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2020年8月

2020年8月31日 (月)

コスモス寺花だより

8・31
〔般若寺とお茶〕

⑩ 寺田先生の2013年刊の論考(3)で扱われる元興寺極楽坊は、現在は元興寺と名称され世界文化遺産に登録された名刹です。奈良町の中心寺院で、奈良時代の大伽藍を構成した僧房遺構をを中心に、「智光曼荼羅」を本尊として奈良の極楽浄土信仰の拠点でありました。中世には真言律宗に所属しますが、興福寺大乗院とも密接なつながりも持ちます。
茶に関しては、大乗院第十八世門跡経覚の日記、『経覚私要抄』〈別名『安位寺殿自記』(あんいじどのじき)ともいう〉には、「宝徳3年(1451)2月の条に〈八峯山茶薗〉の掃除を元興寺領の人夫に命じたことや、この作業が数日にわたって行われた様子が記されており、同様の記事が享徳2年(1453)にも見られることから、作業が年中行事となっていたことが推定される。」、「このことは、茶薗管理に堪能な人材が、元興寺郷に所属していたことを示しており、元興寺に茶業技術者が発生していたのではないかと思われる。」と指摘され、また『大乗院寺社雑事記』(だいじょういんじしゃぞうじき)では、「長禄2年(1458)から8回にわたって新茶を進上しており、その時期も3月から4月に限られている。これは、新茶製造直後の進上となり、商人からの購入品ではなく、元興寺自身が茶園所持し、茶の製造を行っていた結果ではないかと思われる。」、と産業としての茶園、商品としてのお茶の萌芽を指摘されています。さらに元興寺には中世の茶の普及に重要な役割を持った「闘茶」の記録(1407頃)が残っていることも紹介されます。(つづく)

〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
日本の睡蓮の原生種、小さな白い花がかわいいです。未の刻(午後1時から3時)に咲くのが名前の由来です。                                                                                         
花期:6月~9月上旬                                                                

「二時の陽を鋭角に受けひつじ草」上野紫泉 

◇秋海棠(秋海棠):≪見ごろ≫
                                                                                                                                                                                                                                                                                       
◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
花期:8月~9月

「百日紅あはき眩暈をおぼえけり」阿波野青畝

◇秋のコスモス:≪育成中≫
花期:今年は残暑が長引くそうですから、開花は遅れて10月になり、満開は10月後半になるかもしれません。
20種類、10万本。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

(休止中)

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2020年8月30日 (日)

コスモス寺花だより


8・30
〔般若寺とお茶〕
⑨ 3013年刊の(3)号では真言律宗の本山西大寺と末寺元興寺極楽坊の茶園が研究対象となっています。
まず西大寺では、大茶盛のほか、叡尊上人が布教のため鎌倉へ下られた時の記録、『関東往還記』(かんとうおうがんき)に出てくる「儲茶」(もうけちゃ)と呼ばれる一種の施茶を行ったことを紹介され、「鎌倉期に茶の飲用が広まりを見せることに大きな影響を与えた」と評価しておられます。また西大寺が所蔵する古文書群の中に、正和6年(1317)の秋篠寺との荘園の境界争いの際の訴状で、秋篠寺側によって忍性上人開設の茶園が荒らされたと記すのが、奈良県では最古の文書記録であると言っておられます(全国で最古なのかは不明)。同時に描かれた寺領絵図にも「茶園」の表記があり、絵図に表された茶園のもっとも古いものとされます。その位置は西大寺の西北の方角で、興正菩薩御廟所の北にある称徳天皇の離宮跡の北東にあたります。(つづく)

〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
日本の睡蓮の原生種、小さな白い花がかわいいです。未の刻(午後1時から3時)に咲くのが名前の由来です。                                                                                         
花期:6月~9月上旬                                                                

「二時の陽を鋭角に受けひつじ草」上野紫泉 

◇秋海棠(秋海棠):≪見ごろ≫
                                                                                                                                                                                                                                                                                       
◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
花期:8月~9月

「百日紅あはき眩暈をおぼえけり」阿波野青畝

◇秋のコスモス:≪育成中≫
花期:今年は残暑が長引くそうですから、開花は遅れて10月になり、満開は10月後半になるかもしれません。
20種類、10万本。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

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2020年8月29日 (土)

コスモス寺花だより


8・29
〔般若寺とお茶〕 
⑧ 寺田先生の『奈良佐保短期大学の近辺に存在する茶関係の史跡について』と題する連続論文は茶の栽培、産業としての茶業の歴史を主要テーマとされ、さらに「茶の湯」や「茶会」「茶人」など、お茶の文化史にも及んでいます。8本の論文には各号に興味深い記事、資料が載せられているので、奈良のお茶に関する歴史の厚みを見て取れ、お茶の文化について読む者の知見を広めます。すべてをご紹介したいのですが、私の関心は般若寺と西大寺をはじめとする真言律宗寺院での茶園の歴史ですのでそこに絞って読んでみます。2012年刊の(1)号では般若寺茶園のほかに東大寺領の河上荘「夷畑」(えびすばた)と手掻郷(てがいごう)の茶園が紹介されています。東西に流れる佐保川を挟むかたちにある南北の丘陵地斜面が、鎌倉から室町時代には全国有数の茶の産地であったのです。東大寺の応永期(1394-1427)の文書類には両所の茶園に関係するものが見られるそうです。また南北朝期に般若寺を七つの茶の名産地の一つに数えた『異制庭訓往来』のほかにも、室町期に成立の『遊覚往来』(ゆうかくおうらい)という書物にも般若寺が記述されると紹介されます。(つづく)

〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
日本の睡蓮の原生種、小さな白い花がかわいいです。未の刻(午後1時から3時)に咲くのが名前の由来です。                                                                                         
花期:6月~9月上旬                                                                

「二時の陽を鋭角に受けひつじ草」上野紫泉 

◇秋海棠(秋海棠):≪見ごろ≫
                                                                                                                                                                                                                                                                                       
◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
花期:8月~9月

「百日紅あはき眩暈をおぼえけり」阿波野青畝

◇秋のコスモス:≪育成中≫
花期:今年は残暑が長引くそうですから、開花は遅れて10月になり、満開は10月後半になるかもしれません。
20種類、10万本。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

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2020年8月28日 (金)

コスモス寺花だより

8・28
〔般若寺とお茶〕 
⑦ もう一人の先生は寺田孝重先生です。インターネットで調べ出会ったのが『茶の湯文化学会会報』No.11(1996発行)に寄稿の『奈良県における茶業発達過程の研究』という論文でした。この時の肩書は「奈良県専門技術員」となっていますが、日本でのお茶の始まりから、奈良時代、平安・鎌倉・室町時代、近世、近代にわたる奈良県でのお茶栽培の歴史をまとめられた好論文です。農業試験場の先生が「歴史」を詳しく研究しておられるのに驚かされました。先生の著作『茶花の散歩道』(淡交社、2005)のプロフィールによれば、1947年大阪生まれ、静岡大学農学部卒業、農学博士。奈良県農業試験場茶業分場主任研究員等を経て奈良県農業研究センター専門技術員となっていますから、長らく農業技術の研究分野おられたのですね。そして現在は奈良佐保短期大学の教授となっておられます。同短期大学の研究紀要には、『奈良佐保短期大学の近辺に存在する茶関係の史跡について』の論文8本がインターネットで公開されています。(つづく)

〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
日本の睡蓮の原生種、小さな白い花がかわいいです。未の刻(午後1時から3時)に咲くのが名前の由来です。                                                                                         
花期:6月~9月上旬                                                                

「ひつじ草寄り離る性古都の風」高埜良子 

◇秋海棠(秋海棠):≪見ごろ≫
                                                                                                                                                                                                                                                                                       
◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
花期:8月~9月

「百日紅の幹くすぐれば仏笑む」中村草田男

◇秋のコスモス:≪育成中≫
花期:今年は残暑が長引くそうですから、開花は遅れて10月になり、満開は10月後半になるかもしれません。
20種類、10万本。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

(休止中)


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コスモス寺花だより


8・28
〔般若寺とお茶〕 
⑦ もう一人の先生は寺田孝重先生です。インターネットで調べ出会ったのが『茶の湯文化学会会報』No.11(1996発行)に寄稿の『奈良県における茶業発達過程の研究』という論文でした。この時の肩書は「奈良県専門技術員」となっていますが、日本でのお茶の始まりから、奈良時代、平安・鎌倉・室町時代、近世、近代にわたる奈良県でのお茶栽培の歴史をまとめられた好論文です。農業試験場の先生が「歴史」を詳しく研究しておられるのに驚かされました。先生の著作『茶花の散歩道』(淡交社、2005)のプロフィールによれば、1997年大阪生まれ、静岡大学農学部卒業、農学博士。奈良県農業試験場茶業分場主任研究員等を経て奈良県農業研究センター専門技術員となっていますから、長らく農業技術の研究分野おられたのですね。そして現在は奈良佐保短期大学の教授となっておられます。同短期大学の研究紀要には、『奈良佐保短期大学の近辺に存在する茶関係の史跡について』の論文がインターネットで公開されています。(つづく)

〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
日本の睡蓮の原生種、小さな白い花がかわいいです。未の刻(午後1時から3時)に咲くのが名前の由来です。                                                                                         
花期:6月~9月上旬                                                                

「ひつじ草寄り離る性古都の風」高埜良子 

◇秋海棠(秋海棠):≪見ごろ≫
                                                                                                                                                                                                                                                                                       
◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
花期:8月~9月

「百日紅の幹くすぐれば仏笑む」中村草田男

◇秋のコスモス:≪育成中≫
花期:今年は残暑が長引くそうですから、開花は遅れて10月になり、満開は10月後半になるかもしれません。
20種類、10万本。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

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2020年8月27日 (木)

