コスモス寺花だより
8・26
〔秋のコスモス情報〕
◇コスモスの開花状態:≪つぼみ・ちらほら咲き≫
「コスモスに朝日またるる野露かな」五十崎古郷
・開花時期:9月中旬~11月上旬
(8/23の予想では9/17~11/13)
・本数と種類:15万本。15種類。
朝晩が少し涼しくなってきたので、コスモスは順調に育っています。背の高いのは1mをこえました。
例年は9月下旬から咲きだすのですが、
今の生育状態から見ると、花の開花は少し早まって、
中旬から咲きそうです。
〔今咲いている花〕
◇ヒツジグサ(未草):≪見ごろ≫
「どうしよう時が流れる未草」佐藤鬼房
小さな黄色がかった白い花を水に浮かべる、スイレンの原生種。日本の野山にある池に普通に自生していたが、現在では絶滅が危惧される貴重な花。当寺では50年以上前から水鉢20個ほどに植えています。
未(ひつじ)の刻(午後1時~3時頃)に咲くところからついた名前。
◇シュウカイドウ(秋海棠):≪見ごろ≫
◇サルスベリ(百日紅):≪見ごろ≫
〔お茶の名産地復興をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)の一つに数えられていました。この由緒ある「般若寺の茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。境内に自生する、忍性さん以来の「般若寺茶」、そして現代の品種、「やぶきた」、「さやまかおり」、「べにふうき」、「おくみどり」、「せいめい」、「さえあかり」、「はると34」です。
〔四季の花暦〕
・春:梅(2~3月)、椿・桜・桃(3~4月)、
山吹(4月)、梅花うつぎ(5月)
・夏:初夏のコスモス・紫陽花(6月)
未草・百日紅・秋海棠(6月~8月)
・秋:萩・紫苑(9月)
コスモス(10月~11月)
お茶(10月~12月)
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