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2019年3月

2019年3月31日 (日)

コスモス寺花だより


〔山吹〕

「山吹の雨やガラスの窓の外」正岡子規

花は、黄色一重咲、黄色八重咲、白山吹の三種類あります。
◇山吹:≪咲きはじめ≫ 

〔いま咲いている花〕
◇桜:≪咲きはじめ≫
◇桃:≪咲きはじめ≫
◇椿:≪見ごろ≫
◇連翹:≪見ごろ≫
◇ツルニチニチソウ:≪咲きはじめ≫

〔コスモス〕
◇初夏咲きコスモス:≪栽培中≫
春の陽気に誘われて、少し本葉が出てきました。
・開花時期―5月下旬~7月上旬
・種類と本数―8種類、3万本
・特徴―種類、本数は秋に比べ少ないが、葉っぱの緑が鮮やかなので、赤・白・ピンクの花の色が際立ちきれいです。また、同時に紫陽花の花も楽しめます。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏咲きコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月~11月)
・冬:水仙(12月~2月)

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1118
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺光明真言会縁起』
(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

◆【誠続仏法寿命。是以九十年之化儀者。弾四八相妙果。遂熟思其遺跡。更匪直人。故贈寵輝。冝加崇飾。故号興正菩薩。贈号如此被下。彼上人。釈迦文殊両聖化身。春日五社之第一之御殿〈云云〉。】

〔誠に仏法の寿命を続けん。是を以って九十年の化儀は、四八相(しはっそう①)の妙果を弾ず。遂につらつら其の遺跡を思うに、更に直人(ただびと)に匪(あら)ず。故に寵輝(ちょうき②)を贈り、宜しく崇飾(すうしょく③)を加う。故に興正菩薩と号す。贈号はかくの如く下される。彼の上人は、釈迦文殊両聖の化身、春日五社の第一の御殿(④)〈云云〉。〕

① 四八相=仏陀の瑞相である三十二相。
② 寵輝=はえある輝き。栄誉。
③ 崇飾=尊び飾ること。立派にかざること。
④ 第一の御殿=祭神はタケミカヅチ、本地仏は不空羂索観音。
(つづく)

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2019年3月30日 (土)

コスモス寺花だより

〔山吹〕

「山吹の花のうてなの緑かな」高野素十

花は、黄色一重咲、黄色八重咲、白山吹の三種類あります。
◇山吹:≪つぼみ≫ 

〔いま咲いている花〕
◇桜:≪咲きはじめ≫
◇侘助(わびすけ):≪見ごろ≫
◇椿:≪見ごろ≫
◇山茱萸:≪見ごろ≫
◇連翹:≪見ごろ≫
◇ツルニチニチソウ:≪咲きはじめ≫

〔コスモス〕
◇初夏咲きコスモス:≪栽培中≫
春の陽気に誘われて、少し本葉が出てきました。
・開花時期―5月下旬~7月上旬
・種類と本数―8種類、3万本
・特徴―種類、本数は秋に比べ少ないが、葉っぱの緑が鮮やかなので、赤・白・ピンクの花の色が際立ちきれいです。また、同時に紫陽花の花も楽しめます。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏咲きコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月~11月)
・冬:水仙(12月~2月)

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1118
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺光明真言会縁起』
(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

◆【誠続仏法寿命。是以九十年之化儀者。弾四八相妙果。遂熟思其遺跡。更匪直人。故贈寵輝。冝加崇飾。故号興正菩薩。贈号如此被下。彼上人。釈迦文殊両聖化身。春日五社之第一之御殿〈云云〉。】

〔誠に仏法の寿命を続けん。是を以って九十年の化儀は、四八相(しはっそう①)の妙果を弾ず。遂につらつら其の遺跡を思うに、更に直人(ただびと)に匪(あら)ず。故に寵輝(ちょうき②)を贈り、宜しく崇飾(すうしょく③)を加う。故に興正菩薩と号す。贈号はかくの如く下される。彼の上人は、釈迦文殊両聖の化身、春日五社の第一の御殿(④)〈云云〉。〕

① 四八相=仏陀の瑞相である三十二相。
② 寵輝=はえある輝き。栄誉。
③ 崇飾=尊び飾ること。立派にかざること。
④ 第一の御殿=祭神はタケミカヅチ、本地仏は不空羂索観音。
(つづく)

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2019年3月29日 (金)

コスモス寺花だより


〔山吹〕

「山吹の垣にとなりはなかりけり」正岡子規

花は、黄色一重咲、黄色八重咲、白山吹の三種類あります。
◇山吹:≪つぼみ≫ 

〔いま咲いている花〕
◇侘助(わびすけ):≪見ごろ≫
◇椿:≪見ごろ≫
◇沈丁花:≪見ごろ≫
◇山茱萸:≪見ごろ≫
◇連翹:≪咲きはじめ≫
◇ツルニチニチソウ:≪咲きはじめ≫
◇桜:≪咲きはじめ≫

〔コスモス〕
◇初夏咲きコスモス:≪栽培中≫
春の陽気に誘われて、少し本葉が出てきました。
・開花時期―5月下旬~7月上旬
・種類と本数―8種類、3万本
・特徴―種類、本数は秋に比べ少ないが、葉っぱの緑が鮮やかなので、赤・白・ピンクの花の色が際立ちきれいです。また、同時に紫陽花の花も楽しめます。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏咲きコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月~11月)
・冬:水仙(12月~2月)

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1117
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺光明真言会縁起』
(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

◆【正安二年。持明院御宇。忝預菩薩勅号。其文云。伝灯大法師位叡尊者。一天四海大導師。濁世末代生身仏也。済度衆生為己任。大悲闡提為我願。仍王侯脇士之帰智行也。皆約現当値遇。勇猛精進之住堅固也。】

〔正安二年、持明院の御宇(じみょういんのぎょう①)、忝(かたじけな)くも菩薩の勅号に預かる。その文に云う。伝灯大法師位(でんとうだいほっしい②)叡尊は、一天四海の大導師、濁世末代の生身仏なり。済度衆生を己が任と為し、大悲闡提(だいひせんだい③)を我が願と為す。すなわち王侯脇(卿ヵ)士の智行に帰するや、皆現当(げんとう④)の値遇を約す。勇猛精進の住い堅固なり。〕

① 持明院の御宇=当時は大覚寺統と持明院統が交互に天皇位を継いでいた。興正菩薩号は持明院統の後伏見天皇が勅諡されたことをいう。
② 伝灯大法師位=奈良時代に置かれた僧の位階の一つ。四位九階の僧位の最高位。
③ 大悲闡提=菩薩は大慈悲心により一切衆生を済度するまでは成仏しないことをいう。
④ 現当=現在と未来。現世と来世。
(つづく)

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2019年3月28日 (木)

コスモス寺花だより


〔山吹〕

「山吹の向ふの花は細かにて」高野素十

花は、黄色一重咲、黄色八重咲、白山吹の三種類あります。
◇山吹:≪つぼみ≫ 

〔いま咲いている花〕
◇侘助(わびすけ):≪見ごろ≫
◇椿:≪見ごろ≫
◇沈丁花:≪見ごろ≫
◇山茱萸:≪咲きはじめ≫
◇連翹:≪咲きはじめ≫
◇ツルニチニチソウ:≪咲きはじめ≫
◇桜:≪つぼみ≫