コスモス寺花だより


8・27
〔般若寺とお茶〕 
⑥ 日本へのお茶の伝来と、般若寺、西大寺への茶園の導入を知りたくて本や論文を調べていたら、二人の先生の著作に出会いました。
一つは村井康彦著『茶の文化史』(岩波新書、1979刊)です。これは主に茶を飲む喫茶の文化、茶の湯をテーマとしての歴史を扱っておられます。
この中で、南北朝時代に成立した『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)という書物を紹介されています。この書物に鎌倉時代のお茶の名産地が出てきます。「庭訓往来」は当時の公家や武家の教養を高めるため、前代の模範的な往復書簡を12か月に分けて編集した教科書的な書物です。
茶の産地を数え上げた部分を読み下すと、
〔我が朝の「名山」は栂尾を以て第一となすなり。仁和寺・醍醐・宇治・葉室・般若寺・神尾寺は是れ「補佐」たり。此の外、大和室尾(室生)・伊賀八鳥・伊勢河居・駿河清見・武蔵河越の茶、皆是れ「天下の指言するところなり。〕
と、明恵上人が最初に開いた茶園を第一とし、あとの六ケ所が当時の名産地に数えられています。大和国(奈良県)では唯一つ般若寺が入っていますが、ほかの五か所は山城国(京都府)です。葉室は京都西山の「葉室山浄住寺」のことで、西大寺叡尊上人が開山した真言律宗寺院です。(つづく)

〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
日本の睡蓮の原生種、小さな白い花がかわいいです。未の刻(午後1時から3時)に咲くのが名前の由来です。                                                                                         
花期:6月~9月上旬                                                                

「ひつじ草寄り離る性古都の風」高埜良子 

◇秋海棠(秋海棠):≪見ごろ≫
                                                                                                                                                                                                                                                                                       
◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
花期:8月~9月

「百日紅の幹くすぐれば仏笑む」中村草田男

◇秋のコスモス:≪育成中≫
花期:今年は残暑が長引くそうですから、開花は遅れて10月になり、満開は10月後半になるかもしれません。
20種類、10万本。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

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2020年8月26日 (水)

コスモス寺花だより


8・26
〔般若寺とお茶〕 
⑤ 西大寺は大茶盛だけではなく、般若寺と同じように茶園を経営していた歴史があります。どちらが早いのかはわかりませんが、どうやらどちらの寺も忍性上人が始められたと伝わります。西大寺の近くでは、病気や貧しさで困窮する人を救護する施設として「常施院」を開創されていますし、般若寺の近くではハンセン病者を救援する「北山十八間戸」を作られたと伝わります。それらの施設では薬草をも用いたでしょうし、健康増進飲料としてお茶が大量に使われたと思います。その活動に役立てるお茶を大々的に生産する茶園が必要だったのでしょう。忍性さんはのちに関東鎌倉の極楽律寺を拠点に、大規模な福祉活動を展開され、寺には療病院、悲田院、施薬院などを設け、病人救護活動をされました。そこでも茶園を開かれていますからお茶は活動の重要な要素だったのでしょう。(つづく)

〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
日本の睡蓮の原生種、小さな白い花がかわいいです。未の刻(午後1時から3時)に咲くのが名前の由来です。                                                                                         
花期:6月~9月上旬                                                                

「ひつじ草寄り離る性古都の風」高埜良子 

◇秋海棠(秋海棠):≪見ごろ≫
                                                                                                                                                                                                                                                                                       
◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
花期:8月~9月

「百日紅の道をそれ来て鉦ひびく」角川源義

◇秋のコスモス:≪育成中≫
花期:今年は残暑が長引くそうですから、開花は遅れて10月になり、満開は10月後半になるかもしれません。
20種類、10万本。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

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2020年8月25日 (火)

コスモス寺花だより


8・25
〔般若寺とお茶〕 
④ 般若寺のお茶に関心を持ったきっかけは、般若寺が所属する真言律宗本山である西大寺に関わることになったことからです。西大寺には鎌倉時代に西大寺を再興した叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)という上人が始められた「大茶盛」(おおちゃもり)という茶事が伝わっています。伝承では鎌倉時代のある年の正月に、寺の鎮守である八幡社(明治から寺を離れ村社となっている)社頭での祭礼御法楽(ごほうらく、仏式の神前法要)のあと、大勢の参詣者にお茶を振る舞ったのが起源だとされています。近世には愛染堂の客殿(京都近衛家の政所御殿を移築したもの)で大きな茶碗に抹茶をたて、みんなで回し飲みしている絵画が残っています。お茶を多くの人に振る舞う施茶の伝統が現在も寺の年中行事として定着し、賑わいの中にも雅びな世界を体験できる、気の張らないお茶会として人気を博してきました。ところが、今年に入って新型コロナウィルスの感染病が広まり、多数の人を集める行事はすべて取りやめとなり、西大寺でも大茶盛の行事は消えてしまいました。(つづく)


〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
日本の睡蓮の原生種、小さな白い花がかわいいです。未の刻(午後1時から3時)に咲くのが名前の由来です。                                                                                         
花期:6月~9月上旬                                                                

