コスモス寺花だより 12・1
◇水仙:≪つぼみ≫12月~2月 3万本
「真中の小さき黄色のさかづきに
甘き香もれる水仙の花」木下利玄
種類;一重咲きの日本水仙(寒水仙、雪中花)。複弁咲きのチャフルネス(匂い水仙)
剣のような葉の間に、ちらほらと蕾が見えています。一番花が咲き出しました。
◇コスモス:≪終わりました≫
来年の花は初夏(6月)と秋(10月)に咲きます。
〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏咲きコスモス(6月)
紫陽花(6月)
・秋:コスモス(9月~11月)
・冬:水仙(12月~2月)
《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1092
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』
(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)
◆【惣而云之。僧中之法則者。冝為先穏便。然則七箇日之間。長時念誦者。鎮用地声。若欲励心之時者。冝交中音。軽勿出高声。若猛利信心発起之人。忽然而雖出高声不及変色損顔而叫喚。又有同心之人者。四五人助音。不得挙衆学之。】
〔惣じてこれを云うは、僧中の法則はよろしく穏便を先となすべし。しかれば則ち七箇日の間、長時の念誦は鎮めに地声を用いる。若し心を励まさんと欲するの時は、よろしく中音を交え、軽(かるがる)しく高声を出だすこと勿れ。もし猛く信心発起の人を利せんとするならば、忽然として高声を出だすと雖も、変色損顔(へんしょくそんがん①)して叫喚に及ばざれ。また同心の人有れば、四五人助音し、衆を挙げて之を学ぶことを得ざれ。〕
① 変色損顔=顔色を変えたり、形相を変えること。
(つづく)
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