〔コスモス〕
◇初夏咲きコスモス:≪栽培中≫
春の陽気に誘われて、少し本葉が出てきました。
・開花時期―5月下旬~7月上旬
・種類と本数―8種類、3万本
・特徴―種類、本数は秋に比べ少ないが、葉っぱの緑が鮮やかなので、赤・白・ピンクの花の色が際立ちきれいです。また、同時に紫陽花の花も楽しめます。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏咲きコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月~11月)
・冬:水仙(12月~2月)

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1117
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺光明真言会縁起』
(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

◆【正安二年。持明院御宇。忝預菩薩勅号。其文云。伝灯大法師位叡尊者。一天四海大導師。濁世末代生身仏也。済度衆生為己任。大悲闡提為我願。仍王侯脇士之帰智行也。皆約現当値遇。勇猛精進之住堅固也。】

〔正安二年、持明院の御宇(じみょういんのぎょう①)、忝(かたじけな)くも菩薩の勅号に預かる。その文に云う。伝灯大法師位(でんとうだいほっしい②)叡尊は、一天四海の大導師、濁世末代の生身仏なり。済度衆生を己が任と為し、大悲闡提(だいひせんだい③)を我が願と為す。すなわち王侯脇(卿ヵ)士の智行に帰するや、皆現当(げんとう④)の値遇を約す。勇猛精進の住い堅固なり。〕

① 持明院の御宇=当時は大覚寺統と持明院統が交互に天皇位を継いでいた。興正菩薩号は持明院統の後伏見天皇が勅諡されたことをいう。
② 伝灯大法師位=奈良時代に置かれた僧の位階の一つ。四位九階の僧位の最高位。
③ 大悲闡提=菩薩は大慈悲心により一切衆生を済度するまでは成仏しないことをいう。
④ 現当=現在と未来。現世と来世。
(つづく)

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2019年3月27日 (水)

コスモス寺花だより


〔山吹〕

「山吹のつき出し枝へ花はしり」星野立子

太田道灌の逸話で知られる山吹は日本の野山に自生した花で、万葉集以来多くの和歌に詠まれています。般若寺では江戸時代から境内に植えられ、春の会式を彩る花とされてきました。
種類は、黄色一重咲き、黄色八重咲、白山吹の三種です。
◇山吹:≪つぼみ≫ 

〔いま咲いている花〕
◇侘助(わびすけ):≪見ごろ≫
◇椿:≪見ごろ≫
◇沈丁花:≪見ごろ≫
◇山茱萸:≪咲きはじめ≫
◇連翹:≪咲きはじめ≫
◇ツルニチニチソウ:≪咲きはじめ≫

〔コスモス〕
◇初夏咲きコスモス:≪栽培中≫
2月末に苗床へまいた種が発芽して双葉となっています。まだ成長温度の20度に達していないので本葉は出ていません。
・開花時期―5月下旬~7月上旬
・種類と本数―8種類、3万本
・特徴―種類、本数は秋に比べ少ないが、葉っぱの緑が鮮やかなので、赤・白・ピンクの花の色が際立ちきれいです。また、同時に紫陽花の花も楽しめます。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏咲きコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月~11月)
・冬:水仙(12月~2月)

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1117
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺光明真言会縁起』
(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

◆【正安二年。持明院御宇。忝預菩薩勅号。其文云。伝灯大法師位叡尊者。一天四海大導師。濁世末代生身仏也。済度衆生為己任。大悲闡提為我願。仍王侯脇士之帰智行也。皆約現当値遇。勇猛精進之住堅固也。】

〔正安二年、持明院の御宇(じみょういんのぎょう①)、忝(かたじけな)くも菩薩の勅号に預かる。その文に云う。伝灯大法師位(でんとうだいほっしい②)叡尊は、一天四海の大導師、濁世末代の生身仏なり。済度衆生を己が任と為し、大悲闡提(だいひせんだい③)を我が願と為す。すなわち王侯脇(卿ヵ)士の智行に帰するや、皆現当(げんとう④)の値遇を約す。勇猛精進の住い堅固なり。〕

① 持明院の御宇=当時は大覚寺統と持明院統が交互に天皇位を継いでいた。興正菩薩号は持明院統の後伏見天皇が勅諡されたことをいう。
② 伝灯大法師位=奈良時代に置かれた僧の位階の一つ。四位九階の僧位の最高位。
③ 大悲闡提=菩薩は大慈悲心により一切衆生を済度するまでは成仏しないことをいう。
④ 現当=現在と未来。現世と来世。
(つづく)


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2019年3月26日 (火)

コスモス寺花だより


〔山吹〕

「山吹に山の日ざしの惜しみなく」清崎敏郎

太田道灌の逸話で知られる山吹は日本の野山に自生した花で、万葉集以来多くの和歌に詠まれています。般若寺では江戸時代から境内に植えられ、春の会式を彩る花とされてきました。
種類は、黄色一重咲き、黄色八重咲、白山吹の三種です。
◇山吹:≪つぼみ≫ 

〔いま咲いている花〕
◇侘助(わびすけ):≪見ごろ≫
◇椿:≪見ごろ≫
◇沈丁花:≪見ごろ≫
◇山茱萸:≪咲きはじめ≫
◇連翹:≪咲きはじめ≫

〔コスモス〕
◇初夏咲きコスモス:≪栽培中≫
2月末に苗床へまいた種が発芽して双葉となっています。まだ成長温度の20度に達していないので本葉は出ていません。
・開花時期―5月下旬~7月上旬
・種類と本数―8種類、3万本
・特徴―種類、本数は秋に比べ少ないが、葉っぱの緑が鮮やかなので、赤・白・ピンクの花の色が際立ちきれいです。また、同時に紫陽花の花も楽しめます。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏咲きコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月~11月)
・冬:水仙(12月~2月)

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1117
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺光明真言会縁起』
(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

◆【正安二年。持明院御宇。忝預菩薩勅号。其文云。伝灯大法師位叡尊者。一天四海大導師。濁世末代生身仏也。済度衆生為己任。大悲闡提為我願。仍王侯脇士之帰智行也。皆約現当値遇。勇猛精進之住堅固也。】

〔正安二年、持明院の御宇(じみょういんのぎょう①)、忝(かたじけな)くも菩薩の勅号に預かる。その文に云う。伝灯大法師位(でんとうだいほっしい②)叡尊は、一天四海の大導師、濁世末代の生身仏なり。済度衆生を己が任と為し、大悲闡提(だいひせんだい③)を我が願と為す。すなわち王侯脇(卿ヵ)士の智行に帰するや、皆現当(げんとう④)の値遇を約す。勇猛精進の住い堅固なり。〕

① 持明院の御宇=当時は大覚寺統と持明院統が交互に天皇位を継いでいた。興正菩薩号は持明院統の後伏見天皇が勅諡されたことをいう。
② 伝灯大法師位=奈良時代に置かれた僧の位階の一つ。四位九階の僧位の最高位。
③ 大悲闡提=菩薩は大慈悲心により一切衆生を済度するまでは成仏しないことをいう。
④ 現当=現在と未来。現世と来世。
(つづく)


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2019年3月25日 (月)