「良寛の澄みし書の跡ひつじ草」前島佐喜子 

◇秋海棠(秋海棠):≪見ごろ≫
                                                                                                                                                                                                                                                                                       
◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
花期:8月~9月

「百日紅暮れて灯のうち地蔵盆」森澄雄

◇秋のコスモス:≪育成中≫
花期:今年は残暑が長引くそうですから、開花は遅れて10月になり、満開は10月後半になるかもしれません。
20種類、10万本。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

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2020年8月24日 (月)

コスモス寺花だより

8・24
〔般若寺とお茶〕 
③ 私(般若寺で生まれ、当年72歳)の子供のころ、60年前の記憶では、旧寺領の文殊山には茶園の痕跡を示すお茶の木は残っていませんでした。しかし境内の端っこにあった竹藪には高さが2メートルを超すお茶の木が何百本と茂っていたのを覚えています。そこに枇杷と柿の大きな木があったので、木に登って実を取ろうとしたら、お茶の茂みが邪魔をするので、枝ををかき分けて近づき、苦労して木に登っていたことを憶えています。
伸び放題だったお茶のブッシュものちに隣接地に家が建つたびに切り払われてしまい、今では当時のお茶の木の子孫が15本程度生き残っているにすぎません。お茶は毎年、11月ごろ白い花を咲かせたくさんの種子ができます。ですから放っておくと、一本の木の下には100本近い実生苗が芽を出します。けっこう繁殖力が強い木なので、自然のままにおいておくと、木はどんどん増えていきます。
境内で生き残っているお茶の木がどういう種類かはわかりませんが、ひょっとすると、鎌倉時代から連綿と生きつないできた由緒ある古い種類のお茶なのかもしれません。(つづく)


〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
日本の睡蓮の原生種、小さな白い花がかわいいです。未の刻(午後1時から3時)に咲くのが名前の由来です。                                                                                         
花期:6月~9月上旬                                                                

「良寛の澄みし書の跡ひつじ草」前島佐喜子 

◇秋海棠(秋海棠):≪見ごろ≫
                                                                                                                                                                                                                                                                                       
◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
花期:8月~9月

「百日紅暮れて灯のうち地蔵盆」森澄雄

◇秋のコスモス:≪育成中≫
花期:今年は残暑が長引くそうですから、開花は遅れて10月になり、満開は10月後半になるかもしれません。
20種類、10万本。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

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2020年8月23日 (日)

コスモス寺花だより


8・23
〔般若寺とお茶〕 

①  現在の般若寺はコスモスや水仙など花の名所として世に知られますが、古い時代にはお茶の名産地の一つとして有名だったようです。
奈良にお住まいだった歴史学者の故永島福太郎先生は、とくに中世寺院史の大家として著名な方でしたが、さらに茶道の道を究めてもおられたようです。先生がご健在のころ何度か般若寺にやってこられ、その都度、「般若寺は鎌倉時代には全国有数のお茶の産地だったのですよ、古文書にもそのことが記されているから、きっと近隣の丘陵地が茶畑で埋め尽くされていた時代があったのでしょう。」とおっしゃっていたのをよく思い出します。
② 中世の般若寺の茶園はどこにあったのかを探ってみました。茶園に関する史料は残っていないのですが、さいわい江戸時代に描かれた寺領図があります。それによると明治初年の廃仏毀釈に続く知行地没収に会うまでは、寺の東500メートル、西300メートルの東西に長い帯状の丘陵地が般若寺の寺領でした。東の山は寺のご本尊にちなんで「文殊山」と呼ばれています。一方、西には四本の尾根と三本の谷が描かれていますが、明治後半に「奈良監獄」の建設地となり、谷は埋め立てられたようです。東西どちらの丘陵にも大きなため池が描かれているので、お茶栽培に供されていたのでしょう。しかし宅地開発された現状からはとても茶園の景観は想像できません。(つづく)

〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
日本の睡蓮の原生種、小さな白い花がかわいいです。未の刻(午後1時から3時)に咲くのが名前の由来です。                                                                                         
花期:6月~9月上旬                                                                

「良寛の澄みし書の跡ひつじ草」前島佐喜子 

◇秋海棠(秋海棠):≪見ごろ≫
                                                                                                                                                                                                                                                                                       
◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
花期:8月~9月

「百日紅暮れて灯のうち地蔵盆」森澄雄

◇秋のコスモス:≪育成中≫
花期:今年は残暑が長引くそうですから、開花は遅れて10月になり、満開は10月後半になるかもしれません。
20種類、10万本。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

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2020年8月22日 (土)

コスモス寺花だより


8・22

〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
日本の睡蓮の原生種、小さな白い花がかわいいです。未の刻(午後1時から3時)に咲くのが名前の由来です。                                                                                         
花期:6月~9月上旬                                                                

「良寛の澄みし書の跡ひつじ草」前島佐喜子 
                                                                                                                                                                                                                                                                                       
◇しゅうかいどう(秋海棠):≪咲きはじめ≫
江戸時代の寛永年間に中国から伝わる。原産地は東南アジア。葉は変形のハート形をしている。
赤花と白花の2種類。
花期:7月~9月

