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2024年11月

2024年11月26日 (火)

コスモス寺花だより

11・26

ようやく木々の葉っぱが色づいてきました。
コスモスは大方終わりましたが、最後に植え付けた数万本の苗が3,40㎝の高さで大きな花を咲かせています。

〇コスモスの開花状況:≪なごりの花≫

「コスモスの花ゆれて来て唇に」星野立子
「コスモスの花あそびをる虚空かな」高濱虚子
「コスモスや花おとろへずみだれそめ」水原秋櫻子

〇秋咲きのチョコレートコスモスが開花してきました。
9月に小さな苗を購入し鉢植えで育てましたが、花は50センチの高さになっています。30本。
花の色、香りがチョコレートに似ている不思議なコスモス。

〇マユミ(檀、真弓)の実:春に咲く花は葉っぱと同じ緑色なので目立ちませんが、秋の実はピンク色の袋状の覆いが四片に割れて中から濃い赤色の実がぶら下がります。
まるで花が咲いているように。
昔は弓の材料に使われたのでこの名前になったとか。

〇チャ(茶)の花:≪見ごろ≫
2,3㎝の小さな花が咲いています。五弁の白い花びらの中に黄色い蘂が見えます。花のあとには緑の大きな実がつき、茶色の種が実る。
〇スイセン(水仙):12月~2月開花

〔花暦〕
・春:梅(2~3月)、椿・桜・桃(3~4月)、
山吹(4月)、梅花うつぎ(5月)
・夏:初夏のコスモス・紫陽花(5月~6月)
   未草・百日紅・秋海棠(6月~8月) 
・秋:萩・紫苑・彼岸花(9月)
コスモス(10月~11月)
   お茶(10月~12月)
・冬:水仙(12月~2月)

〔拝観料〕
◆11/11より「平常期拝観料」(大人500円)に戻しています。

〔駐車場ご利用について〕
《駐車料金》:乗用車・大型バイク
*当寺の参拝専用駐車場は「般若寺護持会」によって運営されています。護持会の取り決めにより、
◎ 1時間500円
を申し受けます。
(バスは1時間2000円)
*般若寺駐車場は一般駐車場ではございません。
あくまで般若寺参拝のために設けられた駐車場なので、
本駐車場に駐車して刑務所、牧場、奈良公園等、外へ出かけることは固くお断りいたします。
(この駐車場用地は明治維新で国に没収された旧境内地3万6千坪の一部737坪を、ほかの全てを犠牲にして、2度にわたり2億円を投じて失地回復したものです)

〔文殊四郎包永(もんじゅしろうかねなが)と般若寺〕
鎌倉時代、鍛治屋町であった手貝町あたりに住んでいた包永が般若寺の文殊菩薩に良い刀が作れるようにと祈願したところ、一人の童子が現れ刀を鍛えるのを手伝ってくれたそうです。
その刀は大変よくできていて後世、「名刀包永」と称えられました。そして般若寺から「文殊四郎」の名を賜ったそうです。
寺には文殊家の家系図が残され、住んでいた町は今も包永町(かねながちょう)と呼ばれています。


〔お茶と奈良晒の名産地であった般若寺〕
・茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)の一つに数えられていました。当時、病者救済の活動をされた高僧、良観上人忍性菩薩が薬種用に植えられたのが始まりと伝わります。
・また般若寺は中世から近世にかけて奈良晒(ならざらし・麻織物)の産地としても有名でした。『大和名所図会』によると、佐保川の河原で大釜でゆでて柔らかくした麻布を川の水で曝し、さらに般若寺の山に干して製品化していたようです。江戸期の『般若寺寺領絵地図』には「曝干場」の記載があり、門前には晒屋が軒を連ね、高品質と日本一の生産量を誇ったと伝えます。

・般若寺にはこのほか「宮本武蔵の決闘」や「大塔宮御危難」、「本性房の武勇伝」「平家の南都焼き打ち」「北畠顕家の般若坂の合戦」「壬申の乱における奈良山の戦い」など歴史上名高い話がいっぱいあります。これから冬になればゆっくり調べられますので、おいおいご紹介していきます。

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2024年11月23日 (土)

コスモス寺花だより

11・23

〇コスモスの開花状況:≪なごりの花≫

「コスモスの花ゆれて来て唇に」星野立子
「コスモスの花あそびをる虚空かな」高濱虚子
「コスモスや花おとろへずみだれそめ」水原秋櫻子

〇秋咲きのチョコレートコスモスが開花してきました。
9月に小さな苗を購入し鉢植えで育てましたが、花は50センチの高さになっています。30本。
花の色、香りがチョコレートに似ている不思議なコスモス。

〇マユミ(檀、真弓)の実:春に咲く花は葉っぱと同じ緑色なので目立ちませんが、秋の実はピンク色の袋状の覆いが四片に割れて中から濃い赤色の実がぶら下がります。
まるで花が咲いているように。
昔は弓の材料に使われたのでこの名前になったとか。

〇チャ(茶)の花:≪見ごろ≫
2,3㎝の小さな花が咲いています。五弁の白い花びらの中に黄色い蘂が見えます。花のあとには緑の大きな実がつき、茶色の種が実る。
〇スイセン(水仙):12月~2月開花

〔花暦〕
・春:梅(2~3月)、椿・桜・桃(3~4月)、
山吹(4月)、梅花うつぎ(5月)
・夏:初夏のコスモス・紫陽花(5月~6月)
   未草・百日紅・秋海棠(6月~8月) 
・秋:萩・紫苑・彼岸花(9月)
コスモス(10月~11月)
   お茶(10月~12月)
・冬:水仙(12月~2月)

〔拝観料〕
◆11/11より「平常期拝観料」(大人500円)に戻しています。

〔駐車場ご利用について〕
《駐車料金》:乗用車・大型バイク
*当寺の参拝専用駐車場は「般若寺護持会」によって運営されています。護持会の取り決めにより、
◎ 1時間500円
を申し受けます。
(バスは1時間2000円)
*般若寺駐車場は一般駐車場ではございません。
あくまで般若寺参拝のために設けられた駐車場なので、
本駐車場に駐車して刑務所、牧場、奈良公園等、外へ出かけることは固くお断りいたします。
(この駐車場用地は明治維新で国に没収された旧境内地3万6千坪の一部737坪を、ほかの全てを犠牲にして、2度にわたり2億円を投じて失地回復したものです)

〔文殊四郎包永(もんじゅしろうかねなが)と般若寺〕
鎌倉時代、鍛治屋町であった手貝町あたりに住んでいた包永が般若寺の文殊菩薩に良い刀が作れるようにと祈願したところ、一人の童子が現れ刀を鍛えるのを手伝ってくれたそうです。
その刀は大変よくできていて後世、「名刀包永」と称えられました。そして般若寺から「文殊四郎」の名を賜ったそうです。
寺には文殊家の家系図が残され、住んでいた町は今も包永町(かねながちょう)と呼ばれています。


〔お茶と奈良晒の名産地であった般若寺〕
・茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)の一つに数えられていました。当時、病者救済の活動をされた高僧、良観上人忍性菩薩が薬種用に植えられたのが始まりと伝わります。
・また般若寺は中世から近世にかけて奈良晒(ならざらし・麻織物)の産地としても有名でした。『大和名所図会』によると、佐保川の河原で大釜でゆでて柔らかくした麻布を川の水で曝し、さらに般若寺の山に干して製品化していたようです。江戸期の『般若寺寺領絵地図』には「曝干場」の記載があり、門前には晒屋が軒を連ね、高品質と日本一の生産量を誇ったと伝えます。

・般若寺にはこのほか「宮本武蔵の決闘」や「大塔宮御危難」、「本性房の武勇伝」「平家の南都焼き打ち」「北畠顕家の般若坂の合戦」「壬申の乱における奈良山の戦い」など歴史上名高い話がいっぱいあります。これから冬になればゆっくり調べられますので、おいおいご紹介していきます。


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2024年11月20日 (水)

コスモス寺花だより

11・20

〇コスモスの開花状況:≪なごりの花≫

花は少なくなりましたが、まだまだ大きな花を咲かせています。

「コスモスの花ゆれて来て唇に」星野立子
「コスモスの花あそびをる虚空かな」高濱虚子
「コスモスや花おとろへずみだれそめ」水原秋櫻子

〇秋咲きのチョコレートコスモスが開花してきました。
9月に小さな苗を購入し鉢植えで育てましたが、花は50センチの高さになっています。30本。

〇マユミ(檀、真弓)の実:春に咲く花は葉っぱと同じ緑色なので目立ちませんが、秋の実はピンク色の袋状の覆いが四片に割れて中から濃い赤色の実がぶら下がります。
まるで花が咲いているように。
昔は弓の材料に使われたのでこの名前になったとか。

〇チャ(茶)の花:≪見ごろ≫
2,3㎝の小さな花が咲いています。五弁の白い花びらの中に黄色い蘂が見えます。花のあとには緑の大きな実がつき、茶色の種が実る。
〇スイセン(水仙):12月~2月開花

〔花暦〕
・春:梅(2~3月)、椿・桜・桃(3~4月)、
山吹(4月)、梅花うつぎ(5月)
・夏:初夏のコスモス・紫陽花(5月~6月)
   未草・百日紅・秋海棠(6月~8月) 
・秋:萩・紫苑・彼岸花(9月)
コスモス(10月~11月)
   お茶(10月~12月)
・冬:水仙(12月~2月)

〔拝観料〕
◆11/11より「平常期拝観料」(大人500円)に戻しています。

〔駐車場ご利用について〕
《駐車料金》:乗用車・大型バイク
*当寺の参拝専用駐車場は「般若寺護持会」によって運営されています。護持会の取り決めにより、
◎ 1時間500円
を申し受けます。
(バスは1時間2000円)
*般若寺駐車場は一般駐車場ではございません。
あくまで般若寺参拝のために設けられた駐車場なので、
本駐車場に駐車して刑務所、牧場、奈良公園等、外へ出かけることは固くお断りいたします。
(この駐車場用地は明治維新で国に没収された旧境内地3万6千坪の一部737坪を、ほかの全てを犠牲にして、2度にわたり2億円を投じて失地回復したものです)

〔文殊四郎包永(もんじゅしろうかねなが)と般若寺〕
鎌倉時代、鍛治屋町であった手貝町あたりに住んでいた包永が般若寺の文殊菩薩に良い刀が作れるようにと祈願したところ、一人の童子が現れ刀を鍛えるのを手伝ってくれたそうです。
その刀は大変よくできていて後世、「名刀包永」と称えられました。そして般若寺から「文殊四郎」の名を賜ったそうです。
寺には文殊家の家系図が残され、住んでいた町は今も包永町(かねながちょう)と呼ばれています。