コスモス寺花だより 

 3・25

〔山吹〕

「もらひ風なる山吹のゆれにけり」阿波野青畝

太田道灌の逸話で知られる山吹は日本の野山に自生した花で、万葉集以来多くの和歌に詠まれています。般若寺では江戸時代から境内に植えられ、春の会式を彩る花とされてきました。
種類は、黄色一重咲き、黄色八重咲、白山吹の三種です。
◇山吹:≪つぼみ≫ 

〔いま咲いている花〕
◇侘助(わびすけ):≪見ごろ≫
◇椿:≪見ごろ≫
◇沈丁花:≪見ごろ≫
◇山茱萸:≪咲きはじめ≫
◇連翹:≪咲きはじめ≫

〔コスモス〕
◇初夏咲きコスモス:≪栽培中≫
2月末に苗床へまいた種が発芽して双葉となっています。まだ成長温度の20度に達していないので本葉は出ていません。
・開花時期―5月下旬~7月上旬
・種類と本数―8種類、3万本
・特徴―種類、本数は秋に比べ少ないが、葉っぱの緑が鮮やかなので、赤・白・ピンクの花の色が際立ちきれいです。また、同時に紫陽花の花も楽しめます。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏咲きコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月~11月)
・冬:水仙(12月~2月)

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1117
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺光明真言会縁起』
(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

◆【正安二年。持明院御宇。忝預菩薩勅号。其文云。伝灯大法師位叡尊者。一天四海大導師。濁世末代生身仏也。済度衆生為己任。大悲闡提為我願。仍王侯脇士之帰智行也。皆約現当値遇。勇猛精進之住堅固也。】

〔正安二年、持明院の御宇(じみょういんのぎょう①)、忝(かたじけな)くも菩薩の勅号に預かる。その文に云う。伝灯大法師位(でんとうだいほっしい②)叡尊は、一天四海の大導師、濁世末代の生身仏なり。済度衆生を己が任と為し、大悲闡提(だいひせんだい③)を我が願と為す。すなわち王侯脇(卿ヵ)士の智行に帰するや、皆現当(げんとう④)の値遇を約す。勇猛精進の住い堅固なり。〕

① 持明院の御宇=当時は大覚寺統と持明院統が交互に天皇位を継いでいた。興正菩薩号は持明院統の後伏見天皇が勅諡されたことをいう。
② 伝灯大法師位=奈良時代に置かれた僧の位階の一つ。四位九階の僧位の最高位。
③ 大悲闡提=菩薩は大慈悲心により一切衆生を済度するまでは成仏しないことをいう。
④ 現当=現在と未来。現世と来世。
(つづく)

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2019年3月24日 (日)

コスモス寺花だより  3・24


〔会津八一の歌〕
「ならさかの いしのほとけの おとかひに
こさめなかるる はるはきにけり」(『南京新唱』)

〔いま咲いている花〕
◇侘助(わびすけ):≪見ごろ≫
◇椿:≪見ごろ≫
◇沈丁花:≪見ごろ≫
◇山茱萸:≪咲きはじめ≫
◇連翹:≪咲きはじめ≫
◇山吹:≪つぼみ≫ 一重咲き、八重咲

〔コスモス〕
◇初夏咲きコスモス:≪栽培中≫
2月末に苗床へまいた種が発芽して双葉となっています。これからは霜に気を付けなければなりません。
・開花時期―5月下旬~7月上旬
・種類と本数―8種類、3万本
・特徴―種類、本数は秋に比べ少ないが、葉っぱの緑が鮮やかなので、赤・白・ピンクの花の色が際立ちきれいです。また、同時に紫陽花の花も楽しめます。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏咲きコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月~11月)
・冬:水仙(12月~2月)

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1116
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺光明真言会縁起』
(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

◆【自鏑目出光。如電響。同幡三流指西飛行。即時異賊破滅畢。右鏑矢者。上人御所持之愛染明王之御矢也。思円御誓願云。来生我成異国太子。異賊襲来之難可止〈云云〉。】

〔鏑目より光を出だし、雷響の如し。同じく幡三流(はたみながれ①)、西を指して飛行す。即時に異賊破滅し畢る。右の鏑矢は上人ご所持の愛染明王の御矢なり。思圓(しえん②)御誓願に云う。来生に我異国の太子と成り、異国襲来の難を止むべし〈云々〉〕。

① 幡三流=白い旗にはそれぞれ、「妙法蓮華経」、「大般涅槃経」、「唯識三十頌」の五字が書かれ、金の光を放っていたという。
② 思圓=興正菩薩は思圓房叡尊が仮名(房名)と実名(法名)。
(つづく)

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2019年3月23日 (土)

コスモス寺花だより

3・23


〔会津八一の歌〕

「ならさかの いしのほとけの おとかひに

こさめなかるる はるはきにけり」(『南京新唱』)

〔いま咲いている花〕
◇侘助(わびすけ):≪見ごろ≫
◇椿:≪見ごろ≫
◇沈丁花:≪見ごろ≫
◇山茱萸:≪咲きはじめ≫
◇連翹:≪咲きはじめ≫
〔コスモス〕
◇初夏咲きコスモス:≪栽培中≫
2月末に苗床へまいた種が発芽して双葉となっています。これからは霜に気を付けなければなりません。
・開花時期―5月下旬~7月上旬
・種類と本数―8種類、3万本
・特徴―種類、本数は秋に比べ少ないが、葉っぱの緑が鮮やかなので、赤・白・ピンクの花の色が際立ちきれいです。また、同時に紫陽花の花も楽しめます。
〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏咲きコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月~11月)
・冬:水仙(12月~2月)
《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1116
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
『西大寺光明真言会縁起』
(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)
◆【自鏑目出光。如電響。同幡三流指西飛行。即時異賊破滅畢。右鏑矢者。上人御所持之愛染明王之御矢也。思円御誓願云。来生我成異国太子。異賊襲来之難可止〈云云〉。】
〔鏑目より光を出だし、雷響の如し。同じく幡三流(はたみながれ①)、西を指して飛行す。即時に異賊破滅し畢る。右の鏑矢は上人ご所持の愛染明王の御矢なり。思圓(しえん②)御誓願に云う。来生に我異国の太子と成り、異国襲来の難を止むべし〈云々〉〕。
① 幡三流=白い旗にはそれぞれ、「妙法蓮華経」、「大般涅槃経」、「唯識三十頌」の五字が書かれ、金の光を放っていたという。
② 思圓=興正菩薩は思圓房叡尊が仮名(房名)と実名(法名)。
(つづく)

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2019年3月22日 (金)

コスモス寺花だより

3・23

〔会津八一の歌〕
「ならさかの いしのほとけの おとかひに
こさめなかるる はるはきにけり」(『南京新唱』)

〔いま咲いている花〕
◇侘助(わびすけ):≪見ごろ≫
◇椿:≪見ごろ≫
◇沈丁花:≪見ごろ≫
◇山茱萸:≪咲きはじめ≫
◇連翹:≪咲きはじめ≫

〔コスモス〕
◇初夏咲きコスモス:≪栽培中≫
2月末に苗床へまいた種が発芽して双葉となっています。これからは霜に気を付けなければなりません。
・開花時期―5月下旬~7月上旬
・種類と本数―8種類、3万本
・特徴―種類、本数は秋に比べ少ないが、葉っぱの緑が鮮やかなので、赤・白・ピンクの花の色が際立ちきれいです。また、同時に紫陽花の花も楽しめます。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏咲きコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月~11月)
・冬:水仙(12月~2月)

