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2020年9月29日 (火)

コスモス寺花だより

9・28
〔コスモス〕

≪咲きはじめ≫

「コスモスに大空の青さ暮れ初む」尾崎放哉

○花期:10月上旬~11月中旬
今年のコスモスは近年にない出来栄えになっています。日本最古のコスモス名所として、50年間コスモスの世話をしてきた私の経験から見てそう思います。まず葉っぱがきれいです。成長が遅かった分、適度な雨があり、暑さで葉が焼けることがありませんでした。あざやかな黄緑色が目に沁みます。そして去年のような秋の長雨と厳しい残暑がなかったので、根が傷むことなく育っています。過去には年によって立ち枯れが目立つことがありました。さらに最近の夜の寒気に出会って、花がシャキッとして色鮮やかです。最後に何よりも大きな好条件は台風が一度も来ていないことです。すべての花が折れたり倒れたりしていません。あとは草丈がもう少しあればいいのですが、まだこれから4,50センチ伸びて、人の頭が隠れるほどになると思います。
10月10日ごろから11月半ばまでが満開です。
○種類:いま咲いているのは、サイケ、美色コスモス、センセーション、ディアボロ、ハッピーリング、ダブルクリック、シーシェル、ピコティです。
あとは秋咲大輪、イエローガーデン、キャンパスオレンジ。
○花の本数:10万本。

〔お茶の名産地般若寺の復活をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山の一つ(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)に数えられていました。この由緒ある「般若寺の茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。
今、お茶の花が咲いてます。花は椿の花を小さくしたような白い花です。

「お茶の花うれしきときも俯(うつむ)きて」後藤比奈夫 

〔いま咲いている花〕 
◇しおん(紫苑):≪見ごろ≫ 薄紫色の小菊のような花が房状
◇ひがんばな(彼岸花):≪満開≫野生の花ですからいたるところで咲いています。
◇萩:≪見ごろ≫ヤマハギ3株。1本は3mの高さから滝のように枝垂れています。
〔白鳳秘仏御開帳〕
宝蔵堂に於いて、9月20日~11月10日。
(別途拝観料200円を申し受けています)

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
   お茶(9月~11月)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録

(休止中)

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