〔お茶と奈良晒の名産地であった般若寺〕
・茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)の一つに数えられていました。当時、病者救済の活動をされた高僧、良観上人忍性菩薩が薬種用に植えられたのが始まりと伝わります。
・また般若寺は中世から近世にかけて奈良晒(ならざらし・麻織物)の産地としても有名でした。『大和名所図会』によると、佐保川の河原で大釜でゆでて柔らかくした麻布を川の水で曝し、さらに般若寺の山に干して製品化していたようです。江戸期の『般若寺寺領絵地図』には「曝干場」の記載があり、門前には晒屋が軒を連ね、高品質と日本一の生産量を誇ったと伝えます。

・般若寺にはこのほか「宮本武蔵の決闘」や「大塔宮御危難」、「本性房の武勇伝」「平家の南都焼き打ち」「北畠顕家の般若坂の合戦」「壬申の乱における奈良山の戦い」など歴史上名高い話がいっぱいあります。これから冬になればゆっくり調べられますので、おいおいご紹介していきます。

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2024年11月18日 (月)

コスモス寺花だより

11・18

 

 

「コスモスの花ゆれて来て唇に」星野立子
「コスモスの花あそびをる虚空かな」高濱虚子
「コスモスや花おとろへずみだれそめ」水原秋櫻子

 

〇秋咲きのチョコレートコスモスが開花してきました。
9月に小さな苗を購入し鉢植えで育てましたが、花は50センチの高さになっています。30本。

 

〇マユミ(檀、真弓)の実:春に咲く花は葉っぱと同じ緑色なので目立ちませんが、秋の実はピンク色の袋状の覆いが四片に割れて中から濃い赤色の実がぶら下がります。
まるで花が咲いているように。
昔は弓の材料に使われたのでこの名前になったとか。

 

〇チャ(茶)の花:≪見ごろ≫
2,3㎝の小さな花が咲いています。五弁の白い花びらの中に黄色い蘂が見えます。花のあとには緑の大きな実がつき、茶色の種が実る。
〇スイセン(水仙):12月~2月開花

 

〔花暦〕
・春:梅(2~3月)、椿・桜・桃(3~4月)、
山吹(4月)、梅花うつぎ(5月)
・夏:初夏のコスモス・紫陽花(5月~6月)
   未草・百日紅・秋海棠(6月~8月) 
・秋:萩・紫苑・彼岸花(9月)
コスモス(10月~11月)
   お茶(10月~12月)
・冬:水仙(12月~2月)

 

〔拝観料〕
◆11/11より「平常期拝観料」(大人500円)に戻しています。

 

〔駐車場ご利用について〕
《駐車料金》:乗用車・大型バイク
*当寺の参拝専用駐車場は「般若寺護持会」によって運営されています。護持会の取り決めにより、
◎ 1時間500円
を申し受けます。
(バスは1時間2000円)
*般若寺駐車場は一般駐車場ではございません。
あくまで般若寺参拝のために設けられた駐車場なので、
本駐車場に駐車して刑務所、牧場、奈良公園等、外へ出かけることは固くお断りいたします。
(この駐車場用地は明治維新で国に没収された旧境内地3万6千坪の一部737坪を、ほかの全てを犠牲にして、2度にわたり2億円を投じて失地回復したものです)

 

〔文殊四郎包永(もんじゅしろうかねなが)と般若寺〕
鎌倉時代、鍛治屋町であった手貝町あたりに住んでいた包永が般若寺の文殊菩薩に良い刀が作れるようにと祈願したところ、一人の童子が現れ刀を鍛えるのを手伝ってくれたそうです。
その刀は大変よくできていて後世、「名刀包永」と称えられました。そして般若寺から「文殊四郎」の名を賜ったそうです。
寺には文殊家の家系図が残され、住んでいた町は今も包永町(かねながちょう)と呼ばれています。

 

 

〔お茶と奈良晒の名産地であった般若寺〕
・茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)の一つに数えられていました。当時、病者救済の活動をされた高僧、良観上人忍性菩薩が薬種用に植えられたのが始まりと伝わります。
・また般若寺は中世から近世にかけて奈良晒(ならざらし・麻織物)の産地としても有名でした。『大和名所図会』によると、佐保川の河原で大釜でゆでて柔らかくした麻布を川の水で曝し、さらに般若寺の山に干して製品化していたようです。江戸期の『般若寺寺領絵地図』には「曝干場」の記載があり、門前には晒屋が軒を連ね、高品質と日本一の生産量を誇ったと伝えます。

 

・般若寺にはこのほか「宮本武蔵の決闘」や「大塔宮御危難」、「本性房の武勇伝」「平家の南都焼き打ち」「北畠顕家の般若坂の合戦」「壬申の乱における奈良山の戦い」など歴史上名高い話がいっぱいあります。これから冬になればゆっくり調べられますので、おいおいご紹介していきます。

 

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2024年11月17日 (日)

コスモス寺花だより

11・17

 

「コスモスの花ゆれて来て唇に」星野立子
「コスモスの花あそびをる虚空かな」高濱虚子
「コスモスや花おとろへずみだれそめ」水原秋櫻子

 

〇秋咲きのチョコレートコスモスが開花してきました。
9月に小さな苗を購入し鉢植えで育てましたが、花は50センチの高さになっています。30本。

 

〇マユミ(檀、真弓)の実:春に咲く花は葉っぱと同じ緑色なので目立ちませんが、秋の実はピンク色の袋状の覆いが四片に割れて中から濃い赤色の実がぶら下がります。
まるで花が咲いているように。
昔は弓の材料に使われたのでこの名前になったとか。

 

〇チャ(茶)の花:≪見ごろ≫
2,3㎝の小さな花が咲いています。五弁の白い花びらの中に黄色い蘂が見えます。花のあとには緑の大きな実がつき、茶色の種が実る。
〇スイセン(水仙):12月~2月開花

 

〔花暦〕
・春:梅(2~3月)、椿・桜・桃(3~4月)、
山吹(4月)、梅花うつぎ(5月)
・夏:初夏のコスモス・紫陽花(5月~6月)
   未草・百日紅・秋海棠(6月~8月) 
・秋:萩・紫苑・彼岸花(9月)
コスモス(10月~11月)
   お茶(10月~12月)
・冬:水仙(12月~2月)

 

〔拝観料〕
◆11/11より「平常期拝観料」(大人500円)に戻しています。

 

〔駐車場ご利用について〕
《駐車料金》:乗用車・大型バイク
*当寺の参拝専用駐車場は「般若寺護持会」によって運営されています。護持会の取り決めにより、
◎ 1時間500円
を申し受けます。
(バスは1時間2000円)
*般若寺駐車場は一般駐車場ではございません。
あくまで般若寺参拝のために設けられた駐車場なので、
本駐車場に駐車して刑務所、牧場、奈良公園等、外へ出かけることは固くお断りいたします。
(この駐車場用地は明治維新で国に没収された旧境内地3万6千坪の一部737坪を、ほかの全てを犠牲にして、2度にわたり2億円を投じて失地回復したものです)

 

〔文殊四郎包永(もんじゅしろうかねなが)と般若寺〕
鎌倉時代、鍛治屋町であった手貝町あたりに住んでいた包永が般若寺の文殊菩薩に良い刀が作れるようにと祈願したところ、一人の童子が現れ刀を鍛えるのを手伝ってくれたそうです。
その刀は大変よくできていて後世、「名刀包永」と称えられました。そして般若寺から「文殊四郎」の名を賜ったそうです。
寺には文殊家の家系図が残され、住んでいた町は今も包永町(かねながちょう)と呼ばれています。

 

 

〔お茶と奈良晒の名産地であった般若寺〕
・茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)の一つに数えられていました。当時、病者救済の活動をされた高僧、良観上人忍性菩薩が薬種用に植えられたのが始まりと伝わります。
・また般若寺は中世から近世にかけて奈良晒(ならざらし・麻織物)の産地としても有名でした。『大和名所図会』によると、佐保川の河原で大釜でゆでて柔らかくした麻布を川の水で曝し、さらに般若寺の山に干して製品化していたようです。江戸期の『般若寺寺領絵地図』には「曝干場」の記載があり、門前には晒屋が軒を連ね、高品質と日本一の生産量を誇ったと伝えます。

 

・般若寺にはこのほか「宮本武蔵の決闘」や「大塔宮御危難」、「本性房の武勇伝」「平家の南都焼き打ち」「北畠顕家の般若坂の合戦」「壬申の乱における奈良山の戦い」など歴史上名高い話がいっぱいあります。これから冬になればゆっくり調べられますので、おいおいご紹介していきます。

 

 

 

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2024年11月16日 (土)

コスモス寺花だより

11・16

 

11月半ばになり、ようやく木々の葉が色づいてきたようです。
桜、ケヤキは早いですが、ナンキンハゼはまだ青々しています。
コスモスは早く咲いた株は終わりに近いですが、遅くに植えた分はこれからです。背は低いながらも大きな花を咲かせています。
霜が降りるまで花は残ります。

 

 

「コスモスの花ゆれて来て唇に」星野立子
「コスモスの花あそびをる虚空かな」高濱虚子
「コスモスや花おとろへずみだれそめ」水原秋櫻子

 

〇秋咲きのチョコレートコスモスが開花してきました。
9月に小さな苗を購入し鉢植えで育てましたが、花は50センチの高さになっています。30本。

 

〇マユミ(檀、真弓)の実:春に咲く花は葉っぱと同じ緑色なので目立ちませんが、秋の実はピンク色の袋状の覆いが四片に割れて中から濃い赤色の実がぶら下がります。
まるで花が咲いているように。
昔は弓の材料に使われたのでこの名前になったとか。

 

〇チャ(茶)の花:≪見ごろ≫
2,3㎝の小さな花が咲いています。五弁の白い花びらの中に黄色い蘂が見えます。花のあとには緑の大きな実がつき、茶色の種が実る。
〇スイセン(水仙):12月~2月開花

 

〔花暦〕
・春:梅(2~3月)、椿・桜・桃(3~4月)、
山吹(4月)、梅花うつぎ(5月)
・夏:初夏のコスモス・紫陽花(5月~6月)
   未草・百日紅・秋海棠(6月~8月) 
・秋:萩・紫苑・彼岸花(9月)
コスモス(10月~11月)
   お茶(10月~12月)
・冬:水仙(12月~2月)

 

〔拝観料〕
◆11/11より「平常期拝観料」(大人500円)に戻しています。

 

〔駐車場ご利用について〕
《駐車料金》:乗用車・大型バイク
*当寺の参拝専用駐車場は「般若寺護持会」によって運営されています。護持会の取り決めにより、
◎ 1時間500円
を申し受けます。
(バスは1時間2000円)
*般若寺駐車場は一般駐車場ではございません。
あくまで般若寺参拝のために設けられた駐車場なので、
本駐車場に駐車して刑務所、牧場、奈良公園等、外へ出かけることは固くお断りいたします。
(この駐車場用地は明治維新で国に没収された旧境内地3万6千坪の一部737坪を、ほかの全てを犠牲にして、2度にわたり2億円を投じて失地回復したものです)

