コスモス寺花だより
9・5
〔お茶の名産地、般若寺の復活をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山の一つに数えられていました。この由緒ある「般若寺茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。今のところ、般若寺茶の実生苗を30本見つけたので鉢植えで育てています。ほかに現代の品種を50本購入しました。
お茶は11月に花が咲きます。椿の花を小さくしたような白い花です。来年5月には初めての茶摘みをしてみたいです。
〔コスモス〕
≪育成中≫
・花期:今年は残暑がきびしく、コスモスの開花は遅れて10月になるかもしれません。今のところ苗は30~50センチほどで、例年の半分の草丈です。猛暑と日照りが影響したようです。
昨日は曇り空で時々雨が降りました。雨を得てコスモスの苗は生き返りました。
・花の本数:10万本。(今年は通路を少し広くしましたので数は減りました。)
・品種:10種類(20種類の種を蒔きましたが、酷暑のため減っているかもしれません。)
*新型コロナ対策として過密状態を避けなければなりません。もしも参詣の人出が過密になるようでしたら、駐車の台数を制限させていただきます。
〔いま咲いている花〕
◇ひつじぐさ(未草):≪見ごろ≫
花期:6月~9月上旬
「羊草長けゐて支へ合ひをりぬ」廣畑育子
◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫
花期:8月~9月
「百日紅散華に舞うて蜆蝶」伊丹三樹彦
〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
紫陽花(6月)
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)
《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録
(休止中)
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