檀越あればその約諾(やくだく⑤)に任せ之を記し置く。また、九月四日をもって定日と為すと雖も、若し延捉(えんそく⑥)あらば子細を諸寺に相触れるべし。また、期日相近ければ土砂以下のこと、兼ねて之を用意すべし。度を越さしむる勿れ。また、勤行の間、道場以下処々の灯明は、寺々の僧衆面々の奉加なり。〕

 

 行法=密教の修法。ここでは光明真言法。

 行事=恒例の法会

 式文=一定の作法のある行事、儀式の文章。

 雅趣=風雅なおもむき。

 約諾=誓約して承諾する内容。

 延捉=延長すること。

(つづく)

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2018年12月16日 (日)

コスモス寺花だより 12・16

 

◇水仙:≪3分咲き≫

花の期間・12月~2月 3万本

 

「水仙の こち向く花の 香をもらふ」中村汀女

 

種類;一重咲きの日本水仙(寒水仙、雪中花)。複弁咲きのチャフルネス(匂い水仙)

 

◇さざんか:≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1095

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【一 以今年会合次可差定明年行事事

右結願之後。成衆会。差一人限年中。可令料理勤行間大小事。当其次之仁。更勿致辞遁矣。】

 

〔一、今年の会合を以って次に明年の行事を差定(さじょう①)すべき事

右、結願の後、衆会を成し、一人を差し年中に限る。勤行の間の大小事を料理(りょうり②)せしむべき事。当にその次の仁は、さらに辞遁(じとん③)を致すことなかれ。〕

 

 差定=法要の配役などを記して各人に通知し、その承認を求めること。

 料理=物事を整えおさめること。うまく処理すること。

 辞遁=ことわりのがれること。

(つづく)

 

 

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2018年12月15日 (土)

コスモス寺花だより 12・15

 

◇水仙:≪3分咲き≫

花の期間・12月~2月 3万本

 

「水仙に 鼬(いたち)隠るる 明家かな」正岡子規

 

種類;一重咲きの日本水仙(寒水仙、雪中花)。複弁咲きのチャフルネス(匂い水仙)

 

◇さざんか:≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1095

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【一 以今年会合次可差定明年行事事

右結願之後。成衆会。差一人限年中。可令料理勤行間大小事。当其次之仁。更勿致辞遁矣。】

 

〔一、今年の会合を以って次に明年の行事を差定(さじょう①)すべき事

右、結願の後、衆会を成し、一人を差し年中に限る。勤行の間の大小事を料理(りょうり②)せしむべき事。当にその次の仁は、さらに辞遁(じとん③)を致すことなかれ。〕

 

 差定=法要の配役などを記して各人に通知し、その承認を求めること。

 料理=物事を整えおさめること。うまく処理すること。

 辞遁=ことわりのがれること。

(つづく)

 

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2018年12月14日 (金)

コスモス寺花だより 12・14

 

◇水仙:≪3分咲き≫

花の期間・12月~2月 3万本

 

「水仙に 風見えそめて 佇めり」高野素十

 

種類;一重咲きの日本水仙(寒水仙、雪中花)。複弁咲きのチャフルネス(匂い水仙)

 

◇さざんか:≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1094

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【凡如此之事。依時隨縁不覚而来。兼加用意。謹勿違失。然則寺々衆首。室々依止開白以前。面々集所摂之衆。以上之趣。可加教誡。然後行法之間。若有誤違犯者。招出閑処。懇可令教誡。乍見有違失。莫黙然止而已。

 

〔およそかくの如きの事、時に依り、縁に随って覚えずして来る。兼ねて用意を加えれば、謹んで違失(いしつ)する勿かれ。しかれば則ち寺々の衆首(しゅうしゅ)、室室の依止(えじ)は開白(かいびゃく)以前、面々に所摂の衆を集む。以上の趣、教誡を加うべし。しかる後、行法の間、もし誤って違犯する者あらば、閑処に招き出だし、ねんごろに教誡を加うべし。違失あるを見ながら黙然することなかれ、止むのみ。〕

(つづく)

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2018年12月13日 (木)

コスモス寺花だより 12・13

 

◇水仙:≪3分咲き≫

花の期間・12月~2月 3万本

 

「水仙の ひとかたまりの 香とおもふ」黒田杏子

 