 

〔文殊四郎包永(もんじゅしろうかねなが)と般若寺〕
鎌倉時代、鍛治屋町であった手貝町あたりに住んでいた包永が般若寺の文殊菩薩に良い刀が作れるようにと祈願したところ、一人の童子が現れ刀を鍛えるのを手伝ってくれたそうです。
その刀は大変よくできていて後世、「名刀包永」と称えられました。そして般若寺から「文殊四郎」の名を賜ったそうです。
寺には文殊家の家系図が残され、住んでいた町は今も包永町(かねながちょう)と呼ばれています。

 

 

〔お茶と奈良晒の名産地であった般若寺〕
・茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)の一つに数えられていました。当時、病者救済の活動をされた高僧、良観上人忍性菩薩が薬種用に植えられたのが始まりと伝わります。
・また般若寺は中世から近世にかけて奈良晒(ならざらし・麻織物)の産地としても有名でした。『大和名所図会』によると、佐保川の河原で大釜でゆでて柔らかくした麻布を川の水で曝し、さらに般若寺の山に干して製品化していたようです。江戸期の『般若寺寺領絵地図』には「曝干場」の記載があり、門前には晒屋が軒を連ね、高品質と日本一の生産量を誇ったと伝えます。

 

・般若寺にはこのほか「宮本武蔵の決闘」や「大塔宮御危難」、「本性房の武勇伝」「平家の南都焼き打ち」「北畠顕家の般若坂の合戦」「壬申の乱における奈良山の戦い」など歴史上名高い話がいっぱいあります。これから冬になればゆっくり調べられますので、おいおいご紹介していきます。

 

 

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2024年11月15日 (金)

コスモス寺花だより

11・15

 

11月半ばになり、ようやく木々の葉が色づいてきたようです。
桜、ケヤキは早いですが、ナンキンハゼはまだ青々しています。
コスモスは早く咲いた株は終わりに近いですが、遅くに植えた分はこれからです。背は低いながらも大きな花を咲かせています。
霜が降りるまで花は残ります。

 

「コスモスの花ゆれて来て唇に」星野立子
「コスモスの花あそびをる虚空かな」高濱虚子
「コスモスや花おとろへずみだれそめ」水原秋櫻子

 

〇秋咲きのチョコレートコスモスが開花してきました。
9月に小さな苗を購入し鉢植えで育てましたが、花は50センチの高さになっています。30本。

 

〇マユミ(檀、真弓)の実:春に咲く花は葉っぱと同じ緑色なので目立ちませんが、秋の実はピンク色の袋状の覆いが四片に割れて中から濃い赤色の実がぶら下がります。
まるで花が咲いているように。
昔は弓の材料に使われたのでこの名前になったとか。

 

〇チャ(茶)の花:≪見ごろ≫
2,3㎝の小さな花が咲いています。五弁の白い花びらの中に黄色い蘂が見えます。花のあとには緑の大きな実がつき、茶色の種が実る。
〇スイセン(水仙):12月~2月開花

 

〔花暦〕
・春:梅(2~3月)、椿・桜・桃(3~4月)、
山吹(4月)、梅花うつぎ(5月)
・夏:初夏のコスモス・紫陽花(5月~6月)
   未草・百日紅・秋海棠(6月~8月) 
・秋:萩・紫苑・彼岸花(9月)
コスモス(10月~11月)
   お茶(10月~12月)
・冬:水仙(12月~2月)

 

〔拝観料〕
◆11/11より「平常期拝観料」(大人500円)に戻しています。

 

〔駐車場ご利用について〕
《駐車料金》:乗用車・大型バイク
*当寺の参拝専用駐車場は「般若寺護持会」によって運営されています。護持会の取り決めにより、
◎ 1時間500円
を申し受けます。
(バスは1時間2000円)
*般若寺駐車場は一般駐車場ではございません。
あくまで般若寺参拝のために設けられた駐車場なので、
本駐車場に駐車して刑務所、牧場、奈良公園等、外へ出かけることは固くお断りいたします。
(この駐車場用地は明治維新で国に没収された旧境内地3万6千坪の一部737坪を、ほかの全てを犠牲にして、2度にわたり2億円を投じて失地回復したものです)

 

〔文殊四郎包永(もんじゅしろうかねなが)と般若寺〕
鎌倉時代、鍛治屋町であった手貝町あたりに住んでいた包永が般若寺の文殊菩薩に良い刀が作れるようにと祈願したところ、一人の童子が現れ刀を鍛えるのを手伝ってくれたそうです。
その刀は大変よくできていて後世、「名刀包永」と称えられました。そして般若寺から「文殊四郎」の名を賜ったそうです。
寺には文殊家の家系図が残され、住んでいた町は今も包永町(かねながちょう)と呼ばれています。

 

 

〔お茶と奈良晒の名産地であった般若寺〕
・茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)の一つに数えられていました。当時、病者救済の活動をされた高僧、良観上人忍性菩薩が薬種用に植えられたのが始まりと伝わります。
・また般若寺は中世から近世にかけて奈良晒(ならざらし・麻織物)の産地としても有名でした。『大和名所図会』によると、佐保川の河原で大釜でゆでて柔らかくした麻布を川の水で曝し、さらに般若寺の山に干して製品化していたようです。江戸期の『般若寺寺領絵地図』には「曝干場」の記載があり、門前には晒屋が軒を連ね、高品質と日本一の生産量を誇ったと伝えます。

 

・般若寺にはこのほか「宮本武蔵の決闘」や「大塔宮御危難」、「本性房の武勇伝」「平家の南都焼き打ち」「北畠顕家の般若坂の合戦」「壬申の乱における奈良山の戦い」など歴史上名高い話がいっぱいあります。これから冬になればゆっくり調べられますので、おいおいご紹介していきます。

 

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2024年11月14日 (木)

コスモス寺花だより

11・14

 

「コスモスの花ゆれて来て唇に」星野立子
「コスモスの花あそびをる虚空かな」高濱虚子
「コスモスや花おとろへずみだれそめ」水原秋櫻子

 

〇秋咲きのチョコレートコスモスが開花してきました。
9月に小さな苗を購入し鉢植えで育てましたが、花は50センチの高さになっています。30本。

 

〇マユミ(檀、真弓)の実:春に咲く花は葉っぱと同じ緑色なので目立ちませんが、秋の実はピンク色の袋状の覆いが四片に割れて中から濃い赤色の実がぶら下がります。
まるで花が咲いているように。
昔は弓の材料に使われたのでこの名前になったとか。

 

〇チャ(茶)の花:≪見ごろ≫
2,3㎝の小さな花が咲いています。五弁の白い花びらの中に黄色い蘂が見えます。花のあとには緑の大きな実がつき、茶色の種が実る。
〇スイセン(水仙):12月~2月開花

 

〔花暦〕
・春:梅(2~3月)、椿・桜・桃(3~4月)、
山吹(4月)、梅花うつぎ(5月)
・夏:初夏のコスモス・紫陽花(5月~6月)
   未草・百日紅・秋海棠(6月~8月) 
・秋:萩・紫苑・彼岸花(9月)
コスモス(10月~11月)
   お茶(10月~12月)
・冬:水仙(12月~2月)

 

〔拝観料〕
◆11/11より「平常期拝観料」(大人500円)に戻しています。

 

〔駐車場ご利用について〕
《駐車料金》:乗用車・大型バイク
*当寺の参拝専用駐車場は「般若寺護持会」によって運営されています。護持会の取り決めにより、
◎ 1時間500円
を申し受けます。
(バスは1時間2000円)
*般若寺駐車場は一般駐車場ではございません。
あくまで般若寺参拝のために設けられた駐車場なので、
本駐車場に駐車して刑務所、牧場、奈良公園等、外へ出かけることは固くお断りいたします。
(この駐車場用地は明治維新で国に没収された旧境内地3万6千坪の一部737坪を、ほかの全てを犠牲にして、2度にわたり2億円を投じて失地回復したものです)

 

〔文殊四郎包永(もんじゅしろうかねなが)と般若寺〕
鎌倉時代、鍛治屋町であった手貝町あたりに住んでいた包永が般若寺の文殊菩薩に良い刀が作れるようにと祈願したところ、一人の童子が現れ刀を鍛えるのを手伝ってくれたそうです。
その刀は大変よくできていて後世、「名刀包永」と称えられました。そして般若寺から「文殊四郎」の名を賜ったそうです。
寺には文殊家の家系図が残され、住んでいた町は今も包永町(かねながちょう)と呼ばれています。

 

 

〔お茶と奈良晒の名産地であった般若寺〕
・茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)の一つに数えられていました。当時、病者救済の活動をされた高僧、良観上人忍性菩薩が薬種用に植えられたのが始まりと伝わります。
・また般若寺は中世から近世にかけて奈良晒(ならざらし・麻織物)の産地としても有名でした。『大和名所図会』によると、佐保川の河原で大釜でゆでて柔らかくした麻布を川の水で曝し、さらに般若寺の山に干して製品化していたようです。江戸期の『般若寺寺領絵地図』には「曝干場」の記載があり、門前には晒屋が軒を連ね、高品質と日本一の生産量を誇ったと伝えます。

 

・般若寺にはこのほか「宮本武蔵の決闘」や「大塔宮御危難」、「本性房の武勇伝」「平家の南都焼き打ち」「北畠顕家の般若坂の合戦」「壬申の乱における奈良山の戦い」など歴史上名高い話がいっぱいあります。これから冬になればゆっくり調べられますので、おいおいご紹介していきます。

 

 

 

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2024年11月13日 (水)

コスモス寺花だより

11・13

 

 

「コスモスの花ゆれて来て唇に」星野立子
「コスモスの花あそびをる虚空かな」高濱虚子
「コスモスや花おとろへずみだれそめ」水原秋櫻子

 

〇秋咲きのチョコレートコスモスが開花してきました。
9月に小さな苗を購入し鉢植えで育てましたが、花は50センチの高さになっています。30本。

 

〇マユミ(檀、真弓)の実:春に咲く花は葉っぱと同じ緑色なので目立ちませんが、秋の実はピンク色の袋状の覆いが四片に割れて中から濃い赤色の実がぶら下がります。
まるで花が咲いているように。
昔は弓の材料に使われたのでこの名前になったとか。

 

〇チャ(茶)の花:≪見ごろ≫
2,3㎝の小さな花が咲いています。五弁の白い花びらの中に黄色い蘂が見えます。花のあとには緑の大きな実がつき、茶色の種が実る。
〇スイセン(水仙):12月~2月開花

 

