コスモス寺花だより
〔山吹〕
「山吹の雨やガラスの窓の外」正岡子規
花は、黄色一重咲、黄色八重咲、白山吹の三種類あります。
◇山吹:≪咲きはじめ≫
〔いま咲いている花〕
◇桜:≪咲きはじめ≫
◇桃:≪咲きはじめ≫
◇椿:≪見ごろ≫
◇連翹:≪見ごろ≫
◇ツルニチニチソウ:≪咲きはじめ≫
〔コスモス〕
◇初夏咲きコスモス:≪栽培中≫
春の陽気に誘われて、少し本葉が出てきました。
・開花時期―5月下旬~7月上旬
・種類と本数―8種類、3万本
・特徴―種類、本数は秋に比べ少ないが、葉っぱの緑が鮮やかなので、赤・白・ピンクの花の色が際立ちきれいです。また、同時に紫陽花の花も楽しめます。
〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏咲きコスモス(6月)
紫陽花(6月)
・秋:コスモス(9月~11月)
・冬:水仙(12月~2月)
《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1118
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
『西大寺光明真言会縁起』
(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)
◆【誠続仏法寿命。是以九十年之化儀者。弾四八相妙果。遂熟思其遺跡。更匪直人。故贈寵輝。冝加崇飾。故号興正菩薩。贈号如此被下。彼上人。釈迦文殊両聖化身。春日五社之第一之御殿〈云云〉。】
〔誠に仏法の寿命を続けん。是を以って九十年の化儀は、四八相(しはっそう①)の妙果を弾ず。遂につらつら其の遺跡を思うに、更に直人(ただびと)に匪(あら)ず。故に寵輝(ちょうき②)を贈り、宜しく崇飾(すうしょく③)を加う。故に興正菩薩と号す。贈号はかくの如く下される。彼の上人は、釈迦文殊両聖の化身、春日五社の第一の御殿(④)〈云云〉。〕
① 四八相=仏陀の瑞相である三十二相。
② 寵輝=はえある輝き。栄誉。
③ 崇飾=尊び飾ること。立派にかざること。
④ 第一の御殿=祭神はタケミカヅチ、本地仏は不空羂索観音。
(つづく)