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2023年12月 8日 (金)

コスモス寺花だより

12・8

〔コスモスその後〕

「コスモスの白が終りのやうに咲く」細見綾子

コスモスの花はふつう11月で終わるのに、
今年は12月に入ってもけっこう綺麗に咲いています。
盛りのころに比べると背丈は低く花数も減っていますが、
色あざやかな大輪の花が冬枯れの景色の中で目立ちます。

〔これから咲く花〕

◎ スイセン(水仙):≪つぼみ≫

暖冬のせいかスイセンの蕾はまだ少ないです。
スイセンの原産地は地中海沿岸とされ、ギリシャ神話に
美青年ナルキッソスの話が残されています。
ナルキッソスは泉に映る自分の顔に魅せられ恋をします。
毎日、泉の水面に映る己が美貌に恋焦がれ、とうとう泉に身を投じて死んでしまったそうです。
そのあとに、泉の畔には真っ白な美しい花が咲きましたが、花はみなうつむいて咲き、水面に映る花を愛でているようでした。まるでナルキッソスの精霊が花になったように。
スイセンは地中海からシルクロードを東に旅し中国へ、そして「水の仙人」という意味の「水仙」と名付けられました。さらに日本へは奈良時代に遣唐使によってもたらされました。
純白の清楚な花から芳しい香りを漂わせ、愛でる人の心を清らにしてくれます。

「その匂ひ桃より白し水仙花」松尾芭蕉

・春:梅(2~3月)、椿・桜・桃(3~4月)、
山吹(4月)、梅花うつぎ(5月)
・夏:初夏のコスモス・紫陽花(5月~6月)
   未草・百日紅・秋海棠(6月~8月) 
・秋:萩・紫苑・彼岸花(9月)
コスモス(10月~11月)
   お茶(10月~12月)
・冬:水仙(12月~2月)

〔駐車場ご利用について〕
《駐車料金》:乗用車・大型バイク
*当寺の参拝専用駐車場は「般若寺護持会」によって運営されています。護持会の取り決めにより、
◎ 1時間500円
を申し受けることになりました。
(バスは1時間2000円)
*般若寺駐車場は一般駐車場ではございません。
あくまで般若寺参拝のために設けられた駐車場なので、
本駐車場に駐車して刑務所、牧場、奈良公園等、外へ出かけることは固くお断りいたします。
(この駐車場用地は明治維新で国に没収された旧境内地3万6千坪の一部737坪を、ほかの全てを犠牲にして、2度にわたり2億円を投じて失地回復したものです)

〔お茶の名産地復興をめざして〕
茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)の一つに数えられていました。この由緒ある「般若寺の茶」を今によみがえらせようと茶樹を増やしています。境内に自生する、忍性さん(鎌倉時代に病者救済の活動をされた高僧)以来の「般若寺茶」、そして現代の品種、「やぶきた」、「さやまかおり」、「べにふうき」、「おくみどり」、「せいめい」、「さえあかり」、「はると34」です。

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