「美しく乏しき暮し秋海棠」富安風生

◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
花期:8月~9月

「百日紅暮れて灯のうち地蔵盆」森澄雄

◇きょうちくとう(夾竹桃):≪見ごろ≫

◇秋のコスモス:≪育成中≫
花期:今年は残暑が長引くそうですから、開花は遅れて10月になり、満開は10月後半になるかもしれません。
20種類、10万本。

〔般若寺とお茶〕 ①

現在の般若寺はコスモスや水仙など花の名所として世に知られますが、古い時代にはお茶の名産地の一つとして有名だったようです。
奈良にお住まいだった歴史学者の故永島福太郎先生は、とくに中世寺院史の大家として著名な方でしたが、さらに茶道の道を究めてもおられたようです。先生がご健在のころ何度か般若寺にやってこられ、その都度、「般若寺は鎌倉時代には全国有数のお茶の産地だったのですよ、古文書にもそのことが記されているから、きっと近隣の丘陵地が茶畑で埋め尽くされていた時代があったのでしょう。」とおっしゃっていたのをよく思い出します。(つづく)

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

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2020年8月21日 (金)

コスモス寺花だより

8・21

〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
日本の睡蓮の原生種、小さな白い花がかわいいです。未の刻(午後1時から3時)に咲くのが名前の由来です。                                                                                         
花期:6月~9月上旬                                                                

「良寛の澄みし書の跡ひつじ草」前島佐喜子 
                                                                                                                                                                                                                                                                                       
◇しゅうかいどう(秋海棠):≪咲きはじめ≫
江戸時代の寛永年間に中国から伝わる。原産地は東南アジア。葉は変形のハート形をしている。
赤花と白花の2種類。
花期:7月~9月

「花よりも濃き紅の茎秋海棠」阿部みどり女

◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
花期:8月~9月

「百日紅学問日々に遠ざかる」相馬遷子

◇きょうちくとう(夾竹桃):≪見ごろ≫

◇秋のコスモス:≪育成中≫
花期:今年は残暑が長引くそうですから、開花は遅れて10月になり、満開は10月後半になるかもしれません。
20種類、10万本。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

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2020年8月20日 (木)

コスモス寺花だより


8・20

〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
日本の睡蓮の原生種、小さな白い花がかわいいです。未の刻(午後1時から3時)に咲くのが名前の由来です。                                                                                         
花期:6月~9月上旬                                                                

「未草開くを待てり画学生」水原春郎 
                                                                                                                                                                                                                                                                                       
◇しゅうかいどう(秋海棠):≪咲きはじめ≫
江戸時代の寛永年間に中国から伝わる。原産地は東南アジア。葉は変形のハート形をしている。
赤花と白花の2種類。
花期:7月~9月

「臥して見る秋海棠の木末かな」正岡子規

◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
花期:8月~9月

「百日紅われら初老のさわやかに」三橋鷹女

◇きょうちくとう(夾竹桃):≪見ごろ≫

◇秋のコスモス:≪育成中≫
花期:今年は残暑が長引くそうですから、開花は遅れて10月になり、満開は10月後半になるかもしれません。
20種類、10万本。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

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2020年8月19日 (水)

コスモス寺花だより


8・19

〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
日本の睡蓮の原生種、小さな白い花がかわいいです。未の刻(午後1時から3時)に咲くのが名前の由来です。                                                                                         
花期:6月~9月上旬                                                                

「ひつじ草水甕のつや幾百年」長崎桂子 
                                                                                                                                                                                                                                                                                       
◇しゅうかいどう(秋海棠):≪咲きはじめ≫
江戸時代の寛永年間に中国から伝わる。原産地は東南アジア。葉は変形のハート形をしている。
赤花と白花の2種類。
花期:7月~9月

「秋海棠露のあかるさちりばめて」柴田白葉女

◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
花期:8月~9月

「百日紅咲けども父祖の墓地遠し」右城暮石

◇きょうちくとう(夾竹桃):≪見ごろ≫

◇秋のコスモス:≪育成中≫
花期:今年は残暑が長引くそうですから、開花は遅れて10月になり、満開は10月後半になるかもしれません。
20種類、10万本。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

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2020年8月18日 (火)

コスモス寺花だより


8・18

〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
日本の睡蓮の原生種、小さな白い花がかわいいです。未の刻(午後1時から3時)に咲くのが名前の由来です。                                                                                         
花期:6月~9月上旬                                                                

「さざ波のきらめきに覚め未草」神山ゆき子 
                                                                                                                                                                                                                                                                                       
◇しゅうかいどう(秋海棠):≪咲きはじめ≫
江戸時代の寛永年間に中国から伝わる。原産地は東南アジア。葉は変形のハート形をしている。
赤花と白花の2種類。
花期:7月~9月