種類;一重咲きの日本水仙(寒水仙、雪中花)。複弁咲きのチャフルネス(匂い水仙)

 

◇さざんか:≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1094

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【凡如此之事。依時隨縁不覚而来。兼加用意。謹勿違失。然則寺々衆首。室々依止開白以前。面々集所摂之衆。以上之趣。可加教誡。然後行法之間。若有誤違犯者。招出閑処。懇可令教誡。乍見有違失。莫黙然止而已。

 

〔およそかくの如きの事、時に依り、縁に随って覚えずして来る。兼ねて用意を加えれば、謹んで違失(いしつ)する勿かれ。しかれば則ち寺々の衆首(しゅうしゅ)、室室の依止(えじ)は開白(かいびゃく)以前、面々に所摂の衆を集む。以上の趣、教誡を加うべし。しかる後、行法の間、もし誤って違犯する者あらば、閑処に招き出だし、ねんごろに教誡を加うべし。違失あるを見ながら黙然することなかれ、止むのみ。〕

(つづく)

 

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2018年12月12日 (水)

コスモス寺花だより 12・12

 

◇水仙:≪3分咲き≫

花の期間・12月~2月 3万本

 

「水仙や 寒き都の ここかしこ」与謝蕪村

 

種類;一重咲きの日本水仙(寒水仙、雪中花)。複弁咲きのチャフルネス(匂い水仙)

 

◇さざんか:≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1094

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【凡如此之事。依時隨縁不覚而来。兼加用意。謹勿違失。然則寺々衆首。室々依止開白以前。面々集所摂之衆。以上之趣。可加教誡。然後行法之間。若有誤違犯者。招出閑処。懇可令教誡。乍見有違失。莫黙然止而已。

 

〔およそかくの如きの事、時に依り、縁に随って覚えずして来る。兼ねて用意を加えれば、謹んで違失(いしつ)する勿かれ。しかれば則ち寺々の衆首(しゅうしゅ)、室室の依止(えじ)は開白(かいびゃく)以前、面々に所摂の衆を集む。以上の趣、教誡を加うべし。しかる後、行法の間、もし誤って違犯する者あらば、閑処に招き出だし、ねんごろに教誡を加うべし。違失あるを見ながら黙然することなかれ、止むのみ。〕

(つづく)

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2018年12月 9日 (日)

コスモス寺花だより 12・9

 

◇水仙:≪3分咲き≫

花の期間・12月~2月 3万本

 

「水仙や 美人かうべを いたむらし」与謝蕪村

 

種類;一重咲きの日本水仙(寒水仙、雪中花)。複弁咲きのチャフルネス(匂い水仙)

 

◇さざんか:≪見ごろ≫

 

◇コスモス:≪終わりました≫

来年の花は初夏(6月)と秋(10月)に咲きます。

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1093

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【所以然者。蚊声雖微。集之成雷。何况数百之道俗。合声而大叫乎。臨座之人。猶以可驚耳。外聞之輩。必然而反唇者歟。尤有用意也。又行道之儀。同以准之。而欲出高声之外。更無余念之間。殆不知手舞足踏。是雖似勇猛之体。還可為軽哢之基。】

 

〔ゆえんしからば、蚊の声は微かなりといえども、これを集むれば雷となる。何ぞ況や数百の道俗、声を合わせ大に叫ぶや臨座の人なお以って耳を驚かすべし。外で聞く輩は、必然にして唇を反すものか。もっとも用意あるなり。また行道の儀は、同じく以ってこれに准ず。高声を出ださんと欲するの外、更に余念無きの間、ほとんど手舞、足踏を知らず。これ勇猛の体に似たりといえども、かえって

軽哢の基となすべし。〕

(つづく)

 

 

 

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2018年12月 6日 (木)

コスモス寺花だより 12・6

 

「しぐれのあめ いたくなふりそ こんどうの

   はしらのまそほ かべにながれむ」

 

秋艸道人会津八一が唐招提寺を詠んだ歌です。初冬のさびしい寺の風情をよくあらわされています。

 

◇水仙:≪咲きはじめ≫12月~2月 3万本

 

「水仙や 美人かうべを いたむらし」与謝蕪村

 

種類;一重咲きの日本水仙(寒水仙、雪中花)。複弁咲きのチャフルネス(匂い水仙)

 

◇さざんか:≪見ごろ≫

 

