コスモス寺花だより
5・9
〔開花情報〕
◇アジサイ(紫陽花):≪つぼみ≫
「あぢさいや一かたまりの露の音」正岡子規
6月の梅雨時に見ごろとなるアジサイですが、ツボミが日に日に大きくなっていて、5月中にも色づきそうです。
◇初夏コスモス:≪つぼみ≫
「コスモスといふ片仮名の好きな風」山田弘子
苗の背丈は1mくらいになり、ピコティ、センセーションの初花が咲いています。見ごろは紫陽花と同じ時期です。
◇バイカウツギ(梅花空木):≪見ごろ≫
卯月に咲く空木と言えば、白い房状の花が多いですが、この梅花空木は花が一つずつ離れて咲き、白い梅の花に似ているのでこの名がついたようです。
◇カラタネオガタマノキ(唐種小賀玉木):≪見ごろ≫
通称、「バナナの木」と言い、花は目立たないがバナナのような芳香を放っています。
◇春咲アジサイ(紫陽花):≪見ごろ≫
春には珍しいアジサイの花が咲いています。「アジサイガラスボール」
◇ツルニチニチソウ(蔓日日草):≪見ごろ≫キキョウのような青紫色の花です。
◇ハナビシソウ(花菱草):≪咲きはじめ≫
「愛らしき金のさかづきさし上げて
日のひかりくむ花菱草よ」木下利玄
〔お茶の名産地復興をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)の一つに数えられていました。この由緒ある「般若寺の茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。境内に自生する、忍性さん以来の「般若寺茶」、そして現代の品種、「やぶきた」、「さやまかおり」、「べにふうき」、「おくみどり」、「せいめい」、「さえあかり」、「はると34」です。
〔四季の花暦〕
・春:梅(2~3月)、椿・桜・桃(3~4月)、
山吹(4月)、梅花うつぎ(5月)
・夏:初夏のコスモス・紫陽花(6月)
未草・百日紅・秋海棠(6月~8月)
・秋:萩・紫苑(9月)
コスモス(10月~11月)
お茶(10月~12月)
・冬:水仙(12月~2月)
山茶花(11月~1月)
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