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2022年6月 1日 (水)

コスモス寺花だより

6・1
六月、「みなづき」となりました。みなづきは「水無月」と表記されますが、本来「水の月」を意味するようです。梅雨の季節です。梅雨には紫陽花が似合います。


〔開花情報〕
◇アジサイ(紫陽花):≪色づく・五分咲き≫
「紫陽花が土に着くまで頭を垂らす」山口誓子

花が日に日に大きくなっています。あじさいの花は額が手毬状になって、青・紫・白・赤・ピンクと色づくのですが、緑から白へかわり最後にそれぞれの色となって満開状態になります。
6月に入れば梅雨ですが、しとしと降る雨が花をきれいに咲かせてくれます。
*人気の「アジサイガラスボール」は早くも展示されています。
6月には器の数が増えて絢爛豪華になるでしょう。

◇初夏コスモス:≪見ごろ≫
「コスモスの花ゆれて来て唇に」星野立子

コスモスはこの頃の陽気で一気に咲きだし、見ごろになっていて秋の庭に迷い込んだようです。
今咲いている種類は主に「美色コスモス」ですが、昔からおなじみの「在来種コスモス」を改良して早く咲くようにしたそうです。
見ごろは5月後半から6月末まで。紫陽花と同時に鑑賞できます。

〔お茶の名産地復興をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)の一つに数えられていました。この由緒ある「般若寺の茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。境内に自生する、忍性さん以来の「般若寺茶」、そして現代の品種、「やぶきた」、「さやまかおり」、「べにふうき」、「おくみどり」、「せいめい」、「さえあかり」、「はると34」です。

〔四季の花暦〕
・春:梅(2~3月)、椿・桜・桃(3~4月)、
山吹(4月)、梅花うつぎ(5月)
・夏:初夏のコスモス・紫陽花(6月)
   未草・百日紅・秋海棠(6月~8月) 
・秋:萩・紫苑(9月)
コスモス(10月~11月)
   お茶(10月~12月)
・冬:水仙(12月~2月)
   山茶花(11月~1月)

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