◇コスモス:≪終わりました≫

来年の花は初夏(6月)と秋(10月)に咲きます。

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1093

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【所以然者。蚊声雖微。集之成雷。何况数百之道俗。合声而大叫乎。臨座之人。猶以可驚耳。外聞之輩。必然而反唇者歟。尤有用意也。又行道之儀。同以准之。而欲出高声之外。更無余念之間。殆不知手舞足踏。是雖似勇猛之体。還可為軽哢之基。】

 

〔ゆえんしからば、蚊の声は微かなりといえども、これを集むれば雷となる。何ぞ況や数百の道俗、声を合わせ大に叫ぶや臨座の人なお以って耳を驚かすべし。外で聞く輩は、必然にして唇を反すものか。もっとも用意あるなり。また行道の儀は、同じく以ってこれに准ず。高声を出ださんと欲するの外、更に余念無きの間、ほとんど手舞、足踏を知らず。これ勇猛の体に似たりといえども、かえって

軽哢の基となすべし。〕

(つづく)

 

 

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2018年12月 5日 (水)

コスモス寺花だより 12・5

 

◇水仙:≪咲きはじめ≫12月~2月 3万本

 

「水仙や 美人かうべを いたむらし」与謝蕪村

 

種類;一重咲きの日本水仙(寒水仙、雪中花)。複弁咲きのチャフルネス(匂い水仙)

 

◇さざんか:≪見ごろ≫

 

◇コスモス:≪終わりました≫

来年の花は初夏(6月)と秋(10月)に咲きます。

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1093

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【所以然者。蚊声雖微。集之成雷。何况数百之道俗。合声而大叫乎。臨座之人。猶以可驚耳。外聞之輩。必然而反唇者歟。尤有用意也。又行道之儀。同以准之。而欲出高声之外。更無余念之間。殆不知手舞足踏。是雖似勇猛之体。還可為軽哢之基。】

 

〔ゆえんしからば、蚊の声は微かなりといえども、これを集むれば雷となる。何ぞ況や数百の道俗、声を合わせ大に叫ぶや臨座の人なお以って耳を驚かすべし。外で聞く輩は、必然にして唇を反すものか。もっとも用意あるなり。また行道の儀は、同じく以ってこれに准ず。高声を出ださんと欲するの外、更に余念無きの間、ほとんど手舞、足踏を知らず。これ勇猛の体に似たりといえども、かえって

軽哢の基となすべし。〕

(つづく)

 

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2018年12月 4日 (火)

コスモス寺花だより 12・4

 

◇水仙:≪咲きはじめ≫12月~2月 3万本

 

「水仙や 白き障子の とも移り」松尾芭蕉

 

種類;一重咲きの日本水仙(寒水仙、雪中花)。複弁咲きのチャフルネス(匂い水仙)

◇さざんか:≪見ごろ

 

◇コスモス:≪終わりました≫

来年の花は初夏(6月)と秋(10月)に咲きます。

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1092

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【所以然者。蚊声雖微。集之成雷。何况数百之道俗。合声而大叫乎。臨座之人。猶以可驚耳。外聞之輩。必然而反唇者歟。尤有用意也。又行道之儀。同以准之。而欲出高声之外。更無余念之間。殆不知手舞足踏。是雖似勇猛之体。還可為軽哢之基。】

 

〔ゆえんしからば、蚊の声は微かなりといえども、これを集むれば雷となる。何ぞ況や数百の道俗、声を合わせ大に叫ぶや臨座の人なお以って耳を驚かすべし。外で聞く輩は、必然にして唇を反すものか。もっとも用意あるなり。また行道の儀は、同じく以ってこれに准ず。高声を出ださんと欲するの外、更に余念無きの間、ほとんど手舞、足踏を知らず。これ勇猛の体に似たりといえども、かえって

軽哢の基となすべし。〕

(つづく)

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2018年12月 3日 (月)

コスモス寺花だより 12・3

 

今日はしぐれの雨です。

細い雨が白いさざんかの花にふりかかり、

初冬の風情が感じられます。

 

昨日は、美咲会のボランティア清掃があり、

30人以上の参加者が境内に生い茂ったコスモスを片付けていただきました。

景色は一変し広く感じられ、

隠れていた水仙が見えるようになりました。

 

◇水仙:≪つぼみ≫12月~2月 3万本

 