〔花暦〕
・春:梅(2~3月)、椿・桜・桃(3~4月)、
山吹(4月)、梅花うつぎ(5月)
・夏:初夏のコスモス・紫陽花(5月~6月)
   未草・百日紅・秋海棠(6月~8月) 
・秋:萩・紫苑・彼岸花(9月)
コスモス(10月~11月)
   お茶(10月~12月)
・冬:水仙(12月~2月)

 

〔拝観料〕
◆11/11より「平常期拝観料」(大人500円)に戻しています。

 

〔駐車場ご利用について〕
《駐車料金》:乗用車・大型バイク
*当寺の参拝専用駐車場は「般若寺護持会」によって運営されています。護持会の取り決めにより、
◎ 1時間500円
を申し受けます。
(バスは1時間2000円)
*般若寺駐車場は一般駐車場ではございません。
あくまで般若寺参拝のために設けられた駐車場なので、
本駐車場に駐車して刑務所、牧場、奈良公園等、外へ出かけることは固くお断りいたします。
(この駐車場用地は明治維新で国に没収された旧境内地3万6千坪の一部737坪を、ほかの全てを犠牲にして、2度にわたり2億円を投じて失地回復したものです)

 

〔文殊四郎包永(もんじゅしろうかねなが)と般若寺〕
鎌倉時代、鍛治屋町であった手貝町あたりに住んでいた包永が般若寺の文殊菩薩に良い刀が作れるようにと祈願したところ、一人の童子が現れ刀を鍛えるのを手伝ってくれたそうです。
その刀は大変よくできていて後世、「名刀包永」と称えられました。そして般若寺から「文殊四郎」の名を賜ったそうです。
寺には文殊家の家系図が残され、住んでいた町は今も包永町(かねながちょう)と呼ばれています。

 

 

〔お茶と奈良晒の名産地であった般若寺〕
・茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)の一つに数えられていました。当時、病者救済の活動をされた高僧、良観上人忍性菩薩が薬種用に植えられたのが始まりと伝わります。
・また般若寺は中世から近世にかけて奈良晒(ならざらし・麻織物)の産地としても有名でした。『大和名所図会』によると、佐保川の河原で大釜でゆでて柔らかくした麻布を川の水で曝し、さらに般若寺の山に干して製品化していたようです。江戸期の『般若寺寺領絵地図』には「曝干場」の記載があり、門前には晒屋が軒を連ね、高品質と日本一の生産量を誇ったと伝えます。

 

・般若寺にはこのほか「宮本武蔵の決闘」や「大塔宮御危難」、「本性房の武勇伝」「平家の南都焼き打ち」「北畠顕家の般若坂の合戦」「壬申の乱における奈良山の戦い」など歴史上名高い話がいっぱいあります。これから冬になればゆっくり調べられますので、おいおいご紹介していきます。

 

 

 

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2024年11月12日 (火)

コスモス寺花だより

コスモス寺花だより

 

11・12

 

 

「コスモスの花ゆれて来て唇に」星野立子
「コスモスの花あそびをる虚空かな」高濱虚子
「コスモスや花おとろへずみだれそめ」水原秋櫻子

 

〇秋咲きのチョコレートコスモスが開花してきました。
9月に小さな苗を購入し鉢植えで育てましたが、花は50センチの高さになっています。30本。

 

〇マユミ(檀、真弓)の実:春に咲く花は葉っぱと同じ緑色なので目立ちませんが、秋の実はピンク色の袋状の覆いが四片に割れて中から濃い赤色の実がぶら下がります。
まるで花が咲いているように。
昔は弓の材料に使われたのでこの名前になったとか。

 

〇チャ(茶)の花:≪見ごろ≫
2,3㎝の小さな花が咲いています。五弁の白い花びらの中に黄色い蘂が見えます。花のあとには緑の大きな実がつき、茶色の種が実る。
〇スイセン(水仙):12月~2月開花

 

〔花暦〕
・春:梅(2~3月)、椿・桜・桃(3~4月)、
山吹(4月)、梅花うつぎ(5月)
・夏:初夏のコスモス・紫陽花(5月~6月)
   未草・百日紅・秋海棠(6月~8月) 
・秋:萩・紫苑・彼岸花(9月)
コスモス(10月~11月)
   お茶(10月~12月)
・冬:水仙(12月~2月)

 

〔拝観料〕
◆11/11より「平常期拝観料」(大人500円)に戻しています。

 

〔駐車場ご利用について〕
《駐車料金》:乗用車・大型バイク
*当寺の参拝専用駐車場は「般若寺護持会」によって運営されています。護持会の取り決めにより、
◎ 1時間500円
を申し受けます。
(バスは1時間2000円)
*般若寺駐車場は一般駐車場ではございません。
あくまで般若寺参拝のために設けられた駐車場なので、
本駐車場に駐車して刑務所、牧場、奈良公園等、外へ出かけることは固くお断りいたします。
(この駐車場用地は明治維新で国に没収された旧境内地3万6千坪の一部737坪を、ほかの全てを犠牲にして、2度にわたり2億円を投じて失地回復したものです)

 

〔文殊四郎包永(もんじゅしろうかねなが)と般若寺〕
鎌倉時代、鍛治屋町であった手貝町あたりに住んでいた包永が般若寺の文殊菩薩に良い刀が作れるようにと祈願したところ、一人の童子が現れ刀を鍛えるのを手伝ってくれたそうです。
その刀は大変よくできていて後世、「名刀包永」と称えられました。そして般若寺から「文殊四郎」の名を賜ったそうです。
寺には文殊家の家系図が残され、住んでいた町は今も包永町(かねながちょう)と呼ばれています。

 

 

〔お茶と奈良晒の名産地であった般若寺〕
・茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)の一つに数えられていました。当時、病者救済の活動をされた高僧、良観上人忍性菩薩が薬種用に植えられたのが始まりと伝わります。
・また般若寺は中世から近世にかけて奈良晒(ならざらし・麻織物)の産地としても有名でした。『大和名所図会』によると、佐保川の河原で大釜でゆでて柔らかくした麻布を川の水で曝し、さらに般若寺の山に干して製品化していたようです。江戸期の『般若寺寺領絵地図』には「曝干場」の記載があり、門前には晒屋が軒を連ね、高品質と日本一の生産量を誇ったと伝えます。

 

・般若寺にはこのほか「宮本武蔵の決闘」や「大塔宮御危難」、「本性房の武勇伝」「平家の南都焼き打ち」「北畠顕家の般若坂の合戦」「壬申の乱における奈良山の戦い」など歴史上名高い話がいっぱいあります。これから冬になればゆっくり調べられますので、おいおいご紹介していきます。

 

 

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2024年11月11日 (月)

コスモス寺花だより

11・11

 

「コスモスの花ゆれて来て唇に」星野立子
「コスモスの花あそびをる虚空かな」高濱虚子
「コスモスや花おとろへずみだれそめ」水原秋櫻子

 

〇秋咲きのチョコレートコスモスが開花してきました。
9月に小さな苗を購入し鉢植えで育てましたが、花は50センチの高さになっています。30本。

 

〇マユミ(檀、真弓)の実:春に咲く花は葉っぱと同じ緑色なので目立ちませんが、秋の実はピンク色の袋状の覆いが四片に割れて中から濃い赤色の実がぶら下がります。
まるで花が咲いているように。
昔は弓の材料に使われたのでこの名前になったとか。

 

〇チャ(茶)の花:≪見ごろ≫
2,3㎝の小さな花が咲いています。五弁の白い花びらの中に黄色い蘂が見えます。花のあとには緑の大きな実がつき、茶色の種が実る。
〇スイセン(水仙):12月~2月開花

 

〔花暦〕
・春:梅(2~3月)、椿・桜・桃(3~4月)、
山吹(4月)、梅花うつぎ(5月)
・夏:初夏のコスモス・紫陽花(5月~6月)
   未草・百日紅・秋海棠(6月~8月) 
・秋:萩・紫苑・彼岸花(9月)
コスモス(10月~11月)
   お茶(10月~12月)
・冬:水仙(12月~2月)

 

〔拝観料〕
◆本日(11/11)より「平常期拝観料」(大人500円)に戻ります。

 

〔駐車場ご利用について〕
《駐車料金》:乗用車・大型バイク
*当寺の参拝専用駐車場は「般若寺護持会」によって運営されています。護持会の取り決めにより、
◎ 1時間500円
を申し受けます。
(バスは1時間2000円)
*般若寺駐車場は一般駐車場ではございません。
あくまで般若寺参拝のために設けられた駐車場なので、
本駐車場に駐車して刑務所、牧場、奈良公園等、外へ出かけることは固くお断りいたします。
(この駐車場用地は明治維新で国に没収された旧境内地3万6千坪の一部737坪を、ほかの全てを犠牲にして、2度にわたり2億円を投じて失地回復したものです)

 

〔文殊四郎包永(もんじゅしろうかねなが)と般若寺〕
鎌倉時代、鍛治屋町であった手貝町あたりに住んでいた包永が般若寺の文殊菩薩に良い刀が作れるようにと祈願したところ、一人の童子が現れ刀を鍛えるのを手伝ってくれたそうです。
その刀は大変よくできていて後世、「名刀包永」と称えられました。そして般若寺から「文殊四郎」の名を賜ったそうです。
寺には文殊家の家系図が残され、住んでいた町は今も包永町(かねながちょう)と呼ばれています。

 

 

〔お茶と奈良晒の名産地であった般若寺〕
・茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)の一つに数えられていました。当時、病者救済の活動をされた高僧、良観上人忍性菩薩が薬種用に植えられたのが始まりと伝わります。
・また般若寺は中世から近世にかけて奈良晒(ならざらし・麻織物)の産地としても有名でした。『大和名所図会』によると、佐保川の河原で大釜でゆでて柔らかくした麻布を川の水で曝し、さらに般若寺の山に干して製品化していたようです。江戸期の『般若寺寺領絵地図』には「曝干場」の記載があり、門前には晒屋が軒を連ね、高品質と日本一の生産量を誇ったと伝えます。

 

・般若寺にはこのほか「宮本武蔵の決闘」や「大塔宮御危難」、「本性房の武勇伝」「平家の南都焼き打ち」「北畠顕家の般若坂の合戦」「壬申の乱における奈良山の戦い」など歴史上名高い話がいっぱいあります。これから冬になればゆっくり調べられますので、おいおいご紹介していきます。

 

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2024年11月10日 (日)

コスモス寺花だより

11・10

 

「コスモスの花ゆれて来て唇に」星野立子
「コスモスの花あそびをる虚空かな」高濱虚子
「コスモスや花おとろへずみだれそめ」水原秋櫻子

 

今年のコスモス花期は
10月10日~11月10日 
となっています。

 

〇秋咲きのチョコレートコスモスが開花してきました。
9月に小さな苗を購入し鉢植えで育てましたが、花は50センチの高さになっています。30本。

 