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1116
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺光明真言会縁起』
(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

◆【自鏑目出光。如電響。同幡三流指西飛行。即時異賊破滅畢。右鏑矢者。上人御所持之愛染明王之御矢也。思円御誓願云。来生我成異国太子。異賊襲来之難可止〈云云〉。】

〔鏑目より光を出だし、雷響の如し。同じく幡三流(はたみながれ①)、西を指して飛行す。即時に異賊破滅し畢る。右の鏑矢は上人ご所持の愛染明王の御矢なり。思圓(しえん②)御誓願に云う。来生に我異国の太子と成り、異国襲来の難を止むべし〈云々〉〕。

① 幡三流=白い旗にはそれぞれ、「妙法蓮華経」、「大般涅槃経」、「唯識三十頌」の五字が書かれ、金の光を放っていたという。
② 思圓=興正菩薩は思圓房叡尊が仮名(房名)と実名(法名)。
(つづく)

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2019年3月18日 (月)

コスモス寺花だより 3・18

 

〔会津八一の歌〕

「ならさかの いしのほとけの おとかひに

こさめなかるる はるはきにけり」(『南京新唱』)

〔いま咲いている花〕

◇侘助(わびすけ):≪見ごろ≫

◇椿:≪見ごろ≫

◇梅:≪豊後梅・見ごろ≫

◇沈丁花:≪見ごろ≫

 

〔コスモス〕

◇初夏咲きコスモス:≪栽培中≫

2月末に苗床へまいた種が発芽して双葉となっています。これからは霜に気を付けなければなりません。

・開花時期―5月下旬~7月上旬

・種類と本数―8種類、3万本

・特徴―種類、本数は秋に比べ少ないが、葉っぱの緑が鮮やかなので、赤・白・ピンクの花の色が際立ちきれいです。また、同時に紫陽花の花も楽しめます。

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1115

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【然弘安四年七月廿日。為異賊降伏御祈祷後宇多院勅使光泰卿至当寺。下向及再三。然先師上人。男山八幡宮在参籠七日七夜。搆七壇。伴僧七百人。抽精誠処。七日〈八日朔日也〉満夜之戌刻。八幡宮玉殿振動。而放鏑箭。】

 

〔然れば弘安四年七月廿日、異賊降伏の御祈祷の為、後宇多院の勅使光泰卿、当寺に至り、下向は再三に及ぶ。然れば先師上人、男山八幡宮に参籠在ること七日七夜。七壇(しちだん①)を構える。伴僧七百人精誠(せいせい②)を抽(ひ)く処、七日〈八日朔日也〉満夜の戌の刻(いぬのこく③)、八幡宮玉殿振動して鏑箭(かぶらや④)を放つ。〕

 

 七壇=七壇護摩秘法。中壇は愛染明王尊勝法(叡尊師)、不動法(性瑜師)、軍荼利法(信空師)、降三世法(玄基師)、大威徳法(雙円師)、金剛夜叉法(禅海)

 精誠=純粋で誠実なこと。まごころをこめること。

 戌の刻=午後七時頃から九時頃まで。

 鏑箭=矢の先に鏑をつけ、その先に鏃をつけたもので、射ると鏑の穴から空気が入って大きな音響を発して飛ぶ。

(つづく)

 

 

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2019年3月17日 (日)

コスモス寺花だより 3・17

〔会津八一の歌〕

「ならさかの いしのほとけの おとかひに

こさめなかるる はるはきにけり」(『南京新唱』)

〔いま咲いている花〕

◇侘助(わびすけ):≪見ごろ≫

◇椿:≪見ごろ≫

◇梅:≪豊後梅・見ごろ≫

◇沈丁花:≪見ごろ≫

 

〔コスモス〕

◇初夏咲きコスモス:≪栽培中≫

2月末に苗床へまいた種が発芽して双葉となっています。これからは霜に気を付けなければなりません。

・開花時期―5月下旬~7月上旬

・種類と本数―8種類、3万本

・特徴―種類、本数は秋に比べ少ないが、葉っぱの緑が鮮やかなので、赤・白・ピンクの花の色が際立ちきれいです。また、同時に紫陽花の花も楽しめます。

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1115

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【然弘安四年七月廿日。為異賊降伏御祈祷後宇多院勅使光泰卿至当寺。下向及再三。然先師上人。男山八幡宮在参籠七日七夜。搆七壇。伴僧七百人。抽精誠処。七日〈八日朔日也〉満夜之戌刻。八幡宮玉殿振動。而放鏑箭。】

 

〔然れば弘安四年七月廿日、異賊降伏の御祈祷の為、後宇多院の勅使光泰卿、当寺に至り、下向は再三に及ぶ。然れば先師上人、男山八幡宮に参籠在ること七日七夜。七壇(しちだん①)を構える。伴僧七百人精誠(せいせい②)を抽(ひ)く処、七日〈八日朔日也〉満夜の戌の刻(いぬのこく③)、八幡宮玉殿振動して鏑箭(かぶらや④)を放つ。〕

 

 七壇=七壇護摩秘法。中壇は愛染明王尊勝法(叡尊師)、不動法(性瑜師)、軍荼利法(信空師)、降三世法(玄基師)、大威徳法(雙円師)、金剛夜叉法(禅海)

 精誠=純粋で誠実なこと。まごころをこめること。

 戌の刻=午後七時頃から九時頃まで。

 鏑箭=矢の先に鏑をつけ、その先に鏃をつけたもので、射ると鏑の穴から空気が入って大きな音響を発して飛ぶ。

(つづく)

 

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2019年3月16日 (土)

コスモス寺花だより 3・16

 

〔会津八一の歌〕

「ならさかの いしのほとけの おとかひに

こさめなかるる はるはきにけり」(『南京新唱』)

〔いま咲いている花〕

◇侘助(わびすけ):≪見ごろ≫

◇椿:≪見ごろ≫

◇梅:≪豊後梅・見ごろ≫

◇沈丁花:≪見ごろ≫

 

〔コスモス〕

◇初夏咲きコスモス:≪栽培中≫

2月末に苗床へまいた種が発芽して双葉となっています。これからは霜に気を付けなければなりません。

・開花時期―5月下旬~7月上旬

・種類と本数―8種類、3万本

・特徴―種類、本数は秋に比べ少ないが、葉っぱの緑が鮮やかなので、赤・白・ピンクの花の色が際立ちきれいです。また、同時に紫陽花の花も楽しめます。

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1114

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【禁断殺生一千三百七十箇所。受菩薩戒之貴賎九万七千六百余人。及関東鎮西諸末律寺一千五百箇余寺。凡闕徳行不可勝計。唯一天泰平五穀成熟衆生快楽興法利生之外。無他念。】

 

〔殺生を禁断するところ一千三百七十箇所、菩薩戒を受くるの貴賎は九万七千六百余人。関東鎭西の諸末律寺は一千五百箇余寺に及ぶ。凡そ厥の徳行は勝計すべからず(しょうけいすべからず①)。唯、一天泰平、五穀成就、衆生快楽、興法利生の外に他念無し。〕

 

 勝計すべからず=数えきれないこと。

(つづく)

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2019年3月15日 (金)

コスモス寺花だより 3・15

 

