コスモス寺花だより
2・28
◇ 水仙 ≪満開≫
「水仙や貧乏徳利缺茶碗」正岡子規
水仙の花は終りに近づいていますが、寒の戻りで花は長もちしています。3月初めまで見ごろが持続しそうです。
・種類:寒水仙(一重咲き、白色)
チャフルネス(八重咲、白色、匂い水仙)
・本数:3万本
・花の期間:12月―2月
◇ フクジュソウ(福寿草):≪見ごろ≫
◇ ワビスケ(侘助):≪見ごろ≫胡蝶わびすけ。
◇ サンシュユ(山茱萸):≪見ごろ≫小さい黄色の花。実は漢方薬になる。
◇ ウメ(梅):≪見ごろ≫白梅、紅梅。
◇ ツバキ(椿):≪咲きはじめ≫
◇ レンギョウ(連翹):≪咲きはじめ≫
◇ 初夏咲きコスモス:≪種まき開始≫
花は種まきから3か月後に咲き出すので、5月の終わりに開花、6月から7月にかけてが見ごろとなります。丁度アジサイと同時期です。花数は秋の半分ほどの5万本。種類は5種類。
〔お茶の名産地般若寺の復活をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山の一つ(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)に数えられていました。この由緒ある「般若寺の茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。集められた種類は今のところ、「やぶ北」、「狭山かおり」、「紅ふうき」、「奥みどり」、そして境内に自生する「般若寺茶」です
〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
紫陽花(6月)
・秋:コスモス(10月~11月)
お茶(10月~12月)
・冬:水仙(12月~2月)
〔西大寺のこと〕
~真言律宗総本山西大寺の興隆と利益有情のために~
① 2月の「お坊さんの案内で巡る西大寺のみ仏たち」企画は本堂に舞台を移して、釈迦如来・文殊菩薩・弥勒菩薩の御真言を唱えるおつとめ(勤行)と、叡尊上人の信仰についての法話があります。日時は7,11,14,21,23,28日の休日6回、午後2時から行われます。
・本日、28日(日)の当番講師は西大寺の佐伯俊源師です。
② 3月11日には「初午厄除け祭」(旧暦による)があり、鎮守の石落神を勧請し、四王堂前で吉野山の山伏により柴灯大護摩が勤修されます。祈願者の一年の無事息災を祈ります。
③ 3月の≪ご案内企画Ⅳ≫は四王堂に舞台が移り、西大寺の天平創建(日本史上唯一の女帝が本願となった寺)の歴史と御仏についてのご法話があります。昨年奉納されたあの道鏡禅師の御像もご開扉されます。日程は3月14,21,27,28日午後2時からの予定です。
(お問い合わせは:西大寺 ℡0742-45-4700)
《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)巻の下
京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録
(休止中)