〇マユミ(檀、真弓)の実:春に咲く花は葉っぱと同じ緑色なので目立ちませんが、秋の実はピンク色の袋状の覆いが四片に割れて中から濃い赤色の実がぶら下がります。
まるで花が咲いているように。
昔は弓の材料に使われたのでこの名前になったとか。

 

〇チャ(茶)の花:≪見ごろ≫
2,3㎝の小さな花が咲いています。五弁の白い花びらの中に黄色い蘂が見えます。花のあとには緑の大きな実がつき、茶色の種が実る。
〇スイセン(水仙):12月~2月開花

 

〔花暦〕
・春:梅(2~3月)、椿・桜・桃(3~4月)、
山吹(4月)、梅花うつぎ(5月)
・夏:初夏のコスモス・紫陽花(5月~6月)
   未草・百日紅・秋海棠(6月~8月) 
・秋:萩・紫苑・彼岸花(9月)
コスモス(10月~11月)
   お茶(10月~12月)
・冬:水仙(12月~2月)

 

〔花期特別拝観料のご案内〕
昨年と同じく、アジサイとコスモスの花期には特別拝観料を申し受けます。
◆「花期特別拝観料」
・期間;
(1) コスモス花期:9月下旬~11月上旬(9/21-11/10)を
10月上旬~11月中旬(10/10~11/10)に訂正します。
* 明日からは平常拝観料になります。
(2) アジサイ花期:5月下旬~6月下旬(5/25-6/30)

 

・拝観料:(団体料金はありません。)
〇 大人    700円
〇 中・高生 300円
〇 小学生    200円
〈各種優遇割引〉
〇 奈良交通「ワンデイチケット」等割引券提示  650円
〇 身障者手帳・奈良市「ナナマルカード」提示  400円
◆「平常期拝観料」は現行通りです(大人500円)。

 

 

〔駐車場ご利用について〕
《駐車料金》:乗用車・大型バイク
*当寺の参拝専用駐車場は「般若寺護持会」によって運営されています。護持会の取り決めにより、
◎ 1時間500円
を申し受けます。
(バスは1時間2000円)
*般若寺駐車場は一般駐車場ではございません。
あくまで般若寺参拝のために設けられた駐車場なので、
本駐車場に駐車して刑務所、牧場、奈良公園等、外へ出かけることは固くお断りいたします。
(この駐車場用地は明治維新で国に没収された旧境内地3万6千坪の一部737坪を、ほかの全てを犠牲にして、2度にわたり2億円を投じて失地回復したものです)

 

〔文殊四郎包永(もんじゅしろうかねなが)と般若寺〕
鎌倉時代、鍛治屋町であった手貝町あたりに住んでいた包永が般若寺の文殊菩薩に良い刀が作れるようにと祈願したところ、一人の童子が現れ刀を鍛えるのを手伝ってくれたそうです。
その刀は大変よくできていて後世、「名刀包永」と称えられました。そして般若寺から「文殊四郎」の名を賜ったそうです。
寺には文殊家の家系図が残され、住んでいた町は今も包永町(かねながちょう)と呼ばれています。

 

 

〔お茶と奈良晒の名産地であった般若寺〕
・茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)の一つに数えられていました。当時、病者救済の活動をされた高僧、良観上人忍性菩薩が薬種用に植えられたのが始まりと伝わります。
・また般若寺は中世から近世にかけて奈良晒(ならざらし・麻織物)の産地としても有名でした。『大和名所図会』によると、佐保川の河原で大釜でゆでて柔らかくした麻布を川の水で曝し、さらに般若寺の山に干して製品化していたようです。江戸期の『般若寺寺領絵地図』には「曝干場」の記載があり、門前には晒屋が軒を連ね、高品質と日本一の生産量を誇ったと伝えます。

 

・般若寺にはこのほか「宮本武蔵の決闘」や「大塔宮御危難」、「本性房の武勇伝」「平家の南都焼き打ち」「北畠顕家の般若坂の合戦」「壬申の乱における奈良山の戦い」など歴史上名高い話がいっぱいあります。これから冬になればゆっくり調べられますので、おいおいご紹介していきます。

 

 

 

 

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2024年11月 9日 (土)

コスモス寺花だより

11・9

 

「コスモスの花ゆれて来て唇に」星野立子
「コスモスの花あそびをる虚空かな」高濱虚子
「コスモスや花おとろへずみだれそめ」水原秋櫻子

 

今年のコスモス花期は
10月10日~11月10日 
となっています。

 

〇マユミ(檀、真弓)の実:春に咲く花は葉っぱと同じ緑色なので目立ちませんが、秋の実はピンク色の袋状の覆いが四片に割れて中から濃い赤色の実がぶら下がります。
まるで花が咲いているように。
昔は弓の材料に使われたのでこの名前になったとか。

 

 

〔花暦〕
・春:梅(2~3月)、椿・桜・桃(3~4月)、
山吹(4月)、梅花うつぎ(5月)
・夏:初夏のコスモス・紫陽花(5月~6月)
   未草・百日紅・秋海棠(6月~8月) 
・秋:萩・紫苑・彼岸花(9月)
コスモス(10月~11月)
   お茶(10月~12月)
・冬:水仙(12月~2月)

 

〔花期特別拝観料のご案内〕
昨年と同じく、アジサイとコスモスの花期には特別拝観料を申し受けます。
◆「花期特別拝観料」
・期間;
(1) コスモス花期:9月下旬~11月上旬(9/21-11/10)を
10月上旬~11月中旬(10/10~11/10)に訂正します
(2) アジサイ花期:5月下旬~6月下旬(5/25-6/30)

 

・拝観料:(団体料金はありません。)
〇 大人    700円
〇 中・高生 300円
〇 小学生    200円
〈各種優遇割引〉
〇 奈良交通「ワンデイチケット」等割引券提示  650円
〇 身障者手帳・奈良市「ナナマルカード」提示  400円
◆「平常期拝観料」は現行通りです(大人500円)。

 

 

〔駐車場ご利用について〕
《駐車料金》:乗用車・大型バイク
*当寺の参拝専用駐車場は「般若寺護持会」によって運営されています。護持会の取り決めにより、
◎ 1時間500円
を申し受けます。
(バスは1時間2000円)
*般若寺駐車場は一般駐車場ではございません。
あくまで般若寺参拝のために設けられた駐車場なので、
本駐車場に駐車して刑務所、牧場、奈良公園等、外へ出かけることは固くお断りいたします。
(この駐車場用地は明治維新で国に没収された旧境内地3万6千坪の一部737坪を、ほかの全てを犠牲にして、2度にわたり2億円を投じて失地回復したものです)

 

〔文殊四郎包永(もんじゅしろうかねなが)と般若寺〕
鎌倉時代、鍛治屋町であった手貝町あたりに住んでいた包永が般若寺の文殊菩薩に良い刀が作れるようにと祈願したところ、一人の童子が現れ刀を鍛えるのを手伝ってくれたそうです。
その刀は大変よくできていて後世、「名刀包永」と称えられました。そして般若寺から「文殊四郎」の名を賜ったそうです。
寺には文殊家の家系図が残され、住んでいた町は今も包永町(かねながちょう)と呼ばれています。

 

 

〔お茶と奈良晒の名産地であった般若寺〕
・茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)の一つに数えられていました。当時、病者救済の活動をされた高僧、良観上人忍性菩薩が薬種用に植えられたのが始まりと伝わります。
・また般若寺は中世から近世にかけて奈良晒(ならざらし・麻織物)の産地としても有名でした。『大和名所図会』によると、佐保川の河原で大釜でゆでて柔らかくした麻布を川の水で曝し、さらに般若寺の山に干して製品化していたようです。江戸期の『般若寺寺領絵地図』には「曝干場」の記載があり、門前には晒屋が軒を連ね、高品質と日本一の生産量を誇ったと伝えます。

 

・般若寺にはこのほか「宮本武蔵の決闘」や「大塔宮御危難」、「本性房の武勇伝」「平家の南都焼き打ち」「北畠顕家の般若坂の合戦」「壬申の乱における奈良山の戦い」など歴史上名高い話がいっぱいあります。これから冬になればゆっくり調べられますので、おいおいご紹介していきます。

 

 

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2024年11月 8日 (金)

コスモス寺花だより

11・8

 

「コスモスの花ゆれて来て唇に」星野立子
「コスモスの花あそびをる虚空かな」高濱虚子
「コスモスや花おとろへずみだれそめ」水原秋櫻子

 

今年のコスモス花期は
10月10日~11月10日 
となっています。

 

〇マユミ(檀、真弓)の実:春に咲く花は葉っぱと同じ緑色なので目立ちませんが、秋の実はピンク色の袋状の覆いが四片に割れて中から濃い赤色の実がぶら下がります。
まるで花が咲いているように。
昔は弓の材料に使われたのでこの名前になったとか。

 

 

〔花暦〕
・春:梅(2~3月)、椿・桜・桃(3~4月)、
山吹(4月)、梅花うつぎ(5月)
・夏:初夏のコスモス・紫陽花(5月~6月)
   未草・百日紅・秋海棠(6月~8月) 
・秋:萩・紫苑・彼岸花(9月)
コスモス(10月~11月)
   お茶(10月~12月)
・冬:水仙(12月~2月)

 

〔花期特別拝観料のご案内〕
昨年と同じく、アジサイとコスモスの花期には特別拝観料を申し受けます。
◆「花期特別拝観料」
・期間;
(1) コスモス花期:9月下旬~11月上旬(9/21-11/10)を
10月上旬~11月中旬(10/10~11/10)に訂正します
(2) アジサイ花期:5月下旬~6月下旬(5/25-6/30)

 

・拝観料:(団体料金はありません。)
〇 大人    700円
〇 中・高生 300円
〇 小学生    200円
〈各種優遇割引〉
〇 奈良交通「ワンデイチケット」等割引券提示  650円
〇 身障者手帳・奈良市「ナナマルカード」提示  400円
◆「平常期拝観料」は現行通りです(大人500円)。

 

 

〔駐車場ご利用について〕
《駐車料金》:乗用車・大型バイク
*当寺の参拝専用駐車場は「般若寺護持会」によって運営されています。護持会の取り決めにより、
◎ 1時間500円
を申し受けます。
(バスは1時間2000円)
*般若寺駐車場は一般駐車場ではございません。
あくまで般若寺参拝のために設けられた駐車場なので、
本駐車場に駐車して刑務所、牧場、奈良公園等、外へ出かけることは固くお断りいたします。
(この駐車場用地は明治維新で国に没収された旧境内地3万6千坪の一部737坪を、ほかの全てを犠牲にして、2度にわたり2億円を投じて失地回復したものです)

 