〔会津八一の歌〕

「ならさかの いしのほとけの おとかひに

こさめなかるる はるはきにけり」(『南京新唱』)

〔いま咲いている花〕

◇侘助(わびすけ):≪見ごろ≫

◇椿:≪見ごろ≫

◇梅:≪豊後梅・見ごろ≫

◇沈丁花:≪見ごろ≫


〔コスモス〕

◇初夏咲きコスモス:≪栽培中≫

2月末に苗床へまいた種が発芽して双葉となっています。これからは霜に気を付けなければなりません。

・開花時期―5月下旬~7月上旬

・種類と本数―8種類、3万本

・特徴―種類、本数は秋に比べ少ないが、葉っぱの緑が鮮やかなので、赤・白・ピンクの花の色が際立ちきれいです。また、同時に紫陽花の花も楽しめます。

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1114

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【禁断殺生一千三百七十箇所。受菩薩戒之貴賎九万七千六百余人。及関東鎮西諸末律寺一千五百箇余寺。凡闕徳行不可勝計。唯一天泰平五穀成熟衆生快楽興法利生之外。無他念。】

 

〔殺生を禁断するところ一千三百七十箇所、菩薩戒を受くるの貴賎は九万七千六百余人。関東鎭西の諸末律寺は一千五百箇余寺に及ぶ。凡そ厥の徳行は勝計すべからず(しょうけいすべからず①)。唯、一天泰平、五穀成就、衆生快楽、興法利生の外に他念無し。〕

 

 勝計すべからず=数えきれないこと。

(つづく)

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2019年3月14日 (木)

コスモス寺花だより 3・14

 

〔会津八一の歌〕

「ならさかの いしのほとけの おとかひに

こさめなかるる はるはきにけり」(『南京新唱』)


〔いま咲いている花〕

◇侘助(わびすけ):≪見ごろ≫

◇椿:≪見ごろ≫

◇梅:≪豊後梅・見ごろ≫

〔コスモス〕

◇初夏咲きコスモス:≪栽培中≫

2月末に苗床へまいた種が発芽して双葉となっています。これからは霜に気を付けなければなりません。

・開花時期―5月下旬~7月上旬

・種類と本数―8種類、3万本

・特徴―種類、本数は秋に比べ少ないが、葉っぱの緑が鮮やかなので、赤・白・ピンクの花の色が際立ちきれいです。また、同時に紫陽花の花も楽しめます。

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1114

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【禁断殺生一千三百七十箇所。受菩薩戒之貴賎九万七千六百余人。及関東鎮西諸末律寺一千五百箇余寺。凡闕徳行不可勝計。唯一天泰平五穀成熟衆生快楽興法利生之外。無他念。】

 

〔殺生を禁断するところ一千三百七十箇所、菩薩戒を受くるの貴賎は九万七千六百余人。関東鎭西の諸末律寺は一千五百箇余寺に及ぶ。凡そ厥の徳行は勝計すべからず(しょうけいすべからず①)。唯、一天泰平、五穀成就、衆生快楽、興法利生の外に他念無し。〕

 

 勝計すべからず=数えきれないこと。

(つづく)

 

 

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2019年3月13日 (水)

コスモス寺花だより 3・13

 

〔いま咲いている花〕

◇侘助(わびすけ):≪見ごろ≫

◇椿:≪見ごろ≫

◇梅:≪見ごろ≫桃色の豊後梅も咲いています

◇水仙:≪終わりました≫

 

〔コスモス〕

◇初夏咲きコスモス:≪栽培中≫

2月末に苗床へまいた種が発芽して双葉となっています。これからは霜に気を付けなければなりません。

・開花時期―5月下旬~7月上旬

・種類と本数―8種類、3万本

・特徴―種類、本数は秋に比べ少ないが、葉っぱの緑が鮮やかなので、赤・白・ピンクの花の色が際立ちきれいです。また、同時に紫陽花の花も楽しめます。

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1114

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【禁断殺生一千三百七十箇所。受菩薩戒之貴賎九万七千六百余人。及関東鎮西諸末律寺一千五百箇余寺。凡闕徳行不可勝計。唯一天泰平五穀成熟衆生快楽興法利生之外。無他念。】

 

〔殺生を禁断するところ一千三百七十箇所、菩薩戒を受くるの貴賎は九万七千六百余人。関東鎭西の諸末律寺は一千五百箇余寺に及ぶ。凡そ厥の徳行は勝計すべからず(しょうけいすべからず①)。唯、一天泰平、五穀成就、衆生快楽、興法利生の外に他念無し。〕

 

 勝計すべからず=数えきれないこと。

(つづく)

 

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2019年3月11日 (月)

コスモス寺花だより 3・11

 

〔いま咲いている花〕

◇侘助(わびすけ):≪見ごろ≫

◇椿:≪咲きはじめ≫

◇福寿草:≪見ごろ≫

◇梅:≪見ごろ≫桃色の豊後梅も咲いています

◇水仙:≪終わり近し≫

 

「水仙も 処を得たり 庭の隅」正岡子規

 

〔コスモス〕

◇初夏咲きコスモス:≪栽培中≫

2月末に苗床へまいた種が発芽して双葉となっています。これからは霜に気を付けなければなりません。

・開花時期―5月下旬~7月上旬

・種類と本数―8種類、3万本

・特徴―種類、本数は秋に比べ少ないが、葉っぱの緑が鮮やかなので、赤・白・ピンクの花の色が際立ちきれいです。また、同時に紫陽花の花も楽しめます。

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1113

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【受五戒八戒浄法。入近事近住之内道。是則播園塵不摂清浄説法。剰陪後嵯峨院等五朝国師。奉授大乗戒珠。崇六十余州戒律之棟梁。】

 

〔五戒八戒(ごかいはっかい①)の淨法を受け、近事近住(ごんじごんじゅう②)の内道(ないどう③)に入る。これ則ち播(うつ)り、園塵を摂(とら)ずして清浄説法す。剰(あまつさ)え後嵯峨院等五朝の国師を陪(かさ)ね、大乗の戒珠(だいじょうのかいしゅ④)を授け奉り、六十余州戒律の棟梁と崇めらる。〕

 

 五戒八戒=五戒は在家信者が守るべき五つのいましめ。不殺生、不偸盗、不邪婬、妄語、不飲酒。八戒は八斎戒ともいう。月に六日間八戒を守るので六斎日と云う。五戒に⒍不着華瓔珞、不香油塗身、不歌舞観聴。⒎不坐高広大牀。⒏不非時食。を加える。

 近事近住=近事は三宝に近づき仕える者の意。近住は三宝に親近して住すの意。五戒を受けた在家信者。

 内道=仏道。

 大乗の戒珠=大乗菩薩戒。

(つづく)

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2019年3月10日 (日)

コスモス寺花だより  3・10

 

〔いま咲いている花〕

◇侘助(わびすけ):≪見ごろ≫

◇椿:≪咲きはじめ≫

◇福寿草:≪見ごろ≫

◇梅:≪見ごろ≫桃色の豊後梅も咲いています

◇水仙:≪終わり近し≫

 

「水仙は 密に挿しても 孤なる花」大橋敦子

 

