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2020年9月

2020年9月30日 (水)

コスモス寺花だより


9・30
〔コスモス〕

≪咲きはじめ≫

「コスモスに藍濃き衣を好み着る」三橋鷹女

○花期:10月上旬~11月中旬
今年のコスモスは近年にない出来ばえです。日本最古のコスモス名所として、50年間コスモスの世話をしてきた私の経験から見てそう思います。まず葉っぱがきれいです。成長が遅かった分、適度な雨があり、暑さで葉が焼けることがありませんでした。あざやかな黄緑色が目に沁みます。そして去年のような秋の長雨と厳しい残暑がなかったので、根が傷むことなく育っています。過去には年によって立ち枯れが目立つことがありました。さらに最近の夜の寒気に出会って、花がシャキッとして色鮮やかです。最後に何よりも大きな好条件は台風が一度も来ていないことです。すべての花が折れたり倒れたりしていません。あとは草丈がもう少しあればいいのですが、まだこれから4,50センチ伸びて、人の頭が隠れるほどになると思います。
10月10日ごろから11月半ばまでが満開です。
○種類:いま咲いているのは、サイケ、美色コスモス、センセーション、ディアボロ、ハッピーリング、ダブルクリック、シーシェル、ピコティです。
あとは秋咲大輪、イエローガーデン、キャンパスオレンジ。
○花の本数:10万本。

〔お茶の名産地般若寺の復活をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山の一つ(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)に数えられていました。この由緒ある「般若寺の茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。
今、お茶の花が咲いてます。花は椿の花を小さくしたような白い花です。

「茶が咲いてしみじみ白を思ひ出す」加藤秋邨 

〔いま咲いている花〕 
◇しおん(紫苑):≪見ごろ≫ 薄紫色の小菊のような花が房状
◇ひがんばな(彼岸花):≪満開≫野生の花ですからいたるところで咲いています。
◇萩:≪見ごろ≫ヤマハギ3株。1本は3mの高さから滝のように枝垂れています。
〔白鳳秘仏御開帳〕
宝蔵堂に於いて、9月20日~11月10日。
(別途拝観料200円を申し受けています)

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
   お茶(9月~11月)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

(休止中)


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2020年9月29日 (火)

コスモス寺花だより

9・28
〔コスモス〕

≪咲きはじめ≫

「コスモスに大空の青さ暮れ初む」尾崎放哉

○花期:10月上旬~11月中旬
今年のコスモスは近年にない出来栄えになっています。日本最古のコスモス名所として、50年間コスモスの世話をしてきた私の経験から見てそう思います。まず葉っぱがきれいです。成長が遅かった分、適度な雨があり、暑さで葉が焼けることがありませんでした。あざやかな黄緑色が目に沁みます。そして去年のような秋の長雨と厳しい残暑がなかったので、根が傷むことなく育っています。過去には年によって立ち枯れが目立つことがありました。さらに最近の夜の寒気に出会って、花がシャキッとして色鮮やかです。最後に何よりも大きな好条件は台風が一度も来ていないことです。すべての花が折れたり倒れたりしていません。あとは草丈がもう少しあればいいのですが、まだこれから4,50センチ伸びて、人の頭が隠れるほどになると思います。
10月10日ごろから11月半ばまでが満開です。
○種類:いま咲いているのは、サイケ、美色コスモス、センセーション、ディアボロ、ハッピーリング、ダブルクリック、シーシェル、ピコティです。
あとは秋咲大輪、イエローガーデン、キャンパスオレンジ。
○花の本数:10万本。

〔お茶の名産地般若寺の復活をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山の一つ(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)に数えられていました。この由緒ある「般若寺の茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。
今、お茶の花が咲いてます。花は椿の花を小さくしたような白い花です。

「お茶の花うれしきときも俯(うつむ)きて」後藤比奈夫 

〔いま咲いている花〕 
◇しおん(紫苑):≪見ごろ≫ 薄紫色の小菊のような花が房状
◇ひがんばな(彼岸花):≪満開≫野生の花ですからいたるところで咲いています。
◇萩:≪見ごろ≫ヤマハギ3株。1本は3mの高さから滝のように枝垂れています。
〔白鳳秘仏御開帳〕
宝蔵堂に於いて、9月20日~11月10日。
(別途拝観料200円を申し受けています)

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
   お茶(9月~11月)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

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2020年9月28日 (月)

コスモス寺花だより


9・28
〔コスモス〕

≪咲きはじめ≫

「コスモスが咲けば地表のうるほへり」細見綾子

○花期:10月上旬~11月中旬
今月はあと3日となりました。朝晩はめっきり涼しくなり、秋物への衣替えの季節となりました。
秋の花のトップバッターである彼岸花はようやく満開を迎えて、続いて山の萩も満開に近づいています。当寺では本命のコスモスは見ごろまではあと少しというところまで来ました。背の高い茎が大きな蕾を持ち上げていて、今日明日にも大きな花を咲かせるでしょう。
コスモスは夏の猛暑の影響で開花が1週間ほど遅れましたが、10月に入れば一気に咲き出します。今年は10月10日ごろから11月半ばまでが満開です。
○種類:いま咲いているのは、サイケ、美色コスモス、センセーション、ディアボロ、ハッピーリング、ダブルクリック、シーシェル、ピコティです。
あとは秋咲大輪、イエローガーデン、キャンパスオレンジ。
○花の本数:10万本。

〔お茶の名産地般若寺の復活をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山の一つ(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)に数えられていました。この由緒ある「般若寺の茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。
今、お茶の花が咲いてます。花は椿の花を小さくしたような白い花です。

「お茶の花うれしきときも俯きて」後藤比奈夫 

〔いま咲いている花〕 
◇しおん(紫苑):≪見ごろ≫  

◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
◇ひがんばな(彼岸花):≪見ごろ≫野生の花ですからいたるところに咲きます。
◇白い彼岸花:≪見ごろ≫鉢植えで4鉢。
◇萩:≪見ごろ≫ヤマハギ3株。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
   お茶(9月~11月)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

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2020年9月27日 (日)

コスモス寺花だより


9・27
〔コスモス〕

≪咲きはじめ≫

「コスモスの夜の花びらの冷えわたり」中村汀女

○花期:10月上旬~11月中旬
気温が30度を切り、ようやく秋らしくなってきました。
コスモスは夏の猛暑の影響で開花が1週間ほど遅れました。早咲きの種類は終わりかけていますが、秋咲きの種類はこれからです。石塔や石仏を飾る花はまだちらほらですが、10月に入れば一気に咲き出します。今年はまだ台風が来てないので全部のコスモスが真っすぐに空に向かって伸びあがっています。
1週間ほど開花が遅れた分、11月まで満開が続きそうです。
○種類:いま咲いているのは、サイケ、美色コスモス、センセーション、ディアボロ、ハッピーリング、ダブルクリック、シーシェル、ピコティです。
あとは秋咲大輪、イエローガーデン、キャンパスオレンジ。
○花の本数:10万本。

〔お茶の名産地般若寺の復活をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山の一つ(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)に数えられていました。この由緒ある「般若寺の茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。
今、お茶の花が咲いています。花は椿の花を小さくしたような白い花です。