〔文殊四郎包永(もんじゅしろうかねなが)と般若寺〕
鎌倉時代、鍛治屋町であった手貝町あたりに住んでいた包永が般若寺の文殊菩薩に良い刀が作れるようにと祈願したところ、一人の童子が現れ刀を鍛えるのを手伝ってくれたそうです。
その刀は大変よくできていて後世、「名刀包永」と称えられました。そして般若寺から「文殊四郎」の名を賜ったそうです。
寺には文殊家の家系図が残され、住んでいた町は今も包永町(かねながちょう)と呼ばれています。

 

 

〔お茶と奈良晒の名産地であった般若寺〕
・茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)の一つに数えられていました。当時、病者救済の活動をされた高僧、良観上人忍性菩薩が薬種用に植えられたのが始まりと伝わります。
・また般若寺は中世から近世にかけて奈良晒(ならざらし・麻織物)の産地としても有名でした。『大和名所図会』によると、佐保川の河原で大釜でゆでて柔らかくした麻布を川の水で曝し、さらに般若寺の山に干して製品化していたようです。江戸期の『般若寺寺領絵地図』には「曝干場」の記載があり、門前には晒屋が軒を連ね、高品質と日本一の生産量を誇ったと伝えます。

 

 

 

 

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2024年11月 7日 (木)

コスモス寺花だより

11・7

「コスモスの花ゆれて来て唇に」星野立子
「コスモスの花あそびをる虚空かな」高濱虚子
「コスモスや花おとろへずみだれそめ」水原秋櫻子

 

今年のコスモス花期は
10月10日~11月10日 
となっています。

 

〇マユミ(檀、真弓)の実:春に咲く花は葉っぱと同じ緑色なので目立ちませんが、秋の実はピンク色の袋状の覆いが四片に割れて中から濃い赤色の実がぶら下がります。
まるで花が咲いているように。
昔は弓の材料に使われたのでこの名前になったとか。

 

 

〔花暦〕
・春:梅(2~3月)、椿・桜・桃(3~4月)、
山吹(4月)、梅花うつぎ(5月)
・夏:初夏のコスモス・紫陽花(5月~6月)
   未草・百日紅・秋海棠(6月~8月) 
・秋:萩・紫苑・彼岸花(9月)
コスモス(10月~11月)
   お茶(10月~12月)
・冬:水仙(12月~2月)

 

〔花期特別拝観料のご案内〕
昨年と同じく、アジサイとコスモスの花期には特別拝観料を申し受けます。
◆「花期特別拝観料」
・期間;
(1) コスモス花期:9月下旬~11月上旬(9/21-11/10)を
10月上旬~11月中旬(10/10~11/10)に訂正します
(2) アジサイ花期:5月下旬~6月下旬(5/25-6/30)

 

・拝観料:(団体料金はありません。)
〇 大人    700円
〇 中・高生 300円
〇 小学生    200円
〈各種優遇割引〉
〇 奈良交通「ワンデイチケット」等割引券提示  650円
〇 身障者手帳・奈良市「ナナマルカード」提示  400円
◆「平常期拝観料」は現行通りです(大人500円)。

 

 

〔駐車場ご利用について〕
《駐車料金》:乗用車・大型バイク
*当寺の参拝専用駐車場は「般若寺護持会」によって運営されています。護持会の取り決めにより、
◎ 1時間500円
を申し受けます。
(バスは1時間2000円)
*般若寺駐車場は一般駐車場ではございません。
あくまで般若寺参拝のために設けられた駐車場なので、
本駐車場に駐車して刑務所、牧場、奈良公園等、外へ出かけることは固くお断りいたします。
(この駐車場用地は明治維新で国に没収された旧境内地3万6千坪の一部737坪を、ほかの全てを犠牲にして、2度にわたり2億円を投じて失地回復したものです)

 

〔文殊四郎包永(もんじゅしろうかねなが)と般若寺〕
鎌倉時代、鍛治屋町であった手貝町あたりに住んでいた包永が般若寺の文殊菩薩に良い刀が作れるようにと祈願したところ、一人の童子が現れ刀を鍛えるのを手伝ってくれたそうです。
その刀は大変よくできていて後世、「名刀包永」と称えられました。そして般若寺から「文殊四郎」の名を賜ったそうです。
寺には文殊家の家系図が残され、住んでいた町は今も包永町(かねながちょう)と呼ばれています。

 

 

〔お茶と奈良晒の名産地であった般若寺〕
・茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)の一つに数えられていました。当時、病者救済の活動をされた高僧、良観上人忍性菩薩が薬種用に植えられたのが始まりと伝わります。
・また般若寺は中世から近世にかけて奈良晒(ならざらし・麻織物)の産地としても有名でした。『大和名所図会』によると、佐保川の河原で大釜でゆでて柔らかくした麻布を川の水で曝し、さらに般若寺の山に干して製品化していたようです。江戸期の『般若寺寺領絵地図』には「曝干場」の記載があり、門前には晒屋が軒を連ね、高品質と日本一の生産量を誇ったと伝えます。

 

 

 

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2024年11月 6日 (水)

コスモス寺花だより

11・6

「コスモスの花ゆれて来て唇に」星野立子
「コスモスの花あそびをる虚空かな」高濱虚子
「コスモスや花おとろへずみだれそめ」水原秋櫻子

 

今年のコスモス花期は
10月10日~11月10日 
となっています。

 

〇マユミ(檀)の実:春に咲く花は葉っぱと同じ緑色なので目立ちませんが、秋の実はピンク色の袋状の覆いが四片に割れて中から濃い赤色の実がぶら下がります。
まるで花が咲いているように。
昔は弓の材料に使われたのでこの名前になったとか。

 

 

〔花暦〕
・春:梅(2~3月)、椿・桜・桃(3~4月)、
山吹(4月)、梅花うつぎ(5月)
・夏:初夏のコスモス・紫陽花(5月~6月)
   未草・百日紅・秋海棠(6月~8月) 
・秋:萩・紫苑・彼岸花(9月)
コスモス(10月~11月)
   お茶(10月~12月)
・冬:水仙(12月~2月)

 

〔花期特別拝観料のご案内〕
昨年と同じく、アジサイとコスモスの花期には特別拝観料を申し受けます。
◆「花期特別拝観料」
・期間;
(1) コスモス花期:9月下旬~11月上旬(9/21-11/10)を
10月上旬~11月中旬(10/10~11/10)に訂正します
(2) アジサイ花期:5月下旬~6月下旬(5/25-6/30)

 

・拝観料:(団体料金はありません。)
〇 大人    700円
〇 中・高生 300円
〇 小学生    200円
〈各種優遇割引〉
〇 奈良交通「ワンデイチケット」等割引券提示  650円
〇 身障者手帳・奈良市「ナナマルカード」提示  400円
◆「平常期拝観料」は現行通りです(大人500円)。

 

 

〔駐車場ご利用について〕
《駐車料金》:乗用車・大型バイク
*当寺の参拝専用駐車場は「般若寺護持会」によって運営されています。護持会の取り決めにより、
◎ 1時間500円
を申し受けます。
(バスは1時間2000円)
*般若寺駐車場は一般駐車場ではございません。
あくまで般若寺参拝のために設けられた駐車場なので、
本駐車場に駐車して刑務所、牧場、奈良公園等、外へ出かけることは固くお断りいたします。
(この駐車場用地は明治維新で国に没収された旧境内地3万6千坪の一部737坪を、ほかの全てを犠牲にして、2度にわたり2億円を投じて失地回復したものです)

 

〔文殊四郎包永(もんじゅしろうかねなが)と般若寺〕
鎌倉時代、鍛治屋町であった手貝町あたりに住んでいた包永が般若寺の文殊菩薩に良い刀が作れるようにと祈願したところ、一人の童子が現れ刀を鍛えるのを手伝ってくれたそうです。
その刀は大変よくできていて後世、「名刀包永」と称えられました。そして般若寺から「文殊四郎」の名を賜ったそうです。
寺には文殊家の家系図が残され、住んでいた町は今も包永町(かねながちょう)と呼ばれています。

 

 

〔お茶と奈良晒の名産地であった般若寺〕
・茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)の一つに数えられていました。当時、病者救済の活動をされた高僧、良観上人忍性菩薩が薬種用に植えられたのが始まりと伝わります。
・また般若寺は中世から近世にかけて奈良晒(ならざらし・麻織物)の産地としても有名でした。『大和名所図会』によると、佐保川の河原で大釜でゆでて柔らかくした麻布を川の水で曝し、さらに般若寺の山に干して製品化していたようです。江戸期の『般若寺寺領絵地図』には「曝干場」の記載があり、門前には晒屋が軒を連ね、高品質と日本一の生産量を誇ったと伝えます。

 

 

 

 

 

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2024年11月 5日 (火)

コスモス寺花だより

11・5

 

「コスモスの花ゆれて来て唇に」星野立子
「コスモスの花あそびをる虚空かな」高濱虚子
「コスモスや花おとろへずみだれそめ」水原秋櫻子

 

今年のコスモス花期は
10月10日~11月10日 
となっています。

 

〇マユミ(檀)の実:春に咲く花は葉っぱと同じ緑色なので目立ちませんが、秋の実はピンク色の袋状の覆いが四片に割れて中から濃い赤色の実がぶら下がります。
まるで花が咲いているように。
昔は弓の材料に使われたのでこの名前になったとか。

 

 

〔花暦〕
・春:梅(2~3月)、椿・桜・桃(3~4月)、
山吹(4月)、梅花うつぎ(5月)
・夏:初夏のコスモス・紫陽花(5月~6月)
   未草・百日紅・秋海棠(6月~8月) 
・秋:萩・紫苑・彼岸花(9月)
コスモス(10月~11月)
   お茶(10月~12月)
・冬:水仙(12月~2月)

 

〔花期特別拝観料のご案内〕
昨年と同じく、アジサイとコスモスの花期には特別拝観料を申し受けます。
◆「花期特別拝観料」
・期間;
(1) コスモス花期:9月下旬~11月上旬(9/21-11/10)を
10月上旬~11月中旬(10/10~11/10)に訂正します
(2) アジサイ花期:5月下旬~6月下旬(5/25-6/30)

 

・拝観料:(団体料金はありません。)
〇 大人    700円
〇 中・高生 300円
〇 小学生    200円
〈各種優遇割引〉
〇 奈良交通「ワンデイチケット」等割引券提示  650円
〇 身障者手帳・奈良市「ナナマルカード」提示  400円
◆「平常期拝観料」は現行通りです(大人500円)。

 

 

〔駐車場ご利用について〕
《駐車料金》:乗用車・大型バイク
*当寺の参拝専用駐車場は「般若寺護持会」によって運営されています。護持会の取り決めにより、
◎ 1時間500円
を申し受けます。
(バスは1時間2000円)
*般若寺駐車場は一般駐車場ではございません。
あくまで般若寺参拝のために設けられた駐車場なので、
本駐車場に駐車して刑務所、牧場、奈良公園等、外へ出かけることは固くお断りいたします。
(この駐車場用地は明治維新で国に没収された旧境内地3万6千坪の一部737坪を、ほかの全てを犠牲にして、2度にわたり2億円を投じて失地回復したものです)

