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2021年3月 6日 (土)

コスモス寺花だより

3・6
◇  水仙 ≪終わり近し≫

「水仙を生けて日脚を顧みる」後藤比奈夫                

◇ ワビスケ(侘助):≪見ごろ≫胡蝶わびすけ。
◇ サンシュユ(山茱萸):≪見ごろ≫小さい黄色の花。実は漢方薬になる。
◇ ウメ(梅):≪見ごろ≫紅梅。豊後梅。
「山里や井戸の端なる梅の花」鬼貫
◇ レンギョウ(連翹):≪見ごろ≫
◇ ツバキ(椿):≪咲きはじめ≫
◇ 初夏咲きコスモス:≪種まき開始≫
先月にまいた種がようやく芽吹きました。花は種まきから3か月後に咲き出します。6月から7月にかけて見ごろとなり、アジサイと同時期です。
花数は秋の半分ほどの5万本。種類は5種類。

〔お茶の名産地般若寺の復活をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山の一つ(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)に数えられていました。この由緒ある「般若寺の茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。集められた種類は今のところ、「やぶ北」、「狭山かおり」、「紅ふうき」、「奥みどり」、そして境内に自生する「般若寺茶」です

〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏のコスモス(6月)
   紫陽花(6月) 
・秋:コスモス(10月~11月)
   お茶(10月~12月)
・冬:水仙(12月~2月)

〔西大寺のこと〕
~真言律宗総本山西大寺の興隆と利益有情のために~
① 3月の≪ご案内企画Ⅳ≫は四王堂に舞台が移り、おつとめの後、西大寺の天平創建(日本史上唯一の女帝が本願となった寺)の歴史と御仏についてのご法話があります。本尊は鳥羽上皇発願の十一面観音と称徳天皇本願のブロンズ製四天王、そして行基菩薩と昨年奉納されたあの道鏡禅師の御像もご開扉されます。日程は3月14,21,27,28日の午後2時からです。
14日の講師僧は笹尾正憲師です。
② 11日には「初午厄除け祭」(旧暦による)があります。東門前の鎮守石落神(しゃくらくじん)を勧請し、午後からは四王堂前で吉野山の山伏による柴灯(さいとう)大護摩が勤修され、祈願者の一年の無事息災を祈ります。

(お問い合わせは:西大寺 ℡0742-45-4700)

《真言律宗の祖、叡尊興正菩薩(えいそんこうしょうぼさつ)
一代記を読む》1185
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)巻の下
    京都葉室浄住寺沙門 慧日房慈光 編録
(休止中)

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