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2025年9月 6日 (土)

コスモス寺花だより

9・6

今朝は23度、少しひんやりしています。
小さな台風15号は、奈良では久々のまとまった雨を恵んでくれました。草木の葉っぱが生き返ったようで、緑が濃くなっています。コスモスは背丈が伸びて150㎝になったものもあり、まさしく「ジャングル」のようです。

〔コスモス花情報〕
《咲きはじめ》 

・花期:9月中旬~11月上旬
(花の見ごろは、日数計算では今月20日ごろからと予測していますが、猛暑日が続くと遅れるかもしれません。
植物は35度を超えると光合成が止まるそうです。)
・種類と本数:15種類15万本

〇キバナコスモス(黄花コスモス)、品種名サルフレアスが見ごろを迎えています。このコスモスは暑さに強く、夏中咲き続け種がこぼれて二度三度と新しい苗が育ちます。
その他、花びらが筒状になるシーシェル、ピコティも咲き出しています。シーシェルは花びらが巻貝の貝殻に似ているのでこの名がついたようです。ピコティはピンク色の花びらに白や赤の斑が入り変化にとんだ花です。

「コスモスの花が頭の中いっぱい」右城暮石

〇アレックス・カーさんの『美しき日本の残像』(新潮社、1993刊)より

「奈良公園の中で唯一の完璧な傑作は南大門です。南大門は奈良時代のものではありません。何回か焼けましたが、鎌倉時代に重源上人が東大寺復興した際に中国の宋時代の建築様式を使って、現存の南大門を建てました。宋の建築は現在中国にもあまり残っていないものですが、強さと優雅さを見事に調和したものでした。東大寺の本殿と対照的に、南大門が作られた時代は材木があったので、大円柱は二十一メートルに及ぶ巨大なものです。その頑丈な柱に支えられている重々しい屋根は不思議なくらい軽く感じられて、すっと天空に反り上がっています。
 屋根の反りの話ですが、般若寺の楼門も同じ宋時代の様式をとりいれているために、般若寺の楼門は日本のもっとも美しい門の一つになっているのです。平等院の景色を振り返ってみると、宋の影響が屋根の反りに感じられます。さきほど書いたように、鳳凰が空へ飛びたって行くような解放感もこうした屋根の反りから来ているかも知れません。
南大門、般若寺、平等院もみな宋の影響を受けたことからわかるように、屋根の反りは元来日本のものではありません。もともとは東南アジアのものでした。今でも見られるように、タイやミャンマーの建物の軒先は下に下がったところで炎の形に変わって、また天へ反り上がって行きます。古来中国の屋根は反っていませんでしたが、こうした南部の様式が中国へ伝えられ、それから日本にも渡って来ました。
(第10章 続「五番巡り」 p184,185)


「大塔宮在(いま)せし寺や百日紅」小牛

大塔宮護良親王(だいとうのみやもりながしんのう)の御霊をお祀りする供養塔のすぐ横でサルスベリの古木が満開になっています。

〔花暦〕
・春:梅(2~3月)、椿・桜(3~4月)、
山吹(4月)、梅花うつぎ(5月)
・夏:紫陽花(5月~6月)
   未草・百日紅・秋海棠(6月~8月) 
・秋:萩・紫苑・彼岸花(9月)
   コスモス(9月~11月)
   お茶(10月~12月)
・冬:水仙(1月~2月)

〔拝観料〕
◆花期特別拝観料;大人700円
・コスモス花期=9月中旬~11月上旬

・アジサイ花期=6月
◆平常期拝観料:大人500円
(花期以外の期間です)


〔駐車場ご利用について〕
《駐車料金》:乗用車・大型バイク
*当寺の参拝専用駐車場は「般若寺護持会」によって運営されています。護持会の取り決めにより、
◎ 1時間500円
を申し受けます。
(バスは1時間2000円)
*般若寺駐車場は一般駐車場ではございません。
あくまで般若寺参拝のために設けられた駐車場なので、
本駐車場に駐車して刑務所、牧場、奈良公園等、外へ出かけることは固くお断りいたします。
(この駐車場用地は明治維新で国に没収された旧境内地3万6千坪の一部737坪を、ほかの全てを犠牲にして、2度にわたり2億円を投じて失地回復したものです)


〔白鳳秘仏の特別公開について〕
今年は人手不足等、諸般の事情により、期間を決めての毎日の公開は不可能となりました。
ただし、10月の土・日・祝日にはできるだけご開扉実現の努力をいたします。
(午前10時~午後3時、特別拝観志納金はお一人様300円を頂戴いたします。)

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