〔コスモス〕

◇初夏咲きコスモス:≪栽培中≫

2月末に苗床へまいた種が発芽して双葉となっています。これからは霜に気を付けなければなりません。

・開花時期―5月下旬~7月上旬

・種類と本数―8種類、3万本

・特徴―種類、本数は秋に比べ少ないが、葉っぱの緑が鮮やかなので、赤・白・ピンクの花の色が際立ちきれいです。また、同時に紫陽花の花も楽しめます。

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1113

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【受五戒八戒浄法。入近事近住之内道。是則播園塵不摂清浄説法。剰陪後嵯峨院等五朝国師。奉授大乗戒珠。崇六十余州戒律之棟梁。】

 

〔五戒八戒(ごかいはっかい①)の淨法を受け、近事近住(ごんじごんじゅう②)の内道(ないどう③)に入る。これ則ち播(うつ)り、園塵を摂(とら)ずして清浄説法す。剰(あまつさ)え後嵯峨院等五朝の国師を陪(かさ)ね、大乗の戒珠(だいじょうのかいしゅ④)を授け奉り、六十余州戒律の棟梁と崇めらる。〕

 

 五戒八戒=五戒は在家信者が守るべき五つのいましめ。不殺生、不偸盗、不邪婬、妄語、不飲酒。八戒は八斎戒ともいう。月に六日間八戒を守るので六斎日と云う。五戒に⒍不着華瓔珞、不香油塗身、不歌舞観聴。⒎不坐高広大牀。⒏不非時食。を加える。

 近事近住=近事は三宝に近づき仕える者の意。近住は三宝に親近して住すの意。五戒を受けた在家信者。

 内道=仏道。

 大乗の戒珠=大乗菩薩戒。

(つづく)

 

 

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2019年3月 9日 (土)

コスモス寺花だより  3・9

 

〔いま咲いている花〕

◇侘助(わびすけ):≪見ごろ≫

◇椿:≪咲きはじめ≫

◇福寿草:≪見ごろ≫

◇梅:≪見ごろ≫桃色の豊後梅も咲いています

◇水仙:≪終わり近し≫

 

「水仙は 密に挿しても 孤なる花」大橋敦子

 

〔コスモス〕

◇初夏咲きコスモス:≪栽培中≫

苗床へ種まきをして育成しています。大きくなれば境内の花壇に植え付けます。

・開花時期―5月下旬~7月上旬

・種類と本数―8種類、3万本

・特徴―種類、本数は秋に比べ少ないが、葉っぱの緑が鮮やかなので、赤・白・ピンクの花の色が際立ちきれいです。また、同時に紫陽花の花も楽しめます。

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1113

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【受五戒八戒浄法。入近事近住之内道。是則播園塵不摂清浄説法。剰陪後嵯峨院等五朝国師。奉授大乗戒珠。崇六十余州戒律之棟梁。】

 

〔五戒八戒(ごかいはっかい①)の淨法を受け、近事近住(ごんじごんじゅう②)の内道(ないどう③)に入る。これ則ち播(うつ)り、園塵を摂(とら)ずして清浄説法す。剰(あまつさ)え後嵯峨院等五朝の国師を陪(かさ)ね、大乗の戒珠(だいじょうのかいしゅ④)を授け奉り、六十余州戒律の棟梁と崇めらる。〕

 

 五戒八戒=五戒は在家信者が守るべき五つのいましめ。不殺生、不偸盗、不邪婬、妄語、不飲酒。八戒は八斎戒ともいう。月に六日間八戒を守るので六斎日と云う。五戒に⒍不着華瓔珞、不香油塗身、不歌舞観聴。⒎不坐高広大牀。⒏不非時食。を加える。

 近事近住=近事は三宝に近づき仕える者の意。近住は三宝に親近して住すの意。五戒を受けた在家信者。

 内道=仏道。

 大乗の戒珠=大乗菩薩戒。

(つづく)

 

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2019年3月 8日 (金)

コスモス寺花だより 3・8

 

〔いま咲いている花〕

◇侘助(わびすけ):≪見ごろ≫

◇椿:≪咲きはじめ≫

◇福寿草:≪見ごろ≫

◇梅:≪見ごろ≫桃色の豊後梅も咲いています

◇水仙:≪終わり近し≫

 

「水仙や 寒き都の ここかしこ」与謝蕪村

 

〔コスモス〕

◇初夏咲きコスモス:≪栽培中≫

苗床へ種まきをして育成しています。大きくなれば境内の花壇に植え付けます。

・開花時期―5月下旬~7月上旬

・種類と本数―8種類、3万本

・特徴―種類、本数は秋に比べ少ないが、葉っぱの緑が鮮やかなので、赤・白・ピンクの花の色が際立ちきれいです。また、同時に紫陽花の花も楽しめます。

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1113

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【受五戒八戒浄法。入近事近住之内道。是則播園塵不摂清浄説法。剰陪後嵯峨院等五朝国師。奉授大乗戒珠。崇六十余州戒律之棟梁。】

 

〔五戒八戒(ごかいはっかい①)の淨法を受け、近事近住(ごんじごんじゅう②)の内道(ないどう③)に入る。これ則ち播(うつ)り、園塵を摂(とら)ずして清浄説法す。剰(あまつさ)え後嵯峨院等五朝の国師を陪(かさ)ね、大乗の戒珠(だいじょうのかいしゅ④)を授け奉り、六十余州戒律の棟梁と崇めらる。〕

 

 五戒八戒=五戒は在家信者が守るべき五つのいましめ。不殺生、不偸盗、不邪婬、妄語、不飲酒。八戒は八斎戒ともいう。月に六日間八戒を守るので六斎日と云う。五戒に⒍不着華瓔珞、不香油塗身、不歌舞観聴。⒎不坐高広大牀。⒏不非時食。を加える。

 近事近住=近事は三宝に近づき仕える者の意。近住は三宝に親近して住すの意。五戒を受けた在家信者。

 内道=仏道。

 大乗の戒珠=大乗菩薩戒。

(つづく)

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2019年3月 6日 (水)

コスモス寺花だより 3・6

 

〔いま咲いている花〕

◇侘助(わびすけ):≪見ごろ≫

◇椿:≪咲きはじめ≫

◇福寿草:≪見ごろ≫

◇梅:≪見ごろ≫桃色の豊後梅も咲いています

◇水仙:≪終わり近し≫

 

「水仙や 古鏡のごとく 花をかかぐ」松本たかし

 

〔コスモス〕

◇初夏咲きコスモス:≪栽培中≫

苗床へ種まきをして育成しています。大きくなれば境内の花壇に植え付けます。

・開花時期―5月下旬~7月上旬

・種類と本数―8種類、3万本

・特徴―種類、本数は秋に比べ少ないが、葉っぱの緑が鮮やかなので、赤・白・ピンクの花の色が際立ちきれいです。また、同時に紫陽花の花も楽しめます。

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1112

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【誠是木刄日新正法練行戒場。抑又慧灯既挑密教修行霊地也。爰西明寺禅閣。仰召請於鎌倉。叡尊上人。趣利生於東土。然則禅儀囲鐃恭敬帰依渇仰不斜。】

 

〔誠に是れ木刄(叉ヵ。もくしゃ①)は日(ひび)に正法練行の戒場を新たにす。抑(そもそ)も又、慧灯(けいとう②)は既に密教修行の霊地を挑げる也。爰に西明寺禅閣(さいみょうじぜんかく③)、仰いで鎌倉に召請せんとす。叡尊上人は東土に利生に趣く。然れば則ち禅儀(ぜんぎ④)圍鐃(いにょう⑤)して恭敬帰依渇仰は斜め(ななめ⑥)ならず。