「水仙や 白き障子の とも移り」松尾芭蕉

 

種類;一重咲きの日本水仙(寒水仙、雪中花)。複弁咲きのチャフルネス(匂い水仙)

 

◇コスモス:≪終わりました≫

来年の花は初夏(6月)と秋(10月)に咲きます。

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1092

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【惣而云之。僧中之法則者。冝為先穏便。然則七箇日之間。長時念誦者。鎮用地声。若欲励心之時者。冝交中音。軽勿出高声。若猛利信心発起之人。忽然而雖出高声不及変色損顔而叫喚。又有同心之人者。四五人助音。不得挙衆学之。】

 

〔惣じてこれを云うは、僧中の法則はよろしく穏便を先となすべし。しかれば則ち七箇日の間、長時の念誦は鎮めに地声を用いる。若し心を励まさんと欲するの時は、よろしく中音を交え、軽(かるがる)しく高声を出だすこと勿れ。もし猛く信心発起の人を利せんとするならば、忽然として高声を出だすと雖も、変色損顔(へんしょくそんがん①)して叫喚に及ばざれ。また同心の人有れば、四五人助音し、衆を挙げて之を学ぶことを得ざれ。〕

 

 変色損顔=顔色を変えたり、形相を変えること。

(つづく)

 

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2018年12月 2日 (日)

コスモス寺花だより 12・2

 

◇水仙:≪つぼみ≫12月~2月 3万本

 

「水仙や 白き障子の とも移り」松尾芭蕉

 

種類;一重咲きの日本水仙(寒水仙、雪中花)。複弁咲きのチャフルネス(匂い水仙)

剣のような葉の間に、ちらほらと蕾が見えています。一番花が咲き出しました。

 

◇コスモス:≪終わりました≫

来年の花は初夏(6月)と秋(10月)に咲きます。

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1092

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【惣而云之。僧中之法則者。冝為先穏便。然則七箇日之間。長時念誦者。鎮用地声。若欲励心之時者。冝交中音。軽勿出高声。若猛利信心発起之人。忽然而雖出高声不及変色損顔而叫喚。又有同心之人者。四五人助音。不得挙衆学之。】

 

〔惣じてこれを云うは、僧中の法則はよろしく穏便を先となすべし。しかれば則ち七箇日の間、長時の念誦は鎮めに地声を用いる。若し心を励まさんと欲するの時は、よろしく中音を交え、軽(かるがる)しく高声を出だすこと勿れ。もし猛く信心発起の人を利せんとするならば、忽然として高声を出だすと雖も、変色損顔(へんしょくそんがん①)して叫喚に及ばざれ。また同心の人有れば、四五人助音し、衆を挙げて之を学ぶことを得ざれ。〕

 

 変色損顔=顔色を変えたり、形相を変えること。

(つづく)

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2018年12月 1日 (土)

コスモス寺花だより   12・1

 

◇水仙:≪つぼみ≫12月~2月 3万本

 

「真中の小さき黄色のさかづきに 

    甘き香もれる水仙の花」木下利玄

 

種類;一重咲きの日本水仙(寒水仙、雪中花)。複弁咲きのチャフルネス(匂い水仙)

剣のような葉の間に、ちらほらと蕾が見えています。一番花が咲き出しました。

 

◇コスモス:≪終わりました≫

来年の花は初夏(6月)と秋(10月)に咲きます。

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1092

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【惣而云之。僧中之法則者。冝為先穏便。然則七箇日之間。長時念誦者。鎮用地声。若欲励心之時者。冝交中音。軽勿出高声。若猛利信心発起之人。忽然而雖出高声不及変色損顔而叫喚。又有同心之人者。四五人助音。不得挙衆学之。】

 

〔惣じてこれを云うは、僧中の法則はよろしく穏便を先となすべし。しかれば則ち七箇日の間、長時の念誦は鎮めに地声を用いる。若し心を励まさんと欲するの時は、よろしく中音を交え、軽(かるがる)しく高声を出だすこと勿れ。もし猛く信心発起の人を利せんとするならば、忽然として高声を出だすと雖も、変色損顔(へんしょくそんがん①)して叫喚に及ばざれ。また同心の人有れば、四五人助音し、衆を挙げて之を学ぶことを得ざれ。〕

 

 変色損顔=顔色を変えたり、形相を変えること。

(つづく)

 

 

 

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