コスモス寺花だより
1・13
今日は最高気温17度で春の陽気となるようです。
朝はいつも通り寒いですから衣服はしっかり着ておいて、
暑くなれば脱げばいいかと。
〔今咲いている花〕
水仙は小さくて真っ白な花を咲かせ、凛とした気品のある香を辺りに漂わせています。
清純や清楚という言葉が似合うひかえめな花です。
◇スイセン(水仙):≪見ごろ≫
一重咲、八重咲の2種類。3万本。
「水仙うるはしく世の人我を失はん」伊東不玉
「水仙のさかりや空の照おしみ」吉弘釣壷
「水仙の花の高さの日かげ哉」智月尼(川井氏)
「雪中花」、「寒水仙」、「日本水仙」とも呼ばれ、地中海沿岸に自生した花が古代にシルクロードをへて東アジアへ運ばれ、さらに遣唐使船が日本に伝えたという壮大な歴史があります。名の起こりはギリシャ神話にある泉の精霊、ナルキッソスに由来し、中国で水仙と翻訳されたものです。
◇サザンカ(山茶花):≪咲きはじめ≫赤、白、ピンク
◇マユミ(真弓・檀):≪赤い実≫四角形のピンク色、袋状の実がはじけて中から赤い種がぶら下がります。弓の材料になったからこの名がついたそうです。
◇アジサイ(紫陽花):開花期6月1日~30日
今、紫陽花の移植と寒肥やりの最盛期です。去年までは200株余りでしたが、今年は挿し木と新規購入で700株に増えました。大半が鉢植えなので植え替えと水やりが大変です。珍しい種類も多数購入したので6月の開花が楽しみです。
〔拝観志納金改定のお知らせ〕
本年度(令和5年・西暦2023年)の入山拝観料は
「平常期」と「花期特別」の二期制、2種類となります。
*団体割引はありません。
◆「平常期拝観料」は現行通りです。
期間:1月1日~5月31日。7月1日~9月30日。
11月11日~12月31日。
◆「花期特別拝観料」
期間:(1)アジサイ花期(6月1日~30日)
(2)コスモス花期(10月1日~11月10日)
〇 大人 700円
〇 中・高生 300円
〇 小学生 200円
〈各種優遇割引〉
〇 奈良交通「ワンデイチケット」等割引券提示 600円
〇 身障者手帳・奈良市「ナナマルカード」提示 400円
〔駐車場ご利用について〕
《駐車料金》:乗用車・大型バイク
*当寺の参拝専用駐車場は「般若寺護持会」によって運営されています。護持会の取り決めにより、
◎ 1時間500円
を申し受けることになりました。
(バスは1時間2000円)
*般若寺駐車場は一般駐車場ではございません。
あくまで般若寺参拝のために設けられた駐車場なので、
本駐車場に駐車して刑務所、牧場、奈良公園等、外へ出かけることは固くお断りいたします。
(この駐車場用地は明治維新で国に没収された旧境内地3万6千坪の一部737坪を、ほかの全てを犠牲にして、2度にわたり2億円を投じて失地回復したものです)
〔お茶の名産地復興をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)の一つに数えられていました。この由緒ある「般若寺の茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。境内に自生する、忍性さん(鎌倉時代に病者救済の活動をされた高僧)以来の「般若寺茶」、そして現代の品種、「やぶきた」、「さやまかおり」、「べにふうき」、「おくみどり」、「せいめい」、「さえあかり」、「はると34」です。
〔四季の花暦〕
・春:梅(2~3月)、椿・桜・桃(3~4月)、
山吹(4月)、梅花うつぎ(5月)
・夏:初夏のコスモス・紫陽花(5月~6月)
未草・百日紅・秋海棠(6月~8月)
・秋:萩・紫苑・彼岸花(9月)
コスモス(10月~11月)
お茶(10月~12月)
・冬:水仙(12月~2月)
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