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2022年5月22日 (日)

コスモス寺花だより

5・22

〔開花情報〕
◇初夏コスモス:≪三分咲き≫
「コスモスの小径いそぎぬ逢ひたくて」飯泉たつ子

背丈は1mを超えています。秋の花にくらべ花数は若干少ないですが、新鮮な緑の葉の中で咲く、赤、白、ピンクの花色が目にあざやかです。
今咲いているのは美色コスモス、ピコティ、センセーション。
見ごろは5月後半から6月末まで。紫陽花と同時に鑑賞できます。

◇アジサイ(紫陽花):≪つぼみ≫
「紫陽花に色めく風となりにけり」稲畑汀子

つぼみが日に日に大きくなっていて、少し色づいた花もありますが、
しとしと雨の梅雨時が見ごろとなります。
今年はコスモスとアジサイの競演を身近でご覧いただけるように、3年かけて育てたアジサイの鉢植えをコスモス花壇に沿って配置しています。水やりが大変ですが頑張ってきれいな花を咲かせます。
*人気の「アジサイガラスボール」は早くも展示されています。
6月には器の数が増えて絢爛豪華になるでしょう。

◇ハナビシソウ(花菱草):≪見ごろ≫
「愛らしき金のさかづきさし上げて
日のひかりくむ花菱草よ」木下利玄

〔お茶の名産地復興をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)の一つに数えられていました。この由緒ある「般若寺の茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。境内に自生する、忍性さん以来の「般若寺茶」、そして現代の品種、「やぶきた」、「さやまかおり」、「べにふうき」、「おくみどり」、「せいめい」、「さえあかり」、「はると34」です。

〔四季の花暦〕
・春:梅(2~3月)、椿・桜・桃(3~4月)、
山吹(4月)、梅花うつぎ(5月)
・夏:初夏のコスモス・紫陽花(6月)
   未草・百日紅・秋海棠(6月~8月) 
・秋:萩・紫苑(9月)
コスモス(10月~11月)
   お茶(10月~12月)
・冬:水仙(12月~2月)
   山茶花(11月~1月)

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