コスモス寺花だより 12・22
◇水仙:≪3分咲き≫
花の期間・12月~2月 3万本
「水仙の 花を貫く 緑かな」阿波野青畝
種類;一重咲きの日本水仙(寒水仙、雪中花)。
複弁咲きのチャフルネス(匂い水仙)
◇さざんか:≪見ごろ≫
〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏咲きコスモス(6月)
紫陽花(6月)
・秋:コスモス(9月~11月)
・冬:水仙(12月~2月)
《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1097
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』
(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)
◆【然則撿知油之分齊。談議綱維。可相計灯明之多少。兼又今式文之内。別書出定時節。誡道場内非法。策勵諸衆之三段。諸衆群衆之時。可授室々依止寺々衆首。是則為令面々集所摂之衆。一一講式文之趣。於勤行者。慇懃増策勵。於非法者。未然加柄誡也。】
〔然れば則ち油の分斉(ぶんざい①)を撿知し、綱維(こうい②)に談議し、灯明の多少を相計るべし。兼ねてまた、今の式文の内、別して定時節に書き出だし、道場内の非法を誡む。諸衆の三段を策励(さくれい③)し、諸衆群集の時、室室の依止(えじ④)、寺寺の衆首(しゅうしゅ⑤)に授くべし。これ則ち面々をして所摂の衆を集めしめんがため、一々の講式文の趣、勤行に於いては慇懃に策励を増し、非法に於いては未然に柄誡(へいかい⑥)を加うるなり。〕
① 分斉=与えられた内容。程度。
② 綱維=寺で一般の僧を監督、指導する僧。法会を取り仕切る僧。都維那。
③ 策励=はげますこと。
④ 依止=よりどころ。僧坊の室々の長。
⑤ 衆首=一寺の長、長老。
⑥ 柄誡=柄は炳の誤り。炳誡はあきらかないましめ。
(つづく)
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