コスモス寺花だより 2・28
2月の月末となりました。寒い冬に咲いていた水仙の花はいよいよ終わりを迎えようとしています。梅や椿が咲き、季節は春に移っていますが、観音石仏の前などではまだ満開の水仙が見られます。
〔いま咲いている花〕
◇侘助(わびすけ):≪見ごろ≫
◇椿:≪咲きはじめ≫
◇福寿草:≪見ごろ≫
◇梅:≪見ごろ≫
◇水仙:≪終わり近し≫
「水仙の 一輪匂ふ 日の出どき」谷川みゆき
〔コスモス〕
◇初夏咲きコスモス:≪栽培中≫
苗床へ種まきをして育成しています。大きくなれば境内の花壇に植え付けます。
・開花時期―5月下旬~7月上旬
・種類と本数―8種類、3万本
・特徴―種類、本数は秋に比べ少ないが、葉っぱの緑が鮮やかなので、赤・白・ピンクの花の色が際立ちきれいです。また、同時に紫陽花の花も咲きます。
〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏咲きコスモス(6月)
紫陽花(6月)
・秋:コスモス(9月~11月)
・冬:水仙(12月~2月)
《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1111
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
『西大寺光明真言会縁起』
(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)
◆【同二年。依表無表章之全文。設自誓受具之䡄則。遂正法興行曩願。忽学南山事鈔等律部。已談大賢古迹等菩薩戒。撰集顕密諸籍典。再興三聚円備受具戒法。開発七聚(衆)成満如法徳行。】
〔同二年、表無表章(ひょうむひょうしょう①)の全文に依り、自誓受具(じせいじゅぐ②)の軌則を設け、正法興行の曩願(のうがん③)を遂ぐ。忽ちに南山事鈔(なんざんじしょう④)等律部を学び、已に大賢古迹(たいけんこしゃく⑤)等の菩薩戒を談じ、顕密の諸藉典を撰集し、三聚圓備受具(さんじゅうえんびじゅぐ⑥)の戒法を再興し、七聚(衆ヵ。しちしゅう⑦)成満如法の徳行を開発す。〕
① 表無表章=慈恩大師窺基の著作、『大乗法苑義林章』の中の戒律に関する一章。自誓受戒の根拠とされた。
② 自誓受具=自誓受戒に依り具足戒
③ 曩願=前からの誓願。
④ 南山事鈔=南山大師道宣作の『四分律行事鈔』
⑤ 大賢古迹=八世紀の新羅の学僧太賢の著作、梵網経の注釈書「梵網経古迹記」
⑥ 三聚円備受具=菩薩戒(三聚浄戒)を円満に備えて四分律の具足戒(満分戒)を受戒すること
⑦ 七衆=僧伽を構成する出家、在家の仏教徒。比丘、比丘尼、沙弥、沙弥尼、式叉摩那、優婆塞、優婆夷。
(つづく)



