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2020年9月18日 (金)

コスモス寺花だより


9・18
〔コスモス〕
≪咲きはじめ≫

「コスモスの夕やさしくものがたり」松本たかし

花期:今年は夏の猛暑と日照りのため開花が遅れています。今は適度な雨を得て、きれいな緑の葉のなかでちらほらと花が咲き出しています。このまま順調に育ってくれると、花の見ごろは月末から、満開は10月に入ってからだと思います。いま咲いている種類は、サイケ、美色コスモス、センセーション、ディアボロです。
・花の本数:10万本。
・品種:10種類。
*新型コロナ対策として過密状態を避けなければなりません。もしも参詣の人出が過密になるようでしたら、駐車の台数を制限させていただきますが、ご容赦願います。

〔お茶の名産地般若寺の復活をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山の一つ(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)に数えられていました。この由緒ある「般若寺の茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。境内に残る17本の般若寺茶に加え、その根方に生えていた実生苗30本余りを鉢に植えました。その他に現代の品種を購入し、種類を増やしています。「おくみどり」「さやまかおり」「やぶきた」「べにふうき」。奈良特有の品種「やまとみどり」も探しているのですが、まだ見つかりません。
今、お茶の花が咲いています。花は椿の花を小さくしたような、真っ白いかわいい花です。

「茶が咲いて人よろこびす友の母」大野林火   

〔いま咲いている花〕 

◇しおん(紫苑):≪咲きはじめ≫  
キク科。薄紫色の小さな花が房状に咲く。「しをに」ともいう。

「ゆるるとも撓むことなき紫苑かな」下村梅子                                                  
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      
◇さるすべり(百日紅):≪見ごろ≫

「百日紅ちらば扇にうけて見ん」正岡子規

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
   お茶(9月~11月)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

(休止中)

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