「はるかなこゑ〈茶の花がもう咲いてます〉」加藤秋邨 

〔いま咲いている花〕 
◇しおん(紫苑):≪見ごろ≫  

◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
◇ひがんばな(彼岸花):≪見ごろ≫野生の花ですからいたるところに咲きます。
◇白い彼岸花:≪見ごろ≫鉢植えで4鉢。
◇萩:≪見ごろ≫ヤマハギ3株。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
   お茶(9月~11月)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
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『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
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2020年9月26日 (土)

コスモス寺花だより


9・26
〔コスモス〕

≪咲きはじめ≫

「風去れば色とり戻す秋桜」稲畑汀子

○花期:10月上旬~11月中旬
昨日の雨でコスモスはいきいきと背を伸ばしました。石塔の基壇の周りではイエローガーデンの薄黄色がさきだしましたし、石仏の前では大きな花が咲き出しています。石灯籠や笠塔婆とのコントラストがコスモスを引き立てています。
今年は1週間ほど開花が遅れた分、11月まで満開が続きそうです。
○種類:いま咲いている種類は、サイケ、美色コスモス、センセーション、ディアボロ、ハッピーリング、ダブルクリック、シーシェルです。
あとは秋咲大輪、イエローガーデン、キャンパスオレンジ、ピコティ
○花の本数:10万本。

〔お茶の名産地般若寺の復活をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山の一つ(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)に数えられていました。この由緒ある「般若寺の茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。
今、お茶の花が咲いています。花は椿の花を小さくしたような白い花です。

「おもひでは茶の花のなつかしさ供へ」種田山頭火 

〔いま咲いている花〕 
◇しおん(紫苑):≪見ごろ≫  

◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
◇ひがんばな(彼岸花):≪見ごろ≫野生の花ですからいたるところに咲きます。
◇白い彼岸花:≪見ごろ≫鉢植えで4鉢。
◇萩:≪見ごろ≫ヤマハギ3株。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
   お茶(9月~11月)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
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2020年9月25日 (金)

コスモス寺花だより


9・25
〔コスモス〕

≪咲きはじめ≫

「四面仏在(おわ)し四面の秋桜」伊丹三樹彦

○花期:10月上旬~11月中旬
今日は一日雨の予報になっています。今年の秋の長雨は雨量が少なく物足りませんでしたが、今日の雨でコスモスは一気に背が伸びて花を咲かせてくれるでしょう。早くから咲いていた「美色コスモス」は終わりに近づいたので、「秋咲き大輪種」に植え替えています。今年は1週間ほど開花が遅れた分、11月まで満開が続きそうです。
○種類:いま咲いている種類は、サイケ、美色コスモス、センセーション、ディアボロ、ハッピーリング、ダブルクリック、シーシェルです。
あとは秋咲大輪、イエローガーデン、キャンパスオレンジ、ピコティ
○花の本数:10万本。

〔お茶の名産地般若寺の復活をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山の一つ(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)に数えられていました。この由緒ある「般若寺の茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。
今、お茶の花が咲いています。花は椿の花を小さくしたような白い花です。

「茶の花に便り一行など惜しむ」中村汀女 

〔いま咲いている花〕 
◇しおん(紫苑):≪見ごろ≫  
キク科。薄紫色の小さな花が房状に咲く。「しをに」ともいう。

◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
◇ひがんばな(彼岸花):≪咲きはじめ≫野生の花ですからいたるところに咲きます。
◇白い彼岸花:≪見ごろ≫鉢植えで4鉢。
◇萩:≪咲きはじめ≫ヤマハギ3株。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
   お茶(9月~11月)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

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2020年9月24日 (木)

コスモス寺花だより


9・24
〔コスモス〕

≪咲きはじめ≫

「コスモスの君と言はれし人思ふ」山口青邨

○花期:あと一週間で10月になります。この月末には見ごろを迎えると予報していましたが、本当に咲いてくれるか心配になってきました。月末にはテレビ各局から取材申し込みが来ています。きっと咲いてくれると思います。晴れの日は水やりを朝夕二回欠かさずやってきましたし、台風対策も支柱とネットで万全を尽くしています。この思いやり努力にコスモスは応えてくれるでしょう。 満開は10月に入ってからになると思います。
○種類:いま咲いている種類は、サイケ、美色コスモス、センセーション、ディアボロ、ハッピーリング、ダブルクリック、シーシェルです。
あとは秋咲大輪、イエローガーデン、キャンパスオレンジ、ピコティ
○花の本数:10万本。

〔お茶の名産地般若寺の復活をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山の一つ(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)に数えられていました。この由緒ある「般若寺の茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。
今、お茶の花が咲いています。花は椿の花を小さくしたような白い花です。

「 茶の花と共に日浴びの椅子を置く」水原秋櫻子 

〔いま咲いている花〕 
◇しおん(紫苑):≪見ごろ≫  
キク科。薄紫色の小さな花が房状に咲く。「しをに」ともいう。

◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
◇ひがんばな(彼岸花):≪咲きはじめ≫野生の花ですからいたるところに咲きます。
◇白い彼岸花:≪見ごろ≫鉢植えで4鉢。
◇萩:≪咲きはじめ≫ヤマハギ3株。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
   お茶(9月~11月)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
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    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

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2020年9月23日 (水)

コスモス寺花だより


9・23
〔コスモス〕

≪咲きはじめ≫

「コスモスや妻がやさしく子がやさしく」日野草城

○花期:連休が終わるのを待ち構えていたように雨になりました。コスモスにとっては恵みの雨です。これでまた草丈が伸びるでしょう。満開のころには人の背丈をこえてコスモスの林となります。今のところまだ50センチ足りませんが、秋雨前線と台風接近で相当な量の雨がふりそうです。風が強くないことを祈ります。コスモスが咲き出して、やっと秋らしい景色となってきました。コスモスはこのまま順調に育ってくれたら、花の見ごろは月末から、満開は10月に入ってからになると思います。
○種類:いま咲いている種類は、サイケ、美色コスモス、センセーション、ディアボロ、ハッピーリング、ダブルクリック、シーシェルです。
あとは秋咲大輪、イエローガーデン、キャンパスオレンジ、ピコティ
○花の本数:10万本。

〔お茶の名産地般若寺の復活をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山の一つ(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)に数えられていました。この由緒ある「般若寺の茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。
今、お茶の花が咲いています。花は椿の花を小さくしたような白い花です。

「茶の花の新し銀の雨が降る」星野立子 

〔いま咲いている花〕 
◇しおん(紫苑):≪見ごろ≫  
キク科。薄紫色の小さな花が房状に咲く。「しをに」ともいう。

◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
◇ひがんばな(彼岸花):≪咲きはじめ≫野生の花ですからいたるところに咲きます。
◇白い彼岸花:≪見ごろ≫鉢植えで4鉢。
◇萩:≪咲きはじめ≫ヤマハギ3株。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
   お茶(9月~11月)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
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    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

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2020年9月22日 (火)

コスモス寺花だより

9・22
〔コスモス〕

≪咲きはじめ≫

「コスモスのまだ触れ合はぬ花の数」石田勝彦

花期:今日はお彼岸の中日で、仏様との御縁が最も近い日とされています。コロナ禍の下でも郊外型の観光地はにぎわいを取り戻したようです。当寺でも参詣者の数が少しづつ増えてきました。コスモスが咲き出して、やっと秋らしい景色となってきました。コスモスはこのまま順調に育ってくれたら、花の見ごろは月末から、満開は10月に入ってからになると思います。いま咲いている種類は、サイケ、美色コスモス、センセーション、ディアボロ、ハッピーリングです。
・花の本数:10万本。
・品種:10種類。
*新型コロナ対策として過密状態を避けなければなりません。もしも参詣の人出が過密になるようでしたら、駐車の台数を制限させていただきますが、ご容赦願います。

