コスモス寺花だより
8・16
〔秋のコスモス情報〕
「コスモスのふたいろ淡く咲きまじり」深見けん二
・開花時期:9月下旬~11月上旬(今年は少し早まるかも)
・本数と種類:15万本。15種類。
今はコスモスの苗をプランターの苗床から境内の花壇に植え付ける作業をしています。7月に植えた苗は順調に育ち、もう蕾からちらほら咲きだしたのもあります。
〔今咲いている花〕
◇ヒツジグサ(未草):≪見ごろ≫
「未草未の刻のまくれない」伊丹三樹彦
小さな黄色がかった白い花を水に浮かべる、スイレンの原生種。日本の野山にある池に自生していたが、絶滅が危惧される貴重な花。当寺では水鉢20個ほどで育てています。
未(ひつじ)の刻(午後1時~3時頃)に咲くところから名づけられた。
◇シュウカイドウ(秋海棠):≪見ごろ≫
「妹が庭や秋海棠とおしろいと」正岡子規
〔紫陽花のその後〕
花や枝の剪定が終わり、鉢植えは一回り大きな鉢に植え替えました。今年より150鉢増えて、来年は250鉢になります。赤、桃、青、紫、白色と多彩で、種類は40種に増えました。
・来年の花の見頃:5月下旬~6月下旬
・花が見ごろになれば「アジサイガラスボール」が展示されます。
〔お茶の名産地復興をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)の一つに数えられていました。この由緒ある「般若寺の茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。境内に自生する、忍性さん以来の「般若寺茶」、そして現代の品種、「やぶきた」、「さやまかおり」、「べにふうき」、「おくみどり」、「せいめい」、「さえあかり」、「はると34」です。
〔四季の花暦〕
・春:梅(2~3月)、椿・桜・桃(3~4月)、
山吹(4月)、梅花うつぎ(5月)
・夏:初夏のコスモス・紫陽花(6月)
未草・百日紅・秋海棠(6月~8月)
・秋:萩・紫苑(9月)
コスモス(10月~11月)
お茶(10月~12月)
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