「秋海棠眉目よく古ぶ佛たち」滝春一

◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
花期:8月~9月

「百日紅乙女の一身またたく間に」

◇きょうちくとう(夾竹桃):≪見ごろ≫

◇秋のコスモス:≪育成中≫
花期:今年は残暑が長引くそうですから、開花は遅れて10月になり、満開は10月後半になるかもしれません。
20種類、10万本。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

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2020年8月17日 (月)

コスモス寺花だより


8・17

〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
日本の睡蓮の原生種、小さな白い花がかわいいです。未の刻(午後1時から3時)に咲くのが名前の由来です。                                                                                         
花期:6月~9月上旬                                                                

「黙っている老人に応えひつじ草」山田緑光 
                                                                                                                                                                                                                                                                                       
◇しゅうかいどう(秋海棠):≪咲きはじめ≫
江戸時代の寛永年間に中国から伝わる。原産地は東南アジア。葉は変形のハート形をしている。
赤花と白花の2種類。
花期:7月~9月

「蜂とぶや秋海棠の葉陰より」会津八一

◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
花期:8月~9月

「百日紅咲くや小村の駄菓子店」正岡子規

◇きょうちくとう(夾竹桃):≪見ごろ≫

◇秋のコスモス:≪育成中≫
花期:今年は残暑が長引くそうですから、開花は遅れて10月になり、満開は10月後半になるかもしれません。
20種類、10万本。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

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2020年8月16日 (日)

コスモス寺花だより


8・16

〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
日本の睡蓮の原生種、小さな白い花がかわいいです。未の刻(午後1時から3時)に咲くのが名前の由来です。                                                                                         
花期:6月~9月上旬                                                                

「未草鳥語に醒めてゆきにけり」稲畑廣太郎 
                                                                                                                                                                                                                                                                                       
◇しゅうかいどう(秋海棠):≪咲きはじめ≫
江戸時代の寛永年間に中国から伝わる。原産地は東南アジア。葉は変形のハート形をしている。
赤花と白花の2種類。
花期:7月~9月

「精一杯立ってゐるなり秋海棠」高澤良一

◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
花期:8月~9月

「百日紅ごくごく水を呑むばかり」石田波郷

◇きょうちくとう(夾竹桃):≪見ごろ≫

◇秋のコスモス:≪育成中≫
花期:今年は残暑が長引くそうですから、開花は遅れて10月になり、満開は10月後半になるかもしれません。
20種類、10万本。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
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    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

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コスモス寺花だより


8・16

〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
日本の睡蓮の原生種、小さな白い花がかわいいです。未の刻(午後1時から3時)に咲くのが名前の由来です。                                                                                         
花期:6月~9月上旬                                                                

「未草鳥語に醒めてゆきにけり」稲畑廣太郎 
                                                                                                                                                                                                                                                                                       
◇しゅうかいどう(秋海棠):≪咲きはじめ≫
江戸時代の寛永年間に中国から伝わる。原産地は東南アジア。葉は変形のハート形をしている。
赤花と白花の2種類。
花期:7月~9月

「精一杯立ってゐるなり秋海棠」高澤良一

◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
花期:8月~9月

「百日紅ごくごく水を呑むばかり」石田波郷

◇きょうちくとう(夾竹桃):≪見ごろ≫

◇秋のコスモス:≪育成中≫
花期:今年は残暑が長引くそうですから、開花は遅れて10月になり、満開は10月後半になるかもしれません。
20種類、10万本。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
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2020年8月15日 (土)

コスモス寺花だより


8・15

〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
日本の睡蓮の原生種、小さな白い花がかわいいです。未の刻(午後1時から3時)に咲くのが名前の由来です。                                                                                         
花期:6月~9月上旬                                                                

「昼からの刻の長さや未草」吉田葎 
                                                                                                                                                                                                                                                                                       
◇しゅうかいどう(秋海棠):≪咲きはじめ≫
江戸時代の寛永年間に中国から伝わる。原産地は東南アジア。葉は変形のハート形をしている。
赤花と白花の2種類。
花期:7月~9月

「色つぎや秋海棠の茎の節」阿波野青畝

◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
花期:8月~9月

「朝顔のちりぢり失せぬ百日紅」齋藤玄

◇きょうちくとう(夾竹桃):≪見ごろ≫

◇秋のコスモス:≪育成中≫
花期:9月下旬~11月上旬。満開は10月中。
20種類、15万本。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
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2020年8月13日 (木)

コスモス寺花だより


8・13

〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
日本の睡蓮の原生種、小さな白い花がかわいいです。未の刻(午後1時から3時)に咲くのが名前の由来です。                                                                                         
花期:6月~9月上旬                                                                

「未草朝の山気の白を抱く」稲畑汀子 
                                                                                                                                                                                                                                                                                       
◇しゅうかいどう(秋海棠):≪咲きはじめ≫
江戸時代の寛永年間に中国から伝わる。原産地は東南アジア。葉は変形のハート形をしている。
赤花と白花の2種類。
花期:7月~9月

「秋海棠なむあみだぶは声あげよ」岡井省二

◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
花期:8月~9月

「境内に光陰はなし百日紅」清崎敏郎

◇秋のコスモス:≪育成中≫
花期:9月下旬~11月上旬。満開は10月中。
20種類、15万本。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
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2020年8月12日 (水)