〔お茶の名産地般若寺の復活をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山の一つ(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)に数えられていました。この由緒ある「般若寺の茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。
今、お茶の花が咲いています。花は椿の花を小さくしたような白い花です。

「茶の花に日月天衣無縫かな」後藤比奈夫 

〔いま咲いている花〕 
◇しおん(紫苑):≪見ごろ≫  
キク科。薄紫色の小さな花が房状に咲く。「しをに」ともいう。

◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
「百日紅ちらば扇にうけて見ん」正岡子規
◇ひがんばな(彼岸花):≪つぼみ≫明日のお彼岸中日に合わせるように蕾が膨らんできました。今日にも開花するかも。
◇白い彼岸花:≪見ごろ≫鉢植えで4鉢。
◇萩:≪咲きはじめ≫ヤマハギ3株。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
   お茶(9月~11月)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

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2020年9月21日 (月)

コスモス寺花だより


9・21
〔コスモス〕

≪咲きはじめ≫

「コスモスもすがれる蝶も露しとど」水原秋櫻子

花期:昨日今日と連休の前半はちょっとだけ参詣者が増えて賑わいを見せていました。人の気配を感じてか、コスモスの花も花数が増えてきたように思います。今はきれいな緑の葉っぱのなかで赤・白・ピンクの鮮やかな色がきわだっています。このまま順調に育ってくれたら、花の見ごろは月末から、満開は10月に入ってからになると思います。いま咲いている種類は、サイケ、美色コスモス、センセーション、ディアボロです。
・花の本数:10万本。
・品種:10種類。
*新型コロナ対策として過密状態を避けなければなりません。もしも参詣の人出が過密になるようでしたら、駐車の台数を制限させていただきますが、ご容赦願います。

〔お茶の名産地般若寺の復活をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山の一つ(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)に数えられていました。この由緒ある「般若寺の茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。
今、お茶の花が咲いています。花は椿の花を小さくしたような白い花です。

「茶の花の萎れて散るも昔かな」永田耕衣 

〔いま咲いている花〕 
◇しおん(紫苑):≪見ごろ≫  
キク科。薄紫色の小さな花が房状に咲く。「しをに」ともいう。

◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
「百日紅ちらば扇にうけて見ん」正岡子規
◇ひがんばな(彼岸花):≪つぼみ≫明日のお彼岸中日に合わせるように蕾が膨らんできました。今日にも開花するかも。
◇白い彼岸花:≪見ごろ≫鉢植えで4鉢。
◇萩:≪咲きはじめ≫ヤマハギ3株。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
   お茶(9月~11月)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

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2020年9月20日 (日)

コスモス寺花だより


9・20
〔コスモス〕

≪咲きはじめ≫

「コスモスはどこにありても風少し」細見綾子

花期:今年は花が遅れています。彼岸花もまだですから秋の花全体が夏の猛暑の影響を受けたのでしょう。雨が時々あるので、今はきれいな緑の葉っぱにちらほらと花が咲き出している状態です。このまま順調に育ってくれたら、花の見ごろは月末から、満開は10月に入ってからになると思います。いま咲いている種類は、サイケ、美色コスモス、センセーション、ディアボロです。
・花の本数:10万本。
・品種:10種類。
*新型コロナ対策として過密状態を避けなければなりません。もしも参詣の人出が過密になるようでしたら、駐車の台数を制限させていただきますが、ご容赦願います。

〔お茶の名産地般若寺の復活をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山の一つ(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)に数えられていました。この由緒ある「般若寺の茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。境内に残る17本の般若寺茶に加え、その根方に生えていた実生苗30本余りを鉢に植えました。その他に現代の品種を購入し、種類を増やしています。「おくみどり」「さやまかおり」「やぶきた」「べにふうき」。奈良特有の品種「やまとみどり」も探しているのですが、まだ見つかりません。
今、お茶の花が咲いています。花は椿の花を小さくしたような白い花です。

「茶の花のちるばかりちらしておく」種田山頭火   

〔いま咲いている花〕 
◇しおん(紫苑):≪見ごろ≫  
キク科。薄紫色の小さな花が房状に咲く。「しをに」ともいう。

◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
「百日紅ちらば扇にうけて見ん」正岡子規
◇ひがんばな(彼岸花):≪つぼみ≫
◇白い彼岸花:≪見ごろ≫鉢植えで4鉢。
◇萩:≪咲きはじめ≫ヤマハギ3株。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
   お茶(9月~11月)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

(休止中)

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2020年9月19日 (土)

コスモス寺花だより

9・19
〔コスモス〕
≪咲きはじめ≫

 

「コスモスの葉のやさしさに気付きをり」後藤比奈夫

 

花期:今年は花が遅れています。彼岸花もまだですから秋の花全体が夏の猛暑の影響を受けたのでしょう。雨が時々あるので、今はきれいな緑の葉っぱにちらほらと花が咲き出している状態です。このまま順調に育ってくれたら、花の見ごろは月末から、満開は10月に入ってからになると思います。いま咲いている種類は、サイケ、美色コスモス、センセーション、ディアボロです。
・花の本数:10万本。
・品種:10種類。
*新型コロナ対策として過密状態を避けなければなりません。もしも参詣の人出が過密になるようでしたら、駐車の台数を制限させていただきますが、ご容赦願います。

 

〔お茶の名産地般若寺の復活をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山の一つ(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)に数えられていました。この由緒ある「般若寺の茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。境内に残る17本の般若寺茶に加え、その根方に生えていた実生苗30本余りを鉢に植えました。その他に現代の品種を購入し、種類を増やしています。「おくみどり」「さやまかおり」「やぶきた」「べにふうき」。奈良特有の品種「やまとみどり」も探しているのですが、まだ見つかりません。
今、お茶の花が咲いています。花は椿の花を小さくしたような白い花です。

 

「茶の花のみなうつむきてふくよかに」山口青邨   

 

〔いま咲いている花〕 

 

◇しおん(紫苑):≪見ごろ≫  
キク科。薄紫色の小さな花が房状に咲く。「しをに」ともいう。
「きのふ過ぎけふも紫苑にうするる日」水原秋櫻子

 

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      
◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
「百日紅ちらば扇にうけて見ん」正岡子規
◇白い彼岸花:≪見ごろ≫鉢植えで4鉢。
◇萩:≪咲きはじめ≫ヤマハギ3株だけです。

 

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
   お茶(9月~11月)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

 

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

 

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2020年9月18日 (金)

コスモス寺花だより


9・18
〔コスモス〕
≪咲きはじめ≫

「コスモスの夕やさしくものがたり」松本たかし

花期:今年は夏の猛暑と日照りのため開花が遅れています。今は適度な雨を得て、きれいな緑の葉のなかでちらほらと花が咲き出しています。このまま順調に育ってくれると、花の見ごろは月末から、満開は10月に入ってからだと思います。いま咲いている種類は、サイケ、美色コスモス、センセーション、ディアボロです。
・花の本数:10万本。
・品種:10種類。
*新型コロナ対策として過密状態を避けなければなりません。もしも参詣の人出が過密になるようでしたら、駐車の台数を制限させていただきますが、ご容赦願います。

