コスモス寺花だより
12・14
◇水仙:≪咲きはじめ≫
「水仙にさはらぬ雲の高さ哉」正岡子規
コスモスが片付けられて、観音石仏の足元には目に鮮やかな緑の葉っぱがするどい剣のように林立し、かわいい水仙の白い花が咲いています。これからお正月に向けて花数が増えていきます。そして水仙のさわやかな香りが境内に漂って。
・種類:日本水仙(一重咲き、白色)
チャフルネス(八重咲、白色、匂い水仙)
・本数:3万本
・花の期間:12月~2月
◇さざんか(山茶花):≪見ごろ≫
◇茶:≪見ごろ≫
「日の縁や茶の花密に主婦の時」石川桂郎
椿の花を小さくしたような可愛い白い花。
かすかな香りを持った清楚な花です。
・花の期間:10月~12月
〔お茶の名産地般若寺の復活をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山の一つ(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)に数えられていました。この由緒ある「般若寺の茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。
〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
紫陽花(6月)
・秋:コスモス(例年は9月下旬~11月上旬)
お茶(10月~12月)
・冬:水仙(12月~2月上旬)
《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録
(休止中)
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