 

 木叉=波羅提木叉(はらだいもくしゃ)。戒本と訳される。比丘、比丘尼が守らねばならない条項をまとめたもの。

 慧灯=智慧のともしび。

 西明寺禅閣=禅閣は禅宗の寺のこと。北条時頼を指す。

 禅儀=僧侶。

 圍鐃=とり囲む。

 斜め=ひととおり。

(つづく)

 

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コスモス寺花だより 3・6

 

〔いま咲いている花〕

◇侘助(わびすけ):≪見ごろ≫

◇椿:≪咲きはじめ≫

◇福寿草:≪見ごろ≫

◇梅:≪見ごろ≫桃色の豊後梅も咲いています

◇水仙:≪終わり近し≫

 

「水仙や 古鏡のごとく 花をかかぐ」松本たかし

 

〔コスモス〕

◇初夏咲きコスモス:≪栽培中≫

苗床へ種まきをして育成しています。大きくなれば境内の花壇に植え付けます。

・開花時期―5月下旬~7月上旬

・種類と本数―8種類、3万本

・特徴―種類、本数は秋に比べ少ないが、葉っぱの緑が鮮やかなので、赤・白・ピンクの花の色が際立ちきれいです。また、同時に紫陽花の花も楽しめます。

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1112

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【誠是木刄日新正法練行戒場。抑又慧灯既挑密教修行霊地也。爰西明寺禅閣。仰召請於鎌倉。叡尊上人。趣利生於東土。然則禅儀囲鐃恭敬帰依渇仰不斜。】

 

〔誠に是れ木刄(叉ヵ。もくしゃ①)は日(ひび)に正法練行の戒場を新たにす。抑(そもそ)も又、慧灯(けいとう②)は既に密教修行の霊地を挑げる也。爰に西明寺禅閣(さいみょうじぜんかく③)、仰いで鎌倉に召請せんとす。叡尊上人は東土に利生に趣く。然れば則ち禅儀(ぜんぎ④)圍鐃(いにょう⑤)して恭敬帰依渇仰は斜め(ななめ⑥)ならず。

 

 木叉=波羅提木叉(はらだいもくしゃ)。戒本と訳される。比丘、比丘尼が守らねばならない条項をまとめたもの。

 慧灯=智慧のともしび。

 西明寺禅閣=禅閣は禅宗の寺のこと。北条時頼を指す。

 禅儀=僧侶。

 圍鐃=とり囲む。

 斜め=ひととおり。

(つづく)

 

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2019年3月 5日 (火)

コスモス寺花だより 3・5

 

〔いま咲いている花〕

◇侘助(わびすけ):≪見ごろ≫

◇椿:≪咲きはじめ≫

◇福寿草:≪見ごろ≫

◇梅:≪見ごろ≫桃色の豊後梅も咲いています

◇水仙:≪終わり近し≫

 

「水仙の 香のつきぬけて ゐる夜空」高澤良一

 

〔コスモス〕

◇初夏咲きコスモス:≪栽培中≫

苗床へ種まきをして育成しています。大きくなれば境内の花壇に植え付けます。

・開花時期―5月下旬~7月上旬

・種類と本数―8種類、3万本

・特徴―種類、本数は秋に比べ少ないが、葉っぱの緑が鮮やかなので、赤・白・ピンクの花の色が際立ちきれいです。また、同時に紫陽花の花も楽しめます。

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1112

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【誠是木刄日新正法練行戒場。抑又慧灯既挑密教修行霊地也。爰西明寺禅閣。仰召請於鎌倉。叡尊上人。趣利生於東土。然則禅儀囲鐃恭敬帰依渇仰不斜。】

 

〔誠に是れ木刄(叉ヵ。もくしゃ①)は日(ひび)に正法練行の戒場を新たにす。抑(そもそ)も又、慧灯(けいとう②)は既に密教修行の霊地を挑げる也。爰に西明寺禅閣(さいみょうじぜんかく③)、仰いで鎌倉に召請せんとす。叡尊上人は東土に利生に趣く。然れば則ち禅儀(ぜんぎ④)圍鐃(いにょう⑤)して恭敬帰依渇仰は斜め(ななめ⑥)ならず。

 

 木叉=波羅提木叉(はらだいもくしゃ)。戒本と訳される。比丘、比丘尼が守らねばならない条項をまとめたもの。

 慧灯=智慧のともしび。

 西明寺禅閣=禅閣は禅宗の寺のこと。北条時頼を指す。

 禅儀=僧侶。

 圍鐃=とり囲む。

 斜め=ひととおり。

(つづく)

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2019年3月 4日 (月)

コスモス寺花だより  3・4

 

〔いま咲いている花〕

◇侘助(わびすけ):≪見ごろ≫

◇椿:≪咲きはじめ≫

◇福寿草:≪見ごろ≫

◇梅:≪見ごろ≫桃色の豊後梅も咲いています

◇水仙:≪終わり近し≫

 

「水仙に 雨まっすぐに 降りにけり」布施まさ子

 

〔コスモス〕

◇初夏咲きコスモス:≪栽培中≫

苗床へ種まきをして育成しています。大きくなれば境内の花壇に植え付けます。

・開花時期―5月下旬~7月上旬

・種類と本数―8種類、3万本

・特徴―種類、本数は秋に比べ少ないが、葉っぱの緑が鮮やかなので、赤・白・ピンクの花の色が際立ちきれいです。また、同時に紫陽花の花も楽しめます。

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1112

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【誠是木刄日新正法練行戒場。抑又慧灯既挑密教修行霊地也。爰西明寺禅閣。仰召請於鎌倉。叡尊上人。趣利生於東土。然則禅儀囲鐃恭敬帰依渇仰不斜。】

 

〔誠に是れ木刄(叉ヵ。もくしゃ①)は日(ひび)に正法練行の戒場を新たにす。抑(そもそ)も又、慧灯(けいとう②)は既に密教修行の霊地を挑げる也。爰に西明寺禅閣(さいみょうじぜんかく③)、仰いで鎌倉に召請せんとす。叡尊上人は東土に利生に趣く。然れば則ち禅儀(ぜんぎ④)圍鐃(いにょう⑤)して恭敬帰依渇仰は斜め(ななめ⑥)ならず。

 

 木叉=波羅提木叉(はらだいもくしゃ)。戒本と訳される。比丘、比丘尼が守らねばならない条項をまとめたもの。

 慧灯=智慧のともしび。

 西明寺禅閣=禅閣は禅宗の寺のこと。北条時頼を指す。

 禅儀=僧侶。

 圍鐃=とり囲む。

 斜め=ひととおり。

(つづく)

 

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2019年3月 3日 (日)

コスモス寺花だより  3・3

 

今日は上巳(じょうし)の節句、雛祭です。上巳は三月の初めの巳(み)の日のことです。中国では川でみそぎをして不祥をはらう行事が行われたのにならい、日本でも曲水の宴をおこなった。

〔いま咲いている花〕

◇侘助(わびすけ):≪見ごろ≫

◇椿:≪咲きはじめ≫

◇福寿草:≪見ごろ≫

◇梅:≪見ごろ≫

◇水仙:≪終わり近し≫

 