〔お茶の名産地般若寺の復活をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山の一つ(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)に数えられていました。この由緒ある「般若寺の茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。境内に残る17本の般若寺茶に加え、その根方に生えていた実生苗30本余りを鉢に植えました。その他に現代の品種を購入し、種類を増やしています。「おくみどり」「さやまかおり」「やぶきた」「べにふうき」。奈良特有の品種「やまとみどり」も探しているのですが、まだ見つかりません。
今、お茶の花が咲いています。花は椿の花を小さくしたような、真っ白いかわいい花です。

「茶が咲いて人よろこびす友の母」大野林火   

〔いま咲いている花〕 

◇しおん(紫苑):≪咲きはじめ≫  
キク科。薄紫色の小さな花が房状に咲く。「しをに」ともいう。

「ゆるるとも撓むことなき紫苑かな」下村梅子                                                  
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      
◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫

「百日紅ちらば扇にうけて見ん」正岡子規

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
   お茶(9月~11月)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
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    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

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2020年9月17日 (木)

コスモス寺花だより

コスモス寺花だより

9・17
〔コスモス〕
≪咲きはじめ≫

「コスモスの昔に似たる斜陽かな」百合山羽公

花期:今年は夏の猛暑と日照りのため開花が遅れています。今は適度な雨を得て、きれいな緑の葉のなかでちらほらと花が咲き出しています。このまま順調に育ってくれると、花の見ごろは月末から、満開は10月に入ってからだと思います。
・花の本数:10万本。
・品種:10種類。
*新型コロナ対策として過密状態を避けなければなりません。もしも参詣の人出が過密になるようでしたら、駐車の台数を制限させていただきますが、ご容赦願います。

〔お茶の名産地般若寺の復活をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山の一つ(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)に数えられていました。この由緒ある「般若寺の茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。境内に残る17本の般若寺茶に加え、その根方に生えていた実生苗30本余りを鉢に植えました。その他に現代の品種を購入し、種類を増やしています。「おくみどり」「さやまかおり」「やぶきた」「べにふうき」。奈良特有の品種「やまとみどり」も探しているのですが、まだ見つかりません。
今、お茶の花が咲いています。花は椿の花を小さくしたようで、真っ白なかわいい花です。

「茶の花や庭にもあらず野にもあらず」正岡子規 

〔いま咲いている花〕 

◇しおん(紫苑):≪咲きはじめ≫  
キク科。薄紫色の小さな花が房状に咲く。「しをに」ともいう。

「ゆるるとも撓むことなき紫苑かな」下村梅子                                                  
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      
◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫

「百日紅まことの愛は遂になし」金子兜太

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
   お茶(9月~11月)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

(休止中)

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2020年9月16日 (水)

コスモス寺花だより

9・16
〔コスモス〕
≪咲きはじめ≫

「コスモスの花ゆれて来て唇に」星野立子

花期:今年は夏の猛暑と日照りのため開花が遅れています。今は適度な雨を得て、きれいな緑の葉のなかでちらほらと花が咲き出しています。このまま順調に育ってくれると、花の見ごろは月末から、満開は10月に入ってからだと思います。
・花の本数:10万本。
・品種:10種類。
*新型コロナ対策として過密状態を避けなければなりません。もしも参詣の人出が過密になるようでしたら、駐車の台数を制限させていただきますが、ご容赦願います。

〔お茶の名産地般若寺の復活をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山の一つ(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)に数えられていました。この由緒ある「般若寺の茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。境内に残る17本の般若寺茶に加え、その根方に生えていた実生苗30本余りを鉢に植えました。その他に現代の品種を購入し、種類を増やしています。これまでのところ、「おくみどり」「さやまかおり」「やぶきた」「べにふうき」が手に入りました。奈良特有の品種「やまとみどり」も探しているのですが、まだ見つかりません。
今、お茶の花が咲いています。花は椿の花を小さくしたようで、真っ白なかわいい花です。

「茶の花のうひうひしくも黄を点じ」阿波野青畝 

〔いま咲いている花〕 

◇しおん(紫苑):≪咲きはじめ≫  
キク科。薄紫色の小さな花が房状に咲く。「しをに」ともいう。

「紫苑にはいつも風あり遠く見て」山口青邨                                                  
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      
◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫

「百日紅をさな木なれば涼しさよ」相馬遷子

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
   お茶(9月~11月)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

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2020年9月15日 (火)

コスモス寺花だより


9・15
〔コスモス〕
≪咲きはじめ≫

「この頃の空コスモスの色似合う」後藤比奈夫

花期:適度な日差しと雨を得て、コスモスは日に日に大きくなり新鮮な緑の葉がモクモクと茂っています。境内を見回しても、この間まで土の色が目立っていたのに今は緑一色です。日が落ちると秋らしい涼しさが感じられ、コスモスの茂みの中からは虫の音が聞こえてきます。花はまだ少ないですが、いろんな種類のコスモスが咲き出し、これから出現するコスモスの花浄土を予感させています。花の見ごろは月末から、満開は10月10日以降だと思います。
・花の本数:10万本。(今年は過密状態を避けるため通路を少し広くしたので数は減りました。)
・品種:10種類(20種類の種を蒔きましたが、酷暑のため種類数は減っています。)
*新型コロナ対策として過密状態を避けなければなりません。もしも参詣の人出が過密になるようでしたら、駐車の台数を制限させていただきますが、ご容赦願います。

〔お茶の名産地般若寺の復活をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山の一つ(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)に数えられていました。この由緒ある「般若寺の茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。境内に残る17本の般若寺茶に加え、その根方に生えていた実生苗30本余りを鉢に植えました。その他に現代の品種を購入し、種類を増やしています。今のところ、「おくみどり」「さやまかおり」「やぶきた」「べにふうき」です。奈良特有の品種「やまとみどり」も探しているのですが、まだ手に入りません。昨日、平安時代に実範上人が開いた中川寺成身院跡に生えている茶樹の葉先をもらってきて挿し木をしました。古いお寺にはお茶の木が植えてあったのですね。
お茶の花はこれから11月にかけて咲きます。花は椿の花を小さくしたような白い花です。

「茶が咲きぬ素足が冷えぬおのづから」水原秋櫻子 

〔いま咲いている花〕 

◇しおん(紫苑):≪咲きはじめ≫  
キク科。薄紫色の小さな花が房状に咲く。「しをに」ともいう。

「紫苑にはいつも風あり遠く見て」山口青邨                                                  
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      
◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫

「百日紅百日咲いて開かずの門」三橋鷹女

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
   お茶(9月~11月)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

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2020年9月14日 (月)

コスモス寺花だより


9・14
〔コスモス〕
≪咲きはじめ≫

「いつしかとこすもす咲きぬ草の中
細雨の前のともし灯のごと」与謝野晶子

・花期:適度な日差しと雨を得て、コスモスは日に日に大きくなり新鮮な緑の葉がモクモクと茂っています。境内を見回しても、この間まで土の色が目立っていたのに今は緑一色です。日が落ちると秋らしい涼しさが感じられ、コスモスの茂みの中からは虫の音が聞こえてきます。花はまだ少ないですが、いろんな種類のコスモスが咲き出し、これから出現するコスモスの花浄土を予感させています。花の見ごろは月末から、満開は10月10日以降だと思います。
・花の本数:10万本。(今年は過密状態を避けるため通路を少し広くしたので数は減りました。)
・品種:10種類(20種類の種を蒔きましたが、酷暑のため種類数は減っています。)
*新型コロナ対策として過密状態を避けなければなりません。もしも参詣の人出が過密になるようでしたら、駐車の台数を制限させていただきますが、ご容赦願います。

