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2019年12月 3日 (火)

コスモス寺花だより


◇水仙:≪咲きはじめ≫

水仙は地中海沿岸が原産地で、ギリシャ神話のナルキッソスが名前の由来です。
シルクロードを通って中国まで運ばれ、泉に住まう水の精、水の仙人と名づけられたのでしょう。日本へは遣唐使が持ちかえったと言われています。
寒水仙、日本水仙、雪中花の名もあります。

花期 12月~2月
    本数 3万本。
種類は一重咲きの寒水仙と
八重咲きのチャフルネスの2種類。

「水仙をまつ命なし霜の蝶」秋山文鳥
  (あきやまぶんちょう、?―1743、美濃の人、蕉門)

〔四季の花暦〕
・冬:水仙(12月~2月)
・春:山吹(4月)
・夏:初夏咲きコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月~11月)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1163
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』
(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                

◆【兼復当寺幷末寺近住男女。値遇不浅之故。同可載之。其外為勤行所群集之現前僧。及当寺幷常施院近住面々。恩所雖非七衆之数。恩分難黙止之故。又可載之。】

〔兼ねてまた、当寺ならびに末寺の近住(ごんじゅう①)の男女、値遇浅からざるの故、同じく之を載すべし。そのほか勤行のため群集するところの現前の僧、および当寺ならびに常施院(じょうせいん②)の近住の面々の恩所(おんじょ③)は七衆(しちしゅ④)の数に非ずといえども、恩分(おんぶん⑤)は黙止(もくし⑥)しがたきの故に、また之を載すべし。〕

① 近住=三宝に親近して住すの意。在家信者で八斎戒をたもつ者。斎戒の衆。
半僧半俗の衆ではあるが、比丘の下働きなど、寺の活動にはなくてはならない役割に従事した人々。
② 常施院=布施物(衣食)を常備して生活困窮者を救済する施設。忍性菩薩が西大寺に設置したと伝えるが、この文によれば西大寺寺内ではないが近い場所にあったものと想定される。
③ 恩所=恩のあるところ。恩人。恩はめぐみ、いつくしみの意。
④ 七衆=仏の教えを奉じ教団を構成する七種類の僧俗の男女。出家五衆と優婆塞(男性)、優婆夷(女性)の在家二衆。
⑤ 恩分=こうむった恩。            
⑥ 黙止=口をつぐんでそのままにしておくこと。無視と同意。

(つづく)

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