 

〔お茶と奈良晒の名産地であった般若寺〕
・茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)の一つに数えられていました。当時、病者救済の活動をされた高僧、良観上人忍性菩薩が薬種用に植えられたのが始まりと伝わります。
・また般若寺は中世から近世にかけて奈良晒(ならざらし・麻織物)の産地としても有名でした。『大和名所図会』によると、佐保川の河原で大釜でゆでて柔らかくした麻布を川の水で曝し、さらに般若寺の山に干して製品化していたようです。江戸期の『般若寺寺領絵地図』には「曝干場」の記載があり、門前には晒屋が軒を連ね、高品質と日本一の生産量を誇ったと伝えます。

 

〔文殊四郎包永(もんじゅしろうかねなが)と般若寺〕
鎌倉時代、鍛治屋町であった手貝町あたりに住んでいた包永が般若寺の文殊菩薩に良い刀が作れるようにと祈願したところ、一人の童子が現れ刀を鍛えるのを手伝ってくれたそうです。
その刀は大変よくできていて後世、「名刀包永」と称えられました。そして般若寺から「文殊四郎」の名を賜ったそうです。
寺には文殊家の家系図が残され、住んでいた町は今も包永町(かねながちょう)と呼ばれています。

 

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2024年11月 4日 (月)

コスモス寺花だより

11・4

 

雨がよく降ったのでコスモスは満開の状態を過ぎました。

 

「コスモスの花ゆれて来て唇に」星野立子
「コスモスの花あそびをる虚空かな」高濱虚子
「コスモスや花おとろへずみだれそめ」水原秋櫻子

 

うすい黄色のコスモス、「イエローガーデン」が
十三重大石塔(重文・鎌倉時代)の黒っぽい石檀を背景に咲き誇っています。
また、三十三番の観音石像のやさしいお顔を飾って、赤白ピンクの花が咲き、
そして国宝・楼門への小径やお不動様のカンマン石、マカバラ石、重文・笠塔婆、般若寺型石灯籠、平重衡塔、藤原頼長塔などの石造物のまわりでも「秋咲巨大輪」の大きな花が見られます。

 

今年のコスモス花期は
10月10日~11月10日 
となっています。

 

〇マユミ(檀)の実:春に咲く花は葉っぱと同じ緑色なので目立ちませんが、秋の実はピンク色の袋状の覆いが四片に割れて中から濃い赤色の実がぶら下がります。
まるで花が咲いているように。
昔は弓の材料に使われたのでこの名前になったとか。

 

〔美緑(みりょく)の庭ご案内〕

 

この秋、般若寺の境内に小さな庭園が出来上がっています。
奈良在住の庭師、永井隆二さんの作品で、古い石材を再利用し、木立に苔と草花をうまく配置し、とくに珍しいのは版築(はんちく)土塀を復元して庭の景色としているところです。周囲の森の緑や鐘楼の丹塗りの柱を後景にして、清寂な境内空間にしっとりとよくなじんでいます。
そして観る人の心に潤いを与えてくれます。
どうぞ現代の庭芸術をお楽しみくださいませ。

 

〔花暦〕
・春:梅(2~3月)、椿・桜・桃(3~4月)、
山吹(4月)、梅花うつぎ(5月)
・夏:初夏のコスモス・紫陽花(5月~6月)
   未草・百日紅・秋海棠(6月~8月) 
・秋:萩・紫苑・彼岸花(9月)
コスモス(10月~11月)
   お茶(10月~12月)
・冬:水仙(12月~2月)

 

〔花期特別拝観料のご案内〕
昨年と同じく、アジサイとコスモスの花期には特別拝観料を申し受けます。
◆「花期特別拝観料」
・期間;
(1) コスモス花期:9月下旬~11月上旬(9/21-11/10)を
10月上旬~11月中旬(10/10~11/17)に訂正します
(2) アジサイ花期:5月下旬~6月下旬(5/25-6/30)

 

・拝観料:(団体料金はありません。)
〇 大人    700円
〇 中・高生 300円
〇 小学生    200円
〈各種優遇割引〉
〇 奈良交通「ワンデイチケット」等割引券提示  650円
〇 身障者手帳・奈良市「ナナマルカード」提示  400円
◆「平常期拝観料」は現行通りです(大人500円)。

 

〔秘仏公開のご案内〕

 

白鳳阿弥陀如来と体内仏三尊、そのほかの宝物を特別公開いたします。以前は春秋二回でしたが、現在は秋のみとなっています。
日程:10月5日~11月4日
時間帯;午前10時~午後4時
特別拝観料:お一人様300円(入山拝観料とは別途に頂戴いたします)
会場:当寺宝蔵堂

 

〔駐車場ご利用について〕
《駐車料金》:乗用車・大型バイク
*当寺の参拝専用駐車場は「般若寺護持会」によって運営されています。護持会の取り決めにより、
◎ 1時間500円
を申し受けます。
(バスは1時間2000円)
*般若寺駐車場は一般駐車場ではございません。
あくまで般若寺参拝のために設けられた駐車場なので、
本駐車場に駐車して刑務所、牧場、奈良公園等、外へ出かけることは固くお断りいたします。
(この駐車場用地は明治維新で国に没収された旧境内地3万6千坪の一部737坪を、ほかの全てを犠牲にして、2度にわたり2億円を投じて失地回復したものです)

 

〔お茶と奈良晒の名産地であった般若寺〕
・茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)の一つに数えられていました。当時、病者救済の活動をされた高僧、良観上人忍性菩薩が薬種用に植えられたのが始まりと伝わります。
・また般若寺は中世から近世にかけて奈良晒(ならざらし・麻織物)の産地としても有名でした。『大和名所図会』によると、佐保川の河原で大釜でゆでて柔らかくした麻布を川の水で曝し、さらに般若寺の山に干して製品化していたようです。江戸期の『般若寺寺領絵地図』には「曝干場」の記載があり、門前には晒屋が軒を連ね、高品質と日本一の生産量を誇ったと伝えます。

 

 

 

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2024年11月 3日 (日)

コスモス寺花だより

11・3

 

文化の日です。
昨日はこの時期としては珍しい土砂降りの雨が降りました。
今日からは秋らしい晴天が続きます。
最近、参詣者からよく「普通のコスモスはもう終わっているのに、般若寺の花はまだまだきれいですね。」とのお褒めの言葉があります。
それはきっと種類が違うからでしょう。当寺で今咲いているのは、「秋咲き巨大輪」という京都のタキイが開発した種類で花が大きく長持ちするのです。

 

コスモスは満開になっています。
おそく咲いたので今月中ごろまで咲き続けます。
背が高いのは人の背丈をこえていますが、低いのは1メートル足らずで大きな花を咲かせています。

 

「コスモスの花ゆれて来て唇に」星野立子
「コスモスの花あそびをる虚空かな」高濱虚子
「コスモスや花おとろへずみだれそめ」水原秋櫻子

 

うすい黄色のコスモス、「イエローガーデン」が
十三重大石塔(重文・鎌倉時代)の黒っぽい石檀を背景に咲き誇っています。
また、三十三番の観音石像のやさしいお顔を飾って、赤白ピンクの花が咲き、
そして国宝・楼門への小径やお不動様のカンマン石、マカバラ石、重文・笠塔婆、般若寺型石灯籠、平重衡塔、藤原頼長塔などの石造物のまわりでも「秋咲巨大輪」の大きな花が見られます。

 

今年のコスモス花期は
10月10日~11月17日 
となっています。

 

〇マユミ(檀)の実:春に咲く花は葉っぱと同じ緑色なので目立ちませんが、秋の実はピンク色の袋状の覆いが四片に割れて中から濃い赤色の実がぶら下がります。
まるで花が咲いているように。
昔は弓の材料に使われたのでこの名前になったとか。

 

〔美緑(みりょく)の庭ご案内〕

 

この秋、般若寺の境内に小さな庭園が出来上がっています。
奈良在住の庭師、永井隆二さんの作品で、古い石材を再利用し、木立に苔と草花をうまく配置し、とくに珍しいのは版築(はんちく)土塀を復元して庭の景色としているところです。周囲の森の緑や鐘楼の丹塗りの柱を後景にして、清寂な境内空間にしっとりとよくなじんでいます。
そして観る人の心に潤いを与えてくれます。
どうぞ現代の庭芸術をお楽しみくださいませ。

 

〔花暦〕
・春:梅(2~3月)、椿・桜・桃(3~4月)、
山吹(4月)、梅花うつぎ(5月)
・夏:初夏のコスモス・紫陽花(5月~6月)
   未草・百日紅・秋海棠(6月~8月) 
・秋:萩・紫苑・彼岸花(9月)
コスモス(10月~11月)
   お茶(10月~12月)
・冬:水仙(12月~2月)

 

〔花期特別拝観料のご案内〕
昨年と同じく、アジサイとコスモスの花期には特別拝観料を申し受けます。
◆「花期特別拝観料」
・期間;
(1) コスモス花期:9月下旬~11月上旬(9/21-11/10)を
10月上旬~11月中旬(10/10~11/17)に訂正します
(2) アジサイ花期:5月下旬~6月下旬(5/25-6/30)

 

・拝観料:(団体料金はありません。)
〇 大人    700円
〇 中・高生 300円
〇 小学生    200円
〈各種優遇割引〉
〇 奈良交通「ワンデイチケット」等割引券提示  650円
〇 身障者手帳・奈良市「ナナマルカード」提示  400円
◆「平常期拝観料」は現行通りです(大人500円)。

 

〔秘仏公開のご案内〕

 

白鳳阿弥陀如来と体内仏三尊、そのほかの宝物を特別公開いたします。以前は春秋二回でしたが、現在は秋のみとなっています。
日程:10月5日~11月4日
時間帯;午前10時~午後4時
特別拝観料:お一人様300円(入山拝観料とは別途に頂戴いたします)
会場:当寺宝蔵堂

 

〔駐車場ご利用について〕
《駐車料金》:乗用車・大型バイク
*当寺の参拝専用駐車場は「般若寺護持会」によって運営されています。護持会の取り決めにより、
◎ 1時間500円
を申し受けます。
(バスは1時間2000円)
*般若寺駐車場は一般駐車場ではございません。
あくまで般若寺参拝のために設けられた駐車場なので、
本駐車場に駐車して刑務所、牧場、奈良公園等、外へ出かけることは固くお断りいたします。
(この駐車場用地は明治維新で国に没収された旧境内地3万6千坪の一部737坪を、ほかの全てを犠牲にして、2度にわたり2億円を投じて失地回復したものです)

 