〔お茶の名産地般若寺の復活をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山の一つ(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)に数えられていました。この由緒ある「般若寺の茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。境内に残る17本の般若寺茶に加え、その根方に生えていた実生苗30本余りを鉢に植えました。その他に現代の品種を購入し、種類を増やしています。今のところ、「おくみどり」「さやまかおり」「やぶきた」「べにふうき」です。奈良特有の品種「やまとみどり」も探しているのですが、まだ手に入りません。
お茶の花はこれから11月にかけて咲きます。花は椿の花を小さくしたような白い花です。

「いつしか明けてゐる茶の花」種田山頭火 

〔いま咲いている花〕 

◇しおん(紫苑):≪咲きはじめ≫  
キク科。薄紫色の小さな花が房状に咲く。「しをに」ともいう。

「栖(すみか)より四五寸高きしをにかな」小林一茶                                                  
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      
◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫

「遠ざかるほどあきらかに百日紅」鷹羽狩行

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
   お茶(9月~11月)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

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2020年9月13日 (日)

コスモス寺花だより


9・13
〔コスモス〕
≪咲きはじめ≫

「コスモスの遠い記憶に停留所」岡本眸

・花期:適度な日差しと雨を得て、コスモスは日に日に大きくなり新鮮な緑の葉がモクモクと茂っています。境内を見回しても、この間まで土の色が目立っていたのに今は緑一色です。日が落ちると秋らしい涼しさが感じられ、コスモスの茂みの中からは虫の音が聞こえてきます。花はまだ少ないですが、いろんな種類のコスモスが咲き出し、これから出現するコスモスの花浄土を予感させています。花の見ごろは月末から、満開は10月10日以降だと思います。
・花の本数:10万本。(今年は過密状態を避けるため通路を少し広くしたので数は減りました。)
・品種:10種類(20種類の種を蒔きましたが、酷暑のため種類数は減っています。)
*新型コロナ対策として過密状態を避けなければなりません。もしも参詣の人出が過密になるようでしたら、駐車の台数を制限させていただきますが、ご容赦願います。

〔お茶の名産地般若寺の復活をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山の一つ(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)に数えられていました。この由緒ある「般若寺の茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。境内に残る17本の般若寺茶に加え、その根方に生えていた実生苗30本余りを鉢に植えました。その他に現代の品種を購入し、種類を増やしています。今のところ、「おくみどり」「さやまかおり」「やぶきた」「べにふうき」です。奈良特有の品種「やまとみどり」も探しているのですが、まだ手に入りません。
お茶の花はこれから11月にかけて咲きます。花は椿の花を小さくしたような白い花です。

「朝明の茶の花を見てゆきにけり」岡井省二 

〔いま咲いている花〕                                                       
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      
◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
花期:8月~9月

「遠ざかるほどあきらかに百日紅」鷹羽狩行

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
   お茶(9月~11月)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

(休止中)

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2020年9月12日 (土)

コスモス寺花だより


9・12
〔コスモス〕
≪咲きはじめ≫

「コスモスの広きみだれに夜のとばり」中村汀女

・花期:このところ秋雨前線の影響か雨が多いです。コスモスは日に日に大きくなり、草丈が120センチ位になったものもあります。境内を見回しても、今までは土の茶色が目立っていたのですが、今では緑一色になりました。花はまだ少ないですが、いろんな種類のコスモスが咲き出し、これから出現する花園の予感を漂わせています。花の見ごろは月末から、満開は10月10日以降だと思います。
・花の本数:10万本。(今年は過密状態を避けるため通路を少し広くしたので数は減りました。)
・品種:10種類(20種類の種を蒔きましたが、酷暑のため種類数は減っています。)
*新型コロナ対策として過密状態を避けなければなりません。もしも参詣の人出が過密になるようでしたら、駐車の台数を制限させていただきますが、ご容赦願います。

〔お茶の名産地般若寺の復活をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山の一つ(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)に数えられていました。この由緒ある「般若寺の茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。境内に残る17本の般若寺茶に加え、その根方に生えていた実生苗30本余りを鉢に植えました。その他に現代の品種を購入し、種類を増やしています。今のところ、「おくみどり」「さやまかおり」「やぶきた」「べにふうき」です。奈良特有の品種「やまとみどり」も探しているのですが、まだ手に入りません。
お茶の花はこれから11月にかけて咲きます。花は椿の花を小さくしたような白い花です。

「うつ向きに仰向きに茶が咲いてをる」清崎敏郎 

〔いま咲いている花〕                                                       
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      
◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
花期:8月~9月

「秋風のひだのごとくにさるすべり」平井照敏

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
   お茶(9月~11月)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

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2020年9月11日 (金)

コスモス寺花だより


9・11
〔コスモス〕
≪咲きはじめ≫

「コスモスに日の匂ひして人近づく」細見綾子

・花期:このところ秋雨前線の影響か雨が多いです。コスモスは日に日に大きくなり、草丈が120センチ位になったものもあります。境内を見回しても、今までは土の茶色が多かったのですが、今では緑一色になりました。花はまだ少ないですが、いろんな種類のコスモスが咲き出し、花園の予感を漂わせています。見ごろは月末から、満開は10月10日以降だと思います。
・花の本数:10万本。(今年は過密状態を避けるため通路を少し広くしたので数は減りました。)
・品種:10種類(20種類の種を蒔きましたが、酷暑のため種類数は減っています。)
*新型コロナ対策として過密状態を避けなければなりません。もしも参詣の人出が過密になるようでしたら、駐車の台数を制限させていただきますが、ご容赦願います。

〔お茶の名産地般若寺の復活をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山の一つに数えられていました。この由緒ある「般若寺茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。17本の残存する般若寺茶に加え、その根方に実生苗30本余りを見つけ鉢に植えました。その他に現代の品種を購入し、種類を増やしています。今のところ、「おくみどり」「さやまかおり」「やぶきた」「べにふうき」が手に入りました。奈良特有の品種「やまとみどり」はいろいろ当たっているのですが、まだ手に入りません。
お茶の花はこれから11月にかけて咲きます。花は椿の花を小さくしたような白い花です。

「秋雨や夜明けに似たるお茶の花」渡辺水巴 

〔いま咲いている花〕                                                       
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      
◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
花期:8月~9月

「百日紅憂ひなきごと黙しをり」角川源義

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
   お茶(9月~11月)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

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2020年9月10日 (木)

コスモス寺花だより


9・10
〔コスモス〕
≪咲きはじめ≫

「コスモスを離れし蝶に谿深し」水原秋櫻子

・花期:コスモスは雨を貰って元気を取り戻しました。毎日、目に見えて大きくなっています。花はまだ少ないですが、ハッピーリングや美色コスモスがよく咲いています。センセーションやシーシェル、ピコティなどはこれから月末にかけて見ごろとなります。秋の長雨シーズンに入るとコスモスは一気に背が高くなり、雨が終わるころには花数は増えて見ごろとなります。10月に入れば満開になるでしょう。
・花の本数:10万本。(今年は過密状態を避けるため通路を少し広くしたので数は減りました。)
・品種:10種類(20種類の種を蒔きましたが、酷暑のため種類数は減っています。)
*新型コロナ対策として過密状態を避けなければなりません。もしも参詣の人出が過密になるようでしたら、駐車の台数を制限させていただきますが、ご容赦願います。

