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2022年6月30日 (木)

コスモス寺花だより

6・30

今日明日は36度、38度の猛暑が予報されています。水分補給など熱中症対策をしてください。

〔開花情報〕

◇初夏コスモス:≪見ごろ≫

「色あらばコスモスに吹く風は白」石川文子

背が高く花が大きい「センセーション」という品種が見ごろとなっています。コスモスの花を見ていると、なんだか秋の庭に迷い込んだようです。
見ごろは7月初めまでです。
7月には秋のコスモスを植え付ける準備をしなければなりません。
花があっても片付けていきますが、作業は少しずつしかできませんので月の半ばまでかかると思います。苗の植え付けは20日からの予定です。

◇アジサイ(紫陽花):≪見ごろ≫

「紫陽花や紫尽きて浅緑」正岡子規

梅雨が明けてしまいました。今年は少雨で、更に異常な高温が続き、紫陽花にとって過酷な環境となりました。
朝に生き生きしていた花が、お昼頃からの35度を超える高温で花も葉も萎れる、高温障害が起こっています。
動かせる鉢植えは木立の日蔭に避難しました。

*人気の「アジサイガラスボール」は本堂の上り口付近と、境内の大樹の木蔭などに飾られています。ご参詣者に差し上げている絵葉書が新しくなりました。イメージ一新、暗さの中に浮かび上がる、赤・青・紫色のアジサイボールが神秘的です。

◇ひつじ草:≪咲きはじめ≫
小さな黄色がかった白い花を水に浮かべる、スイレンの原生種。日本の野山にある池に自生していたが、絶滅が危惧される貴重な花。当寺では水鉢10個ほどで育てています。

〔お茶の名産地復興をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)の一つに数えられていました。この由緒ある「般若寺の茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。境内に自生する、忍性さん以来の「般若寺茶」、そして現代の品種、「やぶきた」、「さやまかおり」、「べにふうき」、「おくみどり」、「せいめい」、「さえあかり」、「はると34」です。

〔四季の花暦〕
・春:梅(2~3月)、椿・桜・桃(3~4月)、
山吹(4月)、梅花うつぎ(5月)
・夏:初夏のコスモス・紫陽花(6月)
   未草・百日紅・秋海棠(6月~8月) 
・秋:萩・紫苑(9月)
コスモス(10月~11月)
   お茶(10月~12月)

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