コスモス寺花だより


8・12

〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
日本の睡蓮の原生種、小さな白い花がかわいいです。未の刻(午後1時から3時)に咲くのが名前の由来です。                                                                                         
花期:6月~9月上旬                                                                

「やうやうに目覚めて淡し未草」青木政江 
                                                                                                                                                                                                                                                                                       
◇しゅうかいどう(秋海棠):≪咲きはじめ≫
江戸時代の寛永年間に中国から伝わる。原産地は東南アジア。葉は変形のハート形をしている。
赤花と白花の2種類。
花期:7月~9月

「秋海棠きらめく露をよそにかな」久保田万太郎

◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
花期:8月~9月

「村々のうす紅きざすさるすべり」飯田龍太

◇秋のコスモス:≪育成中≫
花期:9月下旬~11月上旬。満開は10月中。
20種類、15万本。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
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2020年8月11日 (火)

コスモス寺花だより


8・11

〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
日本の睡蓮の原生種、小さな白い花がかわいいです。未の刻(午後1時から3時)に咲くのが名前の由来です。                                                                                         
花期:6月~9月上旬                                                                

「深呼吸できた喜び未草」近間雄道 
                                                                                                                                                                                                                                                                                       
◇しゅうかいどう(秋海棠):≪咲きはじめ≫
江戸時代の寛永年間に中国から伝わる。原産地は東南アジア。葉は変形のハート形をしている。
赤花と白花の2種類。
花期:7月~9月

「手拭に紅のつきてや秋海棠」各務支考

◇さるすべり(百日紅):≪咲きはじめ≫
花期:8月~9月

「朝よりも夕の初心百日紅」後藤比奈夫

◇秋のコスモス:≪育成中≫
花期:9月下旬~11月上旬。満開は10月中。
20種類、15万本。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

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2020年8月 9日 (日)

コスモス寺花だより


8・9

〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
日本の睡蓮の原生種、小さな白い花がかわいいです。未の刻(午後1時から3時)に咲くのが名前の由来です。                                                                                         
花期:6月~9月上旬                                                                

「日常を遠巻きにして未草」木山杏理 
                                                                                                                                                                                                                                                                                       
◇しゅうかいどう(秋海棠):≪咲きはじめ≫
江戸時代の寛永年間に中国から伝わる。原産地は東南アジア。葉は変形のハート形をしている。
赤花と白花の2種類。
花期:7月~9月

「口あいてかまきりのぼる秋海棠」渡辺水巴

◇さるすべり(百日紅):≪咲きはじめ≫
花期:8月~9月

「奈良坂の家うち暗きさるすべり」桂信子

◇秋のコスモス:≪育成中≫
花期:9月下旬~11月上旬。満開は10月中。
20種類、15万本。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

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2020年8月 8日 (土)

コスモス寺花だより


8・8

〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
日本の睡蓮の原生種、小さな白い花がかわいいです。未の刻(午後1時から3時)に咲くのが名前の由来です。                                                                                         
花期:6月~9月上旬                                                                

「未草開花待ちゐるカメラマン」岡村容子 
                                                                                                                                                                                                                                                                                       
◇しゅうかいどう(秋海棠):≪咲きはじめ≫
江戸時代の寛永年間に中国から伝わる。原産地は東南アジア。葉は変形のハート形をしている。
赤花と白花の2種類。
花期:7月~9月

「秋海棠妹が好みの小庭哉」正岡子規

◇さるすべり(百日紅):≪咲きはじめ≫
花期:8月~9月

「奈良坂の家うち暗きさるすべり」桂信子

◇秋のコスモス:≪育成中≫
花期:9月下旬~11月上旬。満開は10月中。
20種類、15万本。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

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2020年8月 7日 (金)

コスモス寺花だより


8・7

〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
日本の睡蓮の原生種、小さな白い花がかわいいです。未の刻(午後1時から3時)に咲くのが名前の由来です。                                                                                         
花期:6月~9月上旬                                                                

「伝へ得ぬ思ひの夛し未草」山荘慶子 
                                                                                                                                                                                                                                                                                       
◇しゅうかいどう(秋海棠):≪咲きはじめ≫
江戸時代の寛永年間に中国から伝わる。原産地は東南アジア。葉は変形のハート形をしている。
赤花と白花の2種類。
花期:7月~9月

「神妙に秋海棠の咲にけり」岩田凉菟

◇さるすべり(百日紅):≪咲きはじめ≫
花期:8月~9月

「又しても百日紅の暑さ哉」正岡子規

◇秋のコスモス:≪育成中≫
花期:9月下旬~11月上旬。満開は10月中。
20種類、15万本。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
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2020年8月 6日 (木)

コスモス寺花だより


8・6

〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
日本の睡蓮の原生種、小さな白い花がかわいいです。未の刻(午後1時から3時)に咲くのが名前の由来です。                                                                                         
花期:6月~9月上旬                                                                