〔お茶の名産地般若寺の復活をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山の一つに数えられていました。この由緒ある「般若寺茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。17本の残存する般若寺茶に加え、その根方に実生苗30本余りを見つけ鉢に植えました。その他に現代の品種を57本購入しました。昨日、欲しかった「べにふうき」茶の苗を手に入れました。
お茶は秋に花が咲きます。だいたい11月のようですが、種類によってはもう咲き出しているのもあります。花は椿の花を小さくしたような白い花です。

「寄りて見る茶の花の蕊うひうひし」山口誓子 

〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫                                                              
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      
◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
花期:8月~9月

「学校の昼しずかなり百日紅」正岡子規

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
   お茶(9月~11月)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

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2020年9月 9日 (水)

コスモス寺花だより

9・9
〔コスモス〕
≪咲きはじめ≫

「コスモスを離れし蝶に谿深し」水原秋櫻子

・花期:コスモスは雨を貰って元気を取り戻しました。日に日に大きくなっています。花はまだ少ないですが、ハッピーリングや美色コスモスがよく咲いています。センセーションやシーシェル、ピコティなどはこれから月末にかけて見ごろとなります。秋の長雨シーズンに入るとコスモスは一気に背が高くなり、雨が終わるころには花数は増えて見ごろとなります。満開は10月に入ってからになるでしょう。
・花の本数:10万本。(今年は過密状態を避けるため通路を少し広くしたので数は減りました。)
・品種:10種類(20種類の種を蒔きましたが、酷暑のため種類数は減っています。)
*新型コロナ対策として過密状態を避けなければなりません。もしも参詣の人出が過密になるようでしたら、駐車の台数を制限させていただきますが、ご容赦願います。

〔お茶の名産地、般若寺の復活をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山の一つに数えられていました。この由緒ある「般若寺茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。17本の残存する般若寺茶に加え、その根方に実生苗30本余りを見つけ鉢に植えました。その他に現代の品種を57本購入しました。
お茶は秋に花が咲きます。だいたい11月のようですが、種類によってはもう咲き出しているのもあります。花は椿の花を小さくしたような白い花です。

「しづごころ茶の花ひろひてのひらに」山口青邨 

〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫                                                              
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      
◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
花期:8月~9月

「学校の昼しずかなり百日紅」正岡子規

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
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    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

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2020年9月 8日 (火)

コスモス寺花だより

9・8
〔コスモス〕
≪咲きはじめ≫

「コスモスを離れし蝶に谿深し」水原秋櫻子

・花期:台風の雨で秋らしくなってきました。コスモスは雨を貰って元気を取り戻したようです。これから一日ごとに大きくなっていきます。花はまだ少ないですが、月末あたりから数を増やし10月には見ごろを迎えると思います。これから秋の長雨のシーズンを経て秋本番となりますが、早く涼しくなってほしいものです。
・花の本数:10万本。(今年は過密状態を避けるため通路を少し広くしたので数は減りました。)
・品種:10種類(20種類の種を蒔きましたが、酷暑のため種類数は減っています。)
*新型コロナ対策として過密状態を避けなければなりません。もしも参詣の人出が過密になるようでしたら、駐車の台数を制限させていただきますが、ご容赦願います。

〔お茶の名産地般若寺の復活をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山の一つに数えられていました。この由緒ある「般若寺茶」をよみがえらせようと茶樹を増やしています。17本の残存する般若寺茶に加え、その根方に実生苗30本余りを見つけ鉢に植えました。その他に現代の品種を57本購入しました。
お茶は11月に花が咲きます。椿の花を小さくしたような白い花です。

「お茶の木は一つの花の良夜かな」渡辺水巴 
昨日、一番花が咲きました。新入りの「さやまかおり」という種類です。
〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
                                                                                     
花期:6月~9月上旬                                                                

「未草長けゐて支へ合ひをりぬ」廣畑育子 
                                                                                                                                                                                                                                                                                       
◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
花期:8月~9月

「百日紅散華に舞うて蜆蝶」伊丹三樹彦


〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
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    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

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2020年9月 7日 (月)

コスモス寺花だより


9・7
台風10号が九州を襲いました。被害が無ければよいのですが。奈良は台風の余波で昨夜からは久しぶりの本降りでした。台風の季節はまだこれからです。どことも無事でありますように。
〔コスモス〕
≪ちらほら咲き≫
・花期:今年は残暑がきびしく、コスモスの開花は遅れています。見ごろは10月に入ってからになるでしょう。今のところ苗は50センチほどで、例年の半分の草丈です。
コスモスは日照りの間は成長を止めていますが、長雨の季節になると一気に背を伸ばし、150センチをこえます。
今年の秋はどうなりますやら。
・花の本数:10万本。(今年は過密状態を避けるため通路を少し広くしたので数は減りました。)
・品種:10種類(20種類の種を蒔きましたが、酷暑のため種類数は減っています。)
*新型コロナ対策として過密状態を避けなければなりません。もしも参詣の人出が過密になるようでしたら、駐車の台数を制限させていただきますが、ご容赦願います。

〔お茶の名産地、般若寺の復活をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山の一つに数えられていました。この由緒ある「般若寺茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。17本の残存する般若寺茶に加え、その根方に実生苗30本余りを見つけ鉢に植えました。その他に現代の品種を57本購入しました。
お茶は11月に花が咲きます。椿の花を小さくしたような白い花です。

「住みなれて茶の花のひらいてはちる」種田山頭火 

〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
                                                                                     
花期:6月~9月上旬                                                                

「羊草長けゐて支へ合ひをりぬ」廣畑育子 
                                                                                                                                                                                                                                                                                       
◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
花期:8月~9月

「百日紅散華に舞うて蜆蝶」伊丹三樹彦


〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

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2020年9月 6日 (日)

コスモス寺花だより


9・6
〔コスモス〕
≪ちらほら咲き≫
・花期:今年は残暑がきびしく、コスモスの開花は遅れています。見ごろは10月に入ってからになるでしょう。今のところ苗は50センチほどで、例年の半分の草丈です。
コスモスは日照りの間は成長を止めていますが、長雨の季節になると一気に背を伸ばし、150センチをこえます。
今年の秋はどうなりますやら。
・花の本数:10万本。(今年は過密状態を避けるため通路を少し広くしたので数は減りました。)
・品種:10種類(20種類の種を蒔きましたが、酷暑のため種類数は減っています。)
*新型コロナ対策として過密状態を避けなければなりません。もしも参詣の人出が過密になるようでしたら、駐車の台数を制限させていただきますが、ご容赦願います。

〔お茶の名産地、般若寺の復活をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山の一つに数えられていました。この由緒ある「般若寺茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。17本の残存する般若寺茶に加え、その根方に実生苗30本余りを見つけ鉢に植えました。その他に現代の品種を57本購入しました。
お茶は11月に花が咲きます。椿の花を小さくしたような白い花です。