「水仙に 雨まっすぐに 降りにけり」布施まさ子

 

〔コスモス〕

◇初夏咲きコスモス:≪栽培中≫

苗床へ種まきをして育成しています。大きくなれば境内の花壇に植え付けます。

・開花時期―5月下旬~7月上旬

・種類と本数―8種類、3万本

・特徴―種類、本数は秋に比べ少ないが、葉っぱの緑が鮮やかなので、赤・白・ピンクの花の色が際立ちきれいです。また、同時に紫陽花の花も楽しめます。

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1111

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【同二年。依表無表章之全文。設自誓受具之䡄則。遂正法興行曩願。忽学南山事鈔等律部。已談大賢古迹等菩薩戒。撰集顕密諸籍典。再興三聚円備受具戒法。開発七聚(衆)成満如法徳行。】

 

〔同二年、表無表章(ひょうむひょうしょう①)の全文に依り、自誓受具(じせいじゅぐ②)の軌則を設け、正法興行の曩願(のうがん③)を遂ぐ。忽ちに南山事鈔(なんざんじしょう④)等律部を学び、已に大賢古迹(たいけんこしゃく⑤)等の菩薩戒を談じ、顕密の諸藉典を撰集し、三聚圓備受具(さんじゅうえんびじゅぐ⑥)の戒法を再興し、七聚(衆ヵ。しちしゅう⑦)成満如法の徳行を開発す。〕

 

 表無表章=慈恩大師窺基の著作、『大乗法苑義林章』の中の戒律に関する一章。自誓受戒の根拠とされた。

 自誓受具=自誓受戒に依り具足戒

 曩願=前からの誓願。

 南山事鈔=南山大師道宣作の『四分律行事鈔』

 大賢古迹=八世紀の新羅の学僧太賢の著作、梵網経の注釈書「梵網経古迹記」

 三聚円備受具=菩薩戒(三聚浄戒)を円満に備えて四分律の具足戒(満分戒)を受戒すること

 七衆=僧伽を構成する出家、在家の仏教徒。比丘、比丘尼、沙弥、沙弥尼、式叉摩那、優婆塞、優婆夷。

 

(つづく)

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2019年3月 2日 (土)

コスモス寺花だより 3・2

 

〔いま咲いている花〕

◇侘助(わびすけ):≪見ごろ≫

◇椿:≪咲きはじめ≫

◇福寿草:≪見ごろ≫

◇梅:≪見ごろ≫

◇水仙:≪終わり近し≫

 

「水仙の 光輪の座も 暮れにけり」上田五千石

 

〔コスモス〕

◇初夏咲きコスモス:≪栽培中≫

苗床へ種まきをして育成しています。大きくなれば境内の花壇に植え付けます。

・開花時期―5月下旬~7月上旬

・種類と本数―8種類、3万本

・特徴―種類、本数は秋に比べ少ないが、葉っぱの緑が鮮やかなので、赤・白・ピンクの花の色が際立ちきれいです。また、同時に紫陽花の花も楽しめます。

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1111

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【同二年。依表無表章之全文。設自誓受具之䡄則。遂正法興行曩願。忽学南山事鈔等律部。已談大賢古迹等菩薩戒。撰集顕密諸籍典。再興三聚円備受具戒法。開発七聚(衆)成満如法徳行。】

 

〔同二年、表無表章(ひょうむひょうしょう①)の全文に依り、自誓受具(じせいじゅぐ②)の軌則を設け、正法興行の曩願(のうがん③)を遂ぐ。忽ちに南山事鈔(なんざんじしょう④)等律部を学び、已に大賢古迹(たいけんこしゃく⑤)等の菩薩戒を談じ、顕密の諸藉典を撰集し、三聚圓備受具(さんじゅうえんびじゅぐ⑥)の戒法を再興し、七聚(衆ヵ。しちしゅう⑦)成満如法の徳行を開発す。〕

 

 表無表章=慈恩大師窺基の著作、『大乗法苑義林章』の中の戒律に関する一章。自誓受戒の根拠とされた。

 自誓受具=自誓受戒に依り具足戒

 曩願=前からの誓願。

 南山事鈔=南山大師道宣作の『四分律行事鈔』

 大賢古迹=八世紀の新羅の学僧太賢の著作、梵網経の注釈書「梵網経古迹記」

 三聚円備受具=菩薩戒(三聚浄戒)を円満に備えて四分律の具足戒(満分戒)を受戒すること

 七衆=僧伽を構成する出家、在家の仏教徒。比丘、比丘尼、沙弥、沙弥尼、式叉摩那、優婆塞、優婆夷。

 

(つづく)

 

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2019年3月 1日 (金)

コスモス寺花だより  3・1

 

三月、弥生の月となりました。奈良では東大寺二月堂の修二会(お水取り)があり、お彼岸を迎える頃から桜の花が咲き出します。そして百花繚乱の春が始まります。

 

〔いま咲いている花〕

◇侘助(わびすけ):≪見ごろ≫

◇椿:≪咲きはじめ≫

◇福寿草:≪見ごろ≫

◇梅:≪見ごろ≫

◇水仙:≪終わり近し≫

 

「水仙の 八重の重みに うつむける」寺前たね

 

〔コスモス〕

◇初夏咲きコスモス:≪栽培中≫

苗床へ種まきをして育成しています。大きくなれば境内の花壇に植え付けます。

・開花時期―5月下旬~7月上旬

・種類と本数―8種類、3万本

・特徴―種類、本数は秋に比べ少ないが、葉っぱの緑が鮮やかなので、赤・白・ピンクの花の色が際立ちきれいです。また、同時に紫陽花の花も楽しめます。

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月) 

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1111

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

 

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【同二年。依表無表章之全文。設自誓受具之䡄則。遂正法興行曩願。忽学南山事鈔等律部。已談大賢古迹等菩薩戒。撰集顕密諸籍典。再興三聚円備受具戒法。開発七聚(衆)成満如法徳行。】

 

〔同二年、表無表章(ひょうむひょうしょう①)の全文に依り、自誓受具(じせいじゅぐ②)の軌則を設け、正法興行の曩願(のうがん③)を遂ぐ。忽ちに南山事鈔(なんざんじしょう④)等律部を学び、已に大賢古迹(たいけんこしゃく⑤)等の菩薩戒を談じ、顕密の諸藉典を撰集し、三聚圓備受具(さんじゅうえんびじゅぐ⑥)の戒法を再興し、七聚(衆ヵ。しちしゅう⑦)成満如法の徳行を開発す。〕

 

 表無表章=慈恩大師窺基の著作、『大乗法苑義林章』の中の戒律に関する一章。自誓受戒の根拠とされた。

 自誓受具=自誓受戒に依り具足戒

 曩願=前からの誓願。

 南山事鈔=南山大師道宣作の『四分律行事鈔』

 大賢古迹=八世紀の新羅の学僧太賢の著作、梵網経の注釈書「梵網経古迹記」

 三聚円備受具=菩薩戒(三聚浄戒)を円満に備えて四分律の具足戒(満分戒)を受戒すること

 七衆=僧伽を構成する出家、在家の仏教徒。比丘、比丘尼、沙弥、沙弥尼、式叉摩那、優婆塞、優婆夷。

 

(つづく)

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