コスモス寺花だより
10・15
〔コスモス〕
≪見ごろ;6分咲き≫
「日輪と透かし絵遊び秋桜」伊丹三樹彦
○花期:10月上旬~11月中旬
うれしいほど花が次々咲いています。コスモスを見るのに数年前と大きく違っているのが、境内に入るとすぐに花の顔を見られることです。数年前までは北の入口から入っていただいていましたから、その時は花の裏側を見ていたのです。今は創建時と同じように南から北に向かって入れるようになったので、お堂も正面が見えますし、花はすべてこちらを向いています。入ればすぐにパノラマ状態の花園です。そして花の中を歩くとコスモスがこちらを向いて迎えてくれているような気になります。満開まであと少しです。
十三重大石塔の柵内ではうすい黄色の「イエローガーデン」が咲いています。そして背が高くて花の大きい「センセーション」や「秋咲き大輪」も咲き出しました。ピンクの花びらに白い紋様が入るピコティや花弁が筒状のシーシェル、複弁のサイケも咲いています。
今年はこれから11月半ばまで見ごろが続きます。
○種類:10種類
○花の本数:10万本。
〔お茶の名産地般若寺の復活をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山の一つ(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)に数えられていました。この由緒ある「般若寺の茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。
今、お茶の花が咲いてます。花は椿の花を小さくした白い花です。
「咲くからに散り散らかしてお茶の花」飯島晴子
〔白鳳秘仏御開帳〕
宝蔵堂に於いて、9月20日~11月10日。
(別途拝観料200円を申し受けています)
〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
紫陽花(6月)
・秋:コスモス(9月下旬~11月上旬)
お茶(9月~11月)
・冬:水仙(12月中旬~2月上旬)
《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録
(休止中)
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