昨夜は少し雨が降りましたが、今日も晴天でおだやかなお正月です。朝早く南の空に下弦のお月さまと明けの明星が再接近して見えました。お月さまは日に日に細り新月に向かわれます。6時半ごろのことでした。
◇水仙:≪満開≫
花の期間・12月~2月 3万本
「春寒き 寒暖計や 水仙花」正岡子規
種類;一重咲きの日本水仙(寒水仙、雪中花)。
複弁咲きのチャフルネス(匂い水仙)
◇さざんか:≪見ごろ≫
〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏咲きコスモス(6月)
紫陽花(6月)
・秋:コスモス(9月~11月)
・冬:水仙(12月~2月)
《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1100
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
『文永六年光明真言以後恒例衆議云』
(ぶんえいろくねんこうみょうしんごんいごこうれいのしゅうぎにいう)
◆【一 勤行之間。頻好高声。屢及叫喚。依非穏便之儀。已加禁制畢。爾来一向為微音之間。僧衆雖満座。音声動欲絶。惛沈睡眠等相催故歟。然者中音高声任心出之。可被勵猛利之心。伹於叫喚以下非儀者。猶堅可禁之。是則開制依時之義也〈云云〉。】
〔一つ、 勤行の間、頻りに高声を好み、しばしば叫喚に及ぶ。穏便の儀に非ざるより、すでに禁制を加え畢。
爾来一向に微音と為すの間、僧衆は満座といえども、音声はややもすれば絶えんとす。もしこれ高声を止どむるによらば、惛沈(こんじん①)睡眠等あい催す故か。しかれば中音高声は心に任せてこれを出だす。猛利の心を励まさるべし。伹だ、 叫喚以下の非儀においては、なお堅くこれを禁ずべし。これすなわち開制は時の義に依る也〈云々〉。〕
① 惛沈=心を不活発にさせ沈滞させること。
(つづく)