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2019年12月 2日 (月)

コスモス寺花だより


◇水仙:≪咲きはじめ≫

水仙は地中海沿岸が原産地で、ギリシャ神話のナルキッソスが名前の由来です。
シルクロードを通って中国まで運ばれ、泉に住まう水の精、水の仙人と名づけられたのでしょう。日本へは遣唐使が持ちかえったと言われています。
寒水仙、日本水仙、雪中花の名もあります。

花期 12月~2月
    本数 3万本。
種類は一重咲きの寒水仙と
八重咲きのチャフルネスの2種類。

「水仙やものにさはらぬ身のひねり」中川乙由
  (なかがわおつゆう、1675-1739、伊勢の人、蕉門)

〔四季の花暦〕
・冬:水仙(12月~2月)
・春:山吹(4月)
・夏:初夏咲きコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月~11月)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1162
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』
(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                

◆【一 可載亡者於過去帳事

右此勤行之起。専為訪同法也。依之。録名字於過去帳。期祈念於未来際。然則従律法興行。以降同韻修行之亡者。不簡専寺他寺。不論僧衆尼衆。於出家五衆者。隨聞及悉可載之。】

〔一 亡者を過去帳に載すべき事

右、この勤行の起こりは、もっぱら同法(どうぼう①)を訪(とむら②)わんがためなり。これに依りて、名字を過去帳に録して祈念を未来際に期す。しかれば則ち律法興行(りっぽうこうぎょう③)より以降(このかた)、同韻(どういん④)修行の亡者、専寺(せんじ⑤)他寺をえらばず、僧衆尼衆を論ぜず、出家五衆(しゅっけごしゅう⑥)においては聞き及ぶにしたがって、ことごとく之を載すべし。〕

① 同法=法(おしえ)を同じくしてともに仏道修行する僧衆、尼衆。
② 訪=弔う。「訪」と「弔」は同訓の「とぶらう」から音変化して「とむらう」になった。訪問と弔問のように語意は違うが文字を代用している。
③ 律法興行=戒律(菩薩戒・三聚浄戒)を復興したこと。
④ 同韻=韻はひびき。おもむき。趣旨、目的を同じくする。
『興正菩薩御教誡聴聞集』に「学問は韻を得べき事」、「学問は韻に入るべき事」の教誡があり、趣意、本質、目的の意で用いられている。
⑤ 専寺=当寺、西大寺のこと。
⑥ 出家五衆=比丘・比丘尼・沙弥・沙弥尼・式叉摩那。

(つづく)

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