「祖父の手に成りし泉水ひつじ草」駒井でる太 
                                                                                                                                                                                                                                                                                       
◇しゅうかいどう(秋海棠):≪咲きはじめ≫
江戸時代の寛永年間に中国から伝わる。原産地は東南アジア。葉は変形のハート形をしている。
赤花と白花の2種類。
花期:7月~9月

「三角の実に何を占ふ秋海棠」山口青邨

◇さるすべり(百日紅):≪咲きはじめ≫
花期:8月~9月

「いつの世も祷りは切や百日紅」中村汀女

◇秋のコスモス:≪育成中≫
花期:9月下旬~11月上旬。満開は10月中。
20種類、15万本。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
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2020年8月 5日 (水)

コスモス寺花だより


8・5

〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
日本の睡蓮の原生種、小さな白い花がかわいいです。未の刻(午後1時から3時)に咲くのが名前の由来です。                                                                                         
花期:6月~9月上旬                                                                

「水のたなごころの上に未草」足立幸信 
                                                                                                                                                                                                                                                                                       
◇しゅうかいどう(秋海棠):≪咲きはじめ≫
江戸時代の寛永年間に中国から伝わる。原産地は東南アジア。葉は変形のハート形をしている。
赤花と白花の2種類。
花期:7月~9月

「水を打つ秋海棠や夜の市」正岡子規

◇さるすべり(百日紅):≪咲きはじめ≫
花期:8月~9月

「いつの世も祷りは切や百日紅」中村汀女

◇秋のコスモス:≪育成中≫
花期:9月下旬~11月上旬。満開は10月中。
20種類、15万本。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
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2020年8月 4日 (火)

コスモス寺花だより


8・4

〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
日本の睡蓮の原生種、小さな白い花がかわいいです。未の刻(午後1時から3時)に咲くのが名前の由来です。                                                                                         
花期:6月~9月上旬                                                                

「未草眠たく咲いて真昼なる」井上石動 
                                                                                                                                                                                                                                                                                       
◇しゅうかいどう(秋海棠):≪咲きはじめ≫
江戸時代の寛永年間に中国から伝わる。原産地は東南アジア。葉は変形のハート形をしている。
赤花と白花の2種類。
花期:7月~9月

「書を愛し秋海棠を愛すかな」山口青邨

◇さるすべり(百日紅):≪咲きはじめ≫
花期:8月~9月

「きらきらと照るや野寺の百日紅」正岡子規

◇秋のコスモス:≪育成中≫
*本堂の基壇南西の角に100株ほどのコスモスの花を残しています。数は少ないですが、これから夏中を咲き続けると思います。
花期:9月下旬~11月上旬。満開は10月中。
20種類、15万本。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
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2020年8月 2日 (日)

コスモス寺


8・2

〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
日本の睡蓮の原生種、小さな白い花がかわいいです。未の刻(午後1時から3時)に咲くのが名前の由来です。                                                                                         
花期:6月~9月上旬                                                                

「未草山気霊気に目覚めゆく」稲畑廣太郎 
                                                                                                                                                                                                                                                                                       
◇しゅうかいどう(秋海棠):≪咲きはじめ≫
江戸時代の寛永年間に中国から伝わる。原産地は東南アジア。葉は変形のハート形をしている。
赤花と白花の2種類。
花期:7月~9月

「俳を談す秋海棠の夕哉」正岡子規

◇さるすべり(百日紅):≪咲きはじめ≫
花期:8月~9月

「さるすべり百千の花観世音」松崎鉄之介

◇秋のコスモス:≪育成中≫
*本堂の基壇南西の角に100株ほどのコスモスの花を残しています。数は少ないですが、これから夏中を咲き続けると思います。
花期:9月下旬~11月上旬。満開は10月中。
20種類、15万本。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
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2020年8月 1日 (土)

コスモス寺花だより


8・1
八月、葉月となりました。長かった梅雨も昨日で明けたようで、これからは猛暑の日が多くなります。新型コロナウィルス感染と熱中症にはくれぐれも気を付けましょう。
〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
日本の睡蓮の原生種、小さな白い花がかわいいです。未の刻(午後1時から3時)に咲くのが名前の由来です。                                                                                         
花期:6月~9月上旬                                                                

「遠きほど白きよらかな未草」田所節子 
                                                                                                                                                                                                                                                                                       
◇しゅうかいどう(秋海棠):≪咲きはじめ≫
江戸時代の寛永年間に中国から伝わる。原産地は東南アジア。葉は変形のハート形をしている。
赤花と白花の2種類。
花期:7月~9月

「妹が庭や秋海棠とおしろいと」正岡子規

◇さるすべり(百日紅):≪咲きはじめ≫
花期:8月~9月

「ゆふばえにこぼるる花やさるすべり」日野草城

◇秋のコスモス:≪育成中≫
*本堂の基壇南西の角に100株ほどのコスモスの花を残しています。数は少ないですが、これから夏中を咲き続けると思います。
花期:9月下旬~11月上旬。満開は10月中。
20種類、15万本。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

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