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2022年3月11日 (金)

コスモス寺花だより

3・11

ようやく春の温かさが体感できるようになりました。
これから「初夏咲コスモス」の種を蒔きます。種は20度近い温度が1週間続くと発芽します。
しかし、奈良は盆地なので4月まで遅霜の恐れがあります。
毎年、芽が出て5センチほどに伸びたころに霜で葉が焼けたようになりますが、めげずに種を蒔きなおせばまた芽が出ます。
うまくいけば5月下旬には花が咲き始めるでしょう。
天候が順調であるよう、御仏さまに幸運を祈ります。

〔開花情報〕
◇スイセン(水仙):≪終り近し≫
・花の見頃;12月~2月
今年は、寒さが遅くまで続いているので、水仙の花は長もちしています。
◇ウメ(梅):≪咲きはじめ≫
種類によって花の時期は異なりますが、いま白梅が見ごろになりました。桃色の豊後梅は蕾がふくらみ、あと少しで咲きそうです。

「朽ちもせず瑠璃光如来梅の花」佐藤春夫

〔お茶の名産地復活をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)の一つに数えられていました。この由緒ある「般若寺の茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。境内に自生する、忍性さん以来の「般若寺茶」、そして現代の品種、「やぶきた」、「さやまかおり」、「べにふうき」、「おくみどり」、「せいめい」、「さえあかり」、「はると34」です。
(新種苗木は木津川市の「お茶の苗木ファーム」通販にて購入)

〔四季の花暦〕
・春:梅(2~3月)、椿・桜・桃(3~4月)、
山吹(4月)、梅花うつぎ(5月)
・夏:初夏のコスモス・紫陽花(6月)
   未草・百日紅・秋海棠(6月~8月) 
・秋:萩・紫苑(9月)
コスモス(10月~11月)
   お茶(10月~12月)
・冬:水仙(12月~2月)
   山茶花(11月~1月)

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