「住みなれて茶の花のひらいてはちる」種田山頭火 

〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
                                                                                     
花期:6月~9月上旬                                                                

「羊草長けゐて支へ合ひをりぬ」廣畑育子 
                                                                                                                                                                                                                                                                                       
◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
花期:8月~9月

「百日紅散華に舞うて蜆蝶」伊丹三樹彦


〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

(休止中)

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2020年9月 5日 (土)

コスモス寺花だより


9・5

〔お茶の名産地、般若寺の復活をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山の一つに数えられていました。この由緒ある「般若寺茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。今のところ、般若寺茶の実生苗を30本見つけたので鉢植えで育てています。ほかに現代の品種を50本購入しました。
お茶は11月に花が咲きます。椿の花を小さくしたような白い花です。来年5月には初めての茶摘みをしてみたいです。

〔コスモス〕
≪育成中≫
・花期:今年は残暑がきびしく、コスモスの開花は遅れて10月になるかもしれません。今のところ苗は30~50センチほどで、例年の半分の草丈です。猛暑と日照りが影響したようです。
昨日は曇り空で時々雨が降りました。雨を得てコスモスの苗は生き返りました。
・花の本数:10万本。(今年は通路を少し広くしましたので数は減りました。)
・品種:10種類(20種類の種を蒔きましたが、酷暑のため減っているかもしれません。)
*新型コロナ対策として過密状態を避けなければなりません。もしも参詣の人出が過密になるようでしたら、駐車の台数を制限させていただきます。

〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
                                                                                     
花期:6月~9月上旬                                                                

「羊草長けゐて支へ合ひをりぬ」廣畑育子 
                                                                                                                                                                                                                                                                                       
◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
花期:8月~9月

「百日紅散華に舞うて蜆蝶」伊丹三樹彦


〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

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2020年9月 4日 (金)

コスモス寺花だより


9・4

〔お茶の名産地・般若寺〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山の一つに数えられていました。この由緒ある「般若寺茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。11月には小さな白い花が咲きます。

〔コスモス〕
≪育成中≫
・花期:今年は残暑がきびしく、コスモスの開花は遅れて10月になりそうです。今のところ苗は30~50センチほどで、例年の半分の草丈です。猛暑と日照りが影響したようです。雨が降れば持ち直すのですが。
・花の本数:10万本。(今年は通路を少し広くしましたので数は減りました。)
・品種:10種類(20種類の種を蒔きましたが、酷暑のため減っているかもしれません。)
*新型コロナ対策として過密状態を避けなければなりません。もしも参詣の人出が過密になるようでしたら、駐車の台数を制限させていただきます。

〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
                                                                                     
花期:6月~9月上旬                                                                

「二時の陽を鋭角に受けひつじ草」上野紫泉 
                                                                                                                                                                                                                                                                                       
◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
花期:8月~9月

「百日紅あはき眩暈をおぼえけり」阿波野青畝


〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

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2020年9月 3日 (木)

コスモス寺花だより


9・3

〔歴史に名を遺すお茶の名産地、般若寺の復活をめざします〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山の一つに数えられていました。この由緒ある「般若寺茶」を今によみがえらせるため、茶樹を増やしています。

〔コスモス〕
≪育成中≫
・花期:今年は残暑がきびしいようで、コスモスの開花は遅れて10月になりそうです。今のところ苗は30~50センチほどで、例年の半分の草丈です。今年の猛暑と日照りが影響しています。雨が降るのを待ち望むばかりです。
・花の本数:10万本。(今年は通路を少し広くしましたので数は減りました。)
・品種:10種類(20種類の種を蒔きましたが、酷暑のため減っているかもしれません。)
*新型コロナ対策のため過密を避けなければなりません。もしも参詣の人出を見て駐車場の台数を制限しなければなりませんのでご協力お願いします。

〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
                                                                                     
花期:6月~9月上旬                                                                

「二時の陽を鋭角に受けひつじ草」上野紫泉 
                                                                                                                                                                                                                                                                                       
◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
花期:8月~9月

「百日紅あはき眩暈をおぼえけり」阿波野青畝

〔般若寺とお茶〕
次の文は昨日(9月1日)まで連載していた「般若寺とお茶」の最後の文章です。
⑪ ここまで般若寺の茶園から始めて、奈良の茶園の歴史を見てきましたが、奈良では真言律宗の寺院を中心にして茶の栽培、飲茶の普及が広められたのがわかりました。まとめておくと、茶の産地について記した最も古い文書記録である南北朝時代成立の『異制庭訓往来』には、栂尾(高山寺)をはじめ、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺の七名山が鎌倉時代の茶の名産地に数えられています。続いて大和の室生、伊賀八嶋、伊勢河居、駿河清見、武蔵川越が挙げられ、14-15世紀の奈良県下の産地では、西大寺、東大寺手掻荘・川上荘、八峯山、元興寺極楽坊、己心寺(大安寺)、内山永久寺、正法寺、染田寺、大野寺、石田庄などが茶の産地として確認されています。
そして近世、近代を経て現代にいたるまで茶の栽培はますます盛んになり、全国の隅々にまで広まりました。
そういう中で般若寺の茶園がその後どういう歴史をたどったのかは、古文書等が残っていないので不明ですが、寺田先生の2018年刊の論考(6)に載せられている『大和国町村誌集』(明治14年作成)という資料によれば、般若寺村の茶の生産高は2300斤(1380kg)となっているので茶園の伝統は守られていたのでしょう。また西大寺村も100貫(375kg)となっています。両寺の茶園がいつ頃消えてしまったのかはわかりませんが、おそらく第二次大戦後の急激な都市化の波に飲み込まれたのだと思います。
般若寺では今、奈良県最古のお茶の名産地の由緒を消さないために、残存する十数本の古い茶樹を大切に保存して新たな「般若寺茶」の復興を目指しています。あと数年のうちには、無農薬栽培の「お茶摘み」ができるのではないかと思います。御参詣の皆様といっしょにお茶摘みができる日を楽しみにしています。(終わり)

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

(休止中)

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コスモス寺花だより


9・3

〔歴史に名を遺すお茶の名産地、般若寺の復活をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山の一つに数えられていました。この由緒ある「般若寺茶」を今によみがえらせるため、茶樹を増やしています。

〔コスモス〕
≪育成中≫
・花期:今年は残暑がきびしいようで、コスモスの開花は遅れて10月になりそうです。今のところ苗は30~50センチほどで、例年の半分の草丈です。今年の猛暑と日照りが影響しています。雨が降るのを待ち望むばかりです。
・花の本数:10本。(今年は通路を少し広くしましたので数は減りました。)
・品種:10種類(20種類の種を蒔きましたが、酷暑のため減っているかもしれません。)
*新型コロナ対策のため過密を避けなければなりません。もしも参詣の人出を見て駐車場の台数を制限しなければなりませんのでご協力お願いします。

〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
                                                                                     
花期:6月~9月上旬                                                                

「二時の陽を鋭角に受けひつじ草」上野紫泉 
                                                                                                                                                                                                                                                                                       
◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
花期:8月~9月

「百日紅あはき眩暈をおぼえけり」阿波野青畝

〔般若寺とお茶〕
次の文は昨日(9月1日)まで連載していた「般若寺とお茶」の最後の文章です。
⑪ ここまで般若寺の茶園から始めて、奈良の茶園の歴史を見てきましたが、奈良では真言律宗の寺院を中心にして茶の栽培、飲茶の普及が広められたのがわかりました。まとめておくと、茶の産地について記した最も古い文書記録である南北朝時代成立の『異制庭訓往来』には、栂尾(高山寺)をはじめ、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺の七名山が鎌倉時代の茶の名産地に数えられています。続いて大和の室生、伊賀八嶋、伊勢河居、駿河清見、武蔵川越が挙げられ、14-15世紀の奈良県下の産地では、西大寺、東大寺手掻荘・川上荘、八峯山、元興寺極楽坊、己心寺(大安寺)、内山永久寺、正法寺、染田寺、大野寺、石田庄などが茶の産地として確認されています。
そして近世、近代を経て現代にいたるまで茶の栽培はますます盛んになり、全国の隅々にまで広まりました。
そういう中で般若寺の茶園がその後どういう歴史をたどったのかは、古文書等が残っていないので不明ですが、寺田先生の2018年刊の論考(6)に載せられている『大和国町村誌集』(明治14年作成)という資料によれば、般若寺村の茶の生産高は2300斤(1380kg)となっているので茶園の伝統は守られていたのでしょう。また西大寺村も100貫(375kg)となっています。両寺の茶園がいつ頃消えてしまったのかはわかりませんが、おそらく第二次大戦後の急激な都市化の波に飲み込まれたのだと思います。
般若寺では今、奈良県最古のお茶の名産地の由緒を消さないために、残存する十数本の古い茶樹を大切に保存して新たな「般若寺茶」の復興を目指しています。あと数年のうちには、無農薬栽培の「お茶摘み」ができるのではないかと思います。御参詣の皆様といっしょにお茶摘みができる日を楽しみにしています。(終わり)

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

(休止中)

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2020年9月 2日 (水)

コスモス寺花だより


9・2

〔お茶の名山として歴史に名を遺す般若寺〕
茶の産地を記した最古の文献『異制庭訓往来』によると、般若寺は鎌倉時代お茶栽培の七名山の一つに数えられていました。この由緒により「般若寺茶」の復興を進めています。

〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
                                                                                     
花期:6月~9月上旬                                                                

「二時の陽を鋭角に受けひつじ草」上野紫泉 
                                                                                                                                                                                                                                                                                       
◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
花期:8月~9月

「百日紅あはき眩暈をおぼえけり」阿波野青畝

◇秋のコスモス:≪育成中≫
花期:今年は残暑が長引くそうですから、開花は遅れて10月になりそうです。今のところ苗は3、40センチで、例年の半分くらいです。雨があれば一気に背が伸びると思います。台風10号は5日頃から本州に接近しそうですから大雨になるかも。雨が降るまで朝晩の水やりに精を出します。
20種類、10万本。

〔般若寺とお茶〕
次の文は昨日(9月1日)まで連載していた「般若寺とお茶」の最後の文章です。
⑪ ここまで般若寺の茶園から始めて、奈良の茶園の歴史を見てきましたが、奈良では真言律宗の寺院を中心にして茶の栽培、飲茶の普及が広められたのがわかりました。まとめておくと、茶の産地について記した最も古い文書記録である南北朝時代成立の『異制庭訓往来』には、栂尾(高山寺)をはじめ、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺の七名山が鎌倉時代の茶の名産地に数えられています。続いて大和の室生、伊賀八嶋、伊勢河居、駿河清見、武蔵川越が挙げられ、14-15世紀の奈良県下の産地では、西大寺、東大寺手掻荘・川上荘、八峯山、元興寺極楽坊、己心寺(大安寺)、内山永久寺、正法寺、染田寺、大野寺、石田庄などが茶の産地として確認されています。
そして近世、近代を経て現代にいたるまで茶の栽培はますます盛んになり、全国の隅々にまで広まりました。
そういう中で般若寺の茶園がその後どういう歴史をたどったのかは、古文書等が残っていないので不明ですが、寺田先生の2018年刊の論考(6)に載せられている『大和国町村誌集』(明治14年作成)という資料によれば、般若寺村の茶の生産高は2300斤(1380kg)となっているので茶園の伝統は守られていたのでしょう。また西大寺村も100貫(375kg)となっています。両寺の茶園がいつ頃消えてしまったのかはわかりませんが、おそらく第二次大戦後の急激な都市化の波に飲み込まれたのだと思います。
般若寺では今、奈良県最古のお茶の名産地の由緒を消さないために、残存する十数本の古い茶樹を大切に保存して新たな「般若寺茶」の復興を目指しています。あと数年のうちには、無農薬栽培の「お茶摘み」ができるのではないかと思います。御参詣の皆様といっしょにお茶摘みができる日を楽しみにしています。(終わり)

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

(休止中)


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2020年9月 1日 (火)

コスモス寺花だより


9・1
九月、ながつき、となりました。今月も真夏の暑さが続くようです。台風が接近するまで雨も期待できません。コロナと熱中症に気を付けてください。
〔般若寺とお茶〕
⑪ ここまで般若寺の茶園から始めて、奈良の茶園の歴史を見てきましたが、奈良では真言律宗の寺院を中心にして茶の栽培、飲茶の普及が広められたのがわかりました。まとめておくと、茶の産地について記した最も古い文書記録である南北朝時代成立の『異制庭訓往来』には、栂尾(高山寺)をはじめ、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺の七名山が鎌倉時代の茶の名産地に数えられています。続いて大和の室生、伊賀八嶋、伊勢河居、駿河清見、武蔵川越が挙げられ、14-15世紀の奈良県下の産地では、西大寺、東大寺手掻荘・川上荘、八峯山、元興寺極楽坊、己心寺(大安寺)、内山永久寺、正法寺、染田寺、大野寺、石田庄などが茶の産地として確認されています。
そして近世、近代を経て現代にいたるまで茶の栽培はますます盛んになり、全国の隅々にまで広まりました。
そういう中で般若寺の茶園がその後どういう歴史をたどったのかは、古文書等が残っていないので不明ですが、寺田先生の2018年刊の論考(6)に載せられている『大和国町村誌集』(明治14年作成)という資料によれば、般若寺村の茶の生産高は2300斤(1380kg)となっているので茶園の伝統は守られていたのでしょう。また西大寺村も100貫(375kg)となっています。両寺の茶園がいつ頃消えてしまったのかはわかりませんが、おそらく第二次大戦後の急激な都市化の波に飲み込まれたのだと思います。
般若寺では今、奈良県最古のお茶の名産地の由緒を消さないために、残存する十数本の古い茶樹を大切に保存して新たな「般若寺茶」の復興を目指しています。あと数年のうちには、無農薬栽培の「お茶摘み」ができるのではないかと思います。御参詣の皆様といっしょにお茶摘みができる日を楽しみにしています。(終わり)

〔いま咲いている花〕

◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
日本の睡蓮の原生種、小さな白い花がかわいいです。未の刻(午後1時から3時)に咲くのが名前の由来です。                                                                                         
花期:6月~9月上旬                                                                

「二時の陽を鋭角に受けひつじ草」上野紫泉 

◇秋海棠(秋海棠):≪見ごろ≫
                                                                                                                                                                                                                                                                                       
◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
花期:8月~9月

「百日紅あはき眩暈をおぼえけり」阿波野青畝

◇秋のコスモス:≪育成中≫
花期:今年は残暑が長引くそうですから、開花は遅れて10月になり、満開は10月後半になるかもしれません。
20種類、10万本。

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

(休止中)

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