〔お茶と奈良晒の名産地であった般若寺〕
・茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)の一つに数えられていました。当時、病者救済の活動をされた高僧、良観上人忍性菩薩が薬種用に植えられたのが始まりと伝わります。
・また般若寺は中世から近世にかけて奈良晒(ならざらし・麻織物)の産地としても有名でした。『大和名所図会』によると、佐保川の河原で大釜でゆでて柔らかくした麻布を川の水で曝し、さらに般若寺の山に干して製品化していたようです。江戸期の『般若寺寺領絵地図』には「曝干場」の記載があり、門前には晒屋が軒を連ね、高品質と日本一の生産量を誇ったと伝えます。

 

 

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2024年11月 2日 (土)

コスモス寺花だより

11・2

「今日よりは十一月の旅日記」星野立子

今日はお昼ごろに強い雨が降るようです。
せっかくの連休初日なのに残念ですね。
でも明日、明後日は晴れ予報ですからお出かけ日和です。

〇コスモスの開花状況:≪満開≫

コスモスは満開になっています。
おそく咲いたので今月中ごろまで咲き続けます。
背が高いのは人の背丈をこえていますが、低いのは1メートル足らずで大きな花を咲かせています。

「コスモスの花ゆれて来て唇に」星野立子
「コスモスの花あそびをる虚空かな」高濱虚子
「コスモスや花おとろへずみだれそめ」水原秋櫻子

うすい黄色のコスモス、「イエローガーデン」が
十三重大石塔(重文・鎌倉時代)の黒っぽい石檀を背景に咲き誇っています。
また、三十三番の観音石像のやさしいお顔を飾って、赤白ピンクの花が咲き、
そして国宝・楼門への小径やお不動様のカンマン石、マカバラ石、重文・笠塔婆、般若寺型石灯籠、平重衡塔、藤原頼長塔などの石造物のまわりでも「秋咲巨大輪」の大きな花が見られます。

今年のコスモス花期は
10月10日~11月17日 
となっています。

〇マユミ(檀)の実:春に咲く花は葉っぱと同じ緑色なので目立ちませんが、秋の実はピンク色の袋状の覆いが四片に割れて中から濃い赤色の実がぶら下がります。
まるで花が咲いているように。
昔は弓の材料に使われたのでこの名前になったとか。

〔美緑(みりょく)の庭ご案内〕

この秋、般若寺の境内に小さな庭園が出来上がっています。
奈良在住の庭師、永井隆二さんの作品で、古い石材を再利用し、木立に苔と草花をうまく配置し、とくに珍しいのは版築(はんちく)土塀を復元して庭の景色としているところです。周囲の森の緑や鐘楼の丹塗りの柱を後景にして、清寂な境内空間にしっとりとよくなじんでいます。
そして観る人の心に潤いを与えてくれます。
どうぞ現代の庭芸術をお楽しみくださいませ。

〔花暦〕
・春:梅(2~3月)、椿・桜・桃(3~4月)、
山吹(4月)、梅花うつぎ(5月)
・夏:初夏のコスモス・紫陽花(5月~6月)
   未草・百日紅・秋海棠(6月~8月) 
・秋:萩・紫苑・彼岸花(9月)
コスモス(10月~11月)
   お茶(10月~12月)
・冬:水仙(12月~2月)

〔花期特別拝観料のご案内〕
昨年と同じく、アジサイとコスモスの花期には特別拝観料を申し受けます。
◆「花期特別拝観料」
・期間;
(1) コスモス花期:9月下旬~11月上旬(9/21-11/10)を
10月上旬~11月中旬(10/10~11/17)に訂正します
(2) アジサイ花期:5月下旬~6月下旬(5/25-6/30)

・拝観料:(団体料金はありません。)
〇 大人    700円
〇 中・高生 300円
〇 小学生    200円
〈各種優遇割引〉
〇 奈良交通「ワンデイチケット」等割引券提示  650円
〇 身障者手帳・奈良市「ナナマルカード」提示  400円
◆「平常期拝観料」は現行通りです(大人500円)。

〔秘仏公開のご案内〕

白鳳阿弥陀如来と体内仏三尊、そのほかの宝物を特別公開いたします。以前は春秋二回でしたが、現在は秋のみとなっています。
日程:10月5日~11月4日
時間帯;午前10時~午後4時
特別拝観料:お一人様300円(入山拝観料とは別途に頂戴いたします)
会場:当寺宝蔵堂

〔駐車場ご利用について〕
《駐車料金》:乗用車・大型バイク
*当寺の参拝専用駐車場は「般若寺護持会」によって運営されています。護持会の取り決めにより、
◎ 1時間500円
を申し受けます。
(バスは1時間2000円)
*般若寺駐車場は一般駐車場ではございません。
あくまで般若寺参拝のために設けられた駐車場なので、
本駐車場に駐車して刑務所、牧場、奈良公園等、外へ出かけることは固くお断りいたします。
(この駐車場用地は明治維新で国に没収された旧境内地3万6千坪の一部737坪を、ほかの全てを犠牲にして、2度にわたり2億円を投じて失地回復したものです)

〔お茶と奈良晒の名産地であった般若寺〕
・茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)の一つに数えられていました。当時、病者救済の活動をされた高僧、良観上人忍性菩薩が薬種用に植えられたのが始まりと伝わります。
・また般若寺は中世から近世にかけて奈良晒(ならざらし・麻織物)の産地としても有名でした。『大和名所図会』によると、佐保川の河原で大釜でゆでて柔らかくした麻布を川の水で曝し、さらに般若寺の山に干して製品化していたようです。江戸期の『般若寺寺領絵地図』には「曝干場」の記載があり、門前には晒屋が軒を連ね、高品質と日本一の生産量を誇ったと伝えます。

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2024年11月 1日 (金)

コスモス寺花だより

11・1

「今日よりは十一月の旅日記」星野立子

11月、霜月になりました。
暦は冬となっているのに秋雨前線や西から来る台風21号の影響で明日からの連休は雨模様です。
でもまだ温かいおかげで、コスモスはきれいな花を維持しています。

〇コスモスの開花状況:≪満開≫

コスモスは満開になっています。
おそく咲いたので今月中ごろまで咲き続けます。
背が高いのは人の背丈をこえていますが、低いのは1メートル足らずで大きな花を咲かせています。

「コスモスの花ゆれて来て唇に」星野立子
「コスモスの花あそびをる虚空かな」高濱虚子
「コスモスや花おとろへずみだれそめ」水原秋櫻子

うすい黄色のコスモス、「イエローガーデン」が
十三重大石塔(重文・鎌倉時代)の黒っぽい石檀を背景に咲き誇っています。
また、三十三番の観音石像のやさしいお顔を飾って、赤白ピンクの花が咲き、
そして国宝・楼門への小径やお不動様のカンマン石、マカバラ石、重文・笠塔婆、般若寺型石灯籠、平重衡塔、藤原頼長塔などの石造物のまわりでも「秋咲巨大輪」の大きな花が見られます。

今年のコスモス花期は
10月10日~11月17日 
となっています。

〇マユミ(檀)の実:春に咲く花は葉っぱと同じ緑色なので目立ちませんが、秋の実はピンク色の袋状の覆いが四片に割れて中から濃い赤色の実がぶら下がります。
まるで花が咲いているように。
昔は弓の材料に使われたのでこの名前になったとか。

〔美緑(みりょく)の庭ご案内〕

この秋、般若寺の境内に小さな庭園が出来上がっています。
奈良在住の庭師、永井隆二さんの作品で、古い石材を再利用し、木立に苔と草花をうまく配置し、とくに珍しいのは版築(はんちく)土塀を復元して庭の景色としているところです。周囲の森の緑や鐘楼の丹塗りの柱を後景にして、清寂な境内空間にしっとりとよくなじんでいます。
そして観る人の心に潤いを与えてくれます。
どうぞ現代の庭芸術をお楽しみくださいませ。

〔花暦〕
・春:梅(2~3月)、椿・桜・桃(3~4月)、
山吹(4月)、梅花うつぎ(5月)
・夏:初夏のコスモス・紫陽花(5月~6月)
   未草・百日紅・秋海棠(6月~8月) 
・秋:萩・紫苑・彼岸花(9月)
コスモス(10月~11月)
   お茶(10月~12月)
・冬:水仙(12月~2月)

〔花期特別拝観料のご案内〕
昨年と同じく、アジサイとコスモスの花期には特別拝観料を申し受けます。
◆「花期特別拝観料」
・期間;
(1) コスモス花期:9月下旬~11月上旬(9/21-11/10)を
10月上旬~11月中旬(10/10~11/17)に訂正します
(2) アジサイ花期:5月下旬~6月下旬(5/25-6/30)

・拝観料:(団体料金はありません。)
〇 大人    700円
〇 中・高生 300円
〇 小学生    200円
〈各種優遇割引〉
〇 奈良交通「ワンデイチケット」等割引券提示  650円
〇 身障者手帳・奈良市「ナナマルカード」提示  400円
◆「平常期拝観料」は現行通りです(大人500円)。

〔秘仏公開のご案内〕

白鳳阿弥陀如来と体内仏三尊、そのほかの宝物を特別公開いたします。以前は春秋二回でしたが、現在は秋のみとなっています。
日程:10月5日~11月4日
時間帯;午前10時~午後4時
特別拝観料:お一人様300円(入山拝観料とは別途に頂戴いたします)
会場:当寺宝蔵堂

〔駐車場ご利用について〕
《駐車料金》:乗用車・大型バイク
*当寺の参拝専用駐車場は「般若寺護持会」によって運営されています。護持会の取り決めにより、
◎ 1時間500円
を申し受けます。
(バスは1時間2000円)
*般若寺駐車場は一般駐車場ではございません。
あくまで般若寺参拝のために設けられた駐車場なので、
本駐車場に駐車して刑務所、牧場、奈良公園等、外へ出かけることは固くお断りいたします。
(この駐車場用地は明治維新で国に没収された旧境内地3万6千坪の一部737坪を、ほかの全てを犠牲にして、2度にわたり2億円を投じて失地回復したものです)

〔お茶と奈良晒の名産地であった般若寺〕
・茶の産地を記した日本最古の文献『異制庭訓往来』(いせいていきんおうらい)によると、般若寺は鎌倉時代、お茶栽培の七名山(栂尾、仁和寺、醍醐、宇治、葉室、般若寺、神尾寺)の一つに数えられていました。当時、病者救済の活動をされた高僧、良観上人忍性菩薩が薬種用に植えられたのが始まりと伝わります。
・また般若寺は中世から近世にかけて奈良晒(ならざらし・麻織物)の産地としても有名でした。『大和名所図会』によると、佐保川の河原で大釜でゆでて柔らかくした麻布を川の水で曝し、さらに般若寺の山に干して製品化していたようです。江戸期の『般若寺寺領絵地図』には「曝干場」の記載があり、門前には晒屋が軒を連ね、高品質と日本一の生産